エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ミクスペリア購入(その28)~心肺停止と蘇生術

2021-11-23 | ボカロ物
誰にも平等に訪れる瞬間。



ある時、ちょっと重たくなったかなって
何気なく再起動をかけたんですよ。

それから二度と、目覚めることはありませんでした…
仕事でマジにDroidCam活用してるのでちょっと焦る。


電源ONで、画面のバックランプが点灯。
そしてTWRP導入済を示すわずかに紫?っぽい白色LEDが灯る。

SONY XPERIAロゴは出てこない。
LEDはやがて緑に変わるも、何も映ることなくやがて電源が切れる。

じゃTWRPに入れるか?と白色LEDの時に音量下ボタンを押すと、ブルッと振動して緑色にはなるがやはり何も映らない。
画面にタッチするとブルブルッと反応するから一応何かが動いているようではあるのですが…

何せ目前にzoom会議が迫っていたので、取り急ぎ手持ちのSOL21(以前、UQモバイルで低速無制限プランを使うために中古購入。その後解約とともにCyanogenModのAndroid 5.1に書き換えて遊ぶ。←これ過去に記事にしたつもりでいましたが上げてなかった)を引っ張り出して。

画質は悪くはないもののオートフォーカスがやや過敏で、何でもない時にガチョ~ン(谷啓)みたく顔が揺らぐのがやや難点。


一応無難に乗り切れましたが…困ったな。
このタイミングで過去をすべて断ち切り、簡単便利なwebカメラを買ってしまおうか?

…でもミクスペリアなりに頑張ってたし!
並のwebcamよりいい色出してたし!
ほどよい加減の広角っぷりだったし!

…と謎な口調で考え直し、未練たらたらの再セットアップにトライしてみることにしました。


悲しいことに寄る年波で、以前の手順をすっかり忘れてしまってまして。

自分のブログをあてにしようにも、今読み返すと他所様のリンク貼ってばかりでまともに手順を示してないし。
その肝心のリンクもすでに消えてしまってたりして、やっぱり手抜きはいかんなと反省するも後の祭り。

(しかし皆さんブログとか案外さっさと見切るんだな…自分みたいにダラダラ恥をさらし続けてるのは少数派か?)

仕方ないのでいくつか残っているリンク先等を頼りに作業手順を整理。
5.1.1化でわずか3年程度で死んでしまうようでは、これからまだあと1~2回はこの作業をやらなきゃいけなさそうだし。
幸い、当時揃えたファイル群は全部PCに格納してありました。
とはいえ雑に突っ込んであっただけで、今回の復旧に必要なファイルを特定するのに苦労しましたが…


以下備忘録。

1) ADB環境の構築
ミクスペリアとPCの接続にあたり、まずADBの準備が必要になります。
これは以前の環境が残っていたので割愛(←これがダメだっての)

実はこの環境構築が当時も時期によって結構やり方が変わったもので、現時点ではAndroid SDKのplatform-toolsを導入するのが標準的なやり方だと思いますが、結局は必要な都度調べるのが良いのかなと。
「簡単にできる」系の設定方法もあるんですが、イチからいじっていく時は結局標準環境の方が安定していたような。
今回のようにバックアップftfとかを最短で焼くだけなら簡単版でも大丈夫かも知れません。


2) Flashtoolでftfを焼く
最初にSO-04E用の純正バージョン(SO-04EM_10.3.1.B.0.256_HATSUNE_MIKU.ftf)を焼きます。
あえて最終版でないのは内部をいじるのにセキュリティホールを利用するためだったかと。
今回みたいに全部上書きするだけなら最終バージョン、なんならいきなりC5503を焼いても良かったかも。
このへん元々詳しくない上に当時調べたことを大半忘れているのでご容赦を。
ただ今回は内部データが壊れていたので、純正状態から始めるのがやはり無難でしょうか。

Flashtoolは以前入れてあった0.9.34.0をそのまま使いました。
上記ftfを選択し、右側のリストで

Wipe>
☑ CACHE
☑ DATA

Exclude>
☑ BOOTBUNDLE
☑ PARTITION
☑ BASEBAND

としました。
(これ間違ってるかも知れませんな…純正を焼くんだからExcludeする必要はないのかも)

左上の稲妻アイコンを叩いて「Flashmode」のままOkをクリック。
スマホ接続を促す画面が出てきたら、電源OFFのままで音量下ボタンを押しながらUSBケーブルを挿すとセットアップが始まります。

無事に焼けて、無事に起動。



デフォルト画面をすっかり忘れてました。懐かし過ぎる…
画面タップすると出る「キン」「キン」て音も懐かしい。
てかミクスペリアというよりXperiaの音ですが。
たまにはこの画面を拝むのも悪くないなと。


3)C5503のftfを焼く
これは2)と同じ手順でOK。

4)SO-04E_TWRP.7zを使ってroot化+TWRPインストール
作者の庵怒露尉怒様のサイトが閉鎖されていますが、ファイルは検索するとまだ出てきますね。

ADBのパスを通したフォルダに解凍したファイル一式を置いて、install.batを走らせればOK。
途中で意外とエラーが出るようで、正常終了まで無事に走らせるには何度か実行してみる必要がありました。
再起動のタイミングがポイント?


5)ミクスペリア専用ファイルの設定
今回は以前取ったTWRPのバックアップから戻しちゃいましたので、割愛。
当然ながら、後から入れたアプリも環境設定も何もかもがそのまま戻ってきました。
ただmaebari様のマチキャラデータが消えてしまった(バックアップ取得時にDLしてなかったのかも)のが残念です…


といった感じで何事もなく動くようになりました。

それにしてもそんなに簡単に壊れるものなのか?
使わない時にずっと充電ホルダに乗せていたら最近やたら画面が点いたり消えたりしてたんですが、ひょっとしてそれは充電器の不調で、それが故障を招いたのか?


疑問は残りますが、検証の余裕もなく流れのままに人生を急ぐ今日この頃です。



ところで、今気づいたこと。
ミクスペリアが死んだ時に何故Rakuten Miniを使わなかったのか?
少なくとも日常使いのスマホとpc用カメラを分けたい意識が働いたのは間違いないんですが。
非常時だからこそ気が回らなかったのか。



コメント
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