エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

ニセA-bikeで大森を行く(その1)

2010-02-28 | 大田区
そんなわけで、ちょうど春の陽気となった2月23日(火)、スケジュールもうまく合ったので急遽大田区へ。


せっかく自転車を持っていくなら、いろいろ気分も変えてみようかということで降り立ったのは池上駅。
ここから寄り道を重ねつつ大森に向かおうかと。
時刻は午前11時40分頃、そこそこ暖かい良い天気。


池上については、自分が生まれたのがかつての島田病院(合ってるかな?)だったということもあり、心情的に捨て置きがたい街であります。
ちなみに本門寺も池上ですが、自分の中では「中央5丁目の先」という認識になってしまっています。

しかし物心ついて以来、池上線に乗ったのは初めて。
降りるまでは何でもなかったのに、駅を出た途端に何故か緊張してしまい(そこからの景色が見慣れないせいもあったか)、出てすぐ写真の一枚でも撮ってみるつもりが、ようやく撮れたのがここまで来てからになってしまいました。



写真右側の建物の向こう側あたりが池上駅ですね。

それからニセA-bikeも、予定では駅前で組み立ててすぐに乗り出すつもりでしたが何だか急に気恥ずかしくなって、結局ここまで歩いてしまいました。



堤方橋。池上通りと呑川が交差したところ。
ここまで来るとそこそこ人通りも少なくなっていたので、物陰でようやく自転車組立作業を開始。

自宅で練習していたかいあって特に戸惑いもなくスムーズに組立完了です。


さて、またがってどちらへ向かうか。

今回はせっかく自転車という交通機関を得たので、徒歩ではあまり行くまいと思われた久が原まで足を延ばしてみることに。
(実は池上からだとすごい近所だったんですが…)

久が原といえば知られているのは当然、ダイシン久が原店、ということになるのでしょうが、不覚なことに閉店まで一度も実物を見たことがありません。
それよりは昔ファミリアの購入でお世話になった関東マツダさんの印象。というかそれしかないのですが。



ここですね。

ついでに元ダイシン久が原店、現東急ストア(で、いいんですよね?)も確認。



ちょっと興味はあったものの自転車を畳むのが面倒で、結局中には入りませんでした。



さて肝心のニセA-bike評ですが、意外なほど違和感がありません。
乗り味も周囲の視線も(そんなに意識する必要もなかったという意味で)。

タイヤが独自に改善?された、台車のような丸ごとゴムのノーパンクタイヤでさぞかし振動がひどかろうと思っていたのに、舗装状態がそこそこ良ければさほどでもありません。
ノーパンクタイヤでもこの程度に乗り心地を確保できるのなら、空気入りタイヤの管理に煩わされずに済むだけでもよほど有難いではないかと。

舗装と言えば、後で環七沿いを通った時にそちらは結構荒れていて、身体への苦痛というよりも車体への悪影響が懸念されたほどでしたが。



それと、こういうレンガ敷き詰めの道やちょっとした上り坂は不安定なので降りて歩きますが、自転車自体が非常に軽いので押すことが全く苦になりません。
自転車に乗ることと歩くことがシームレスに切換えられる感じ。

また、クチコミでよく目にした乗りにくさは、確かに普通の自転車に比べると挙動が少々急なので最初のうちはよくふらつきました。
しかし2時間も乗っているとコツが分かってきて、車体のふらつきに応じて腰を自由に左右に振らせるようにするとかなり安定していられるようになりました。
スキーの時に膝から上でバランスを取るように、腰から上でバランスを取るといいますか。
まあ普通の自転車がそれ自体で安定性を持っているのに比べると、こちらはその面で劣っているのでその分人間がカバーしなけりゃならんということではあります。



東急ストアで折り返して池上通りまで戻り、また思い付きでかつて通った池上自動車教習所を探していたら、いつの間にか蒲田駅に来てしまいました。
迷子になりかけるほどに距離を走れるのも自転車ならではか。

ちなみに調べてみたら、教習所は大森南に移ってたんですね。平成9年6月。もう13年近くも昔の話か。



久しぶりの蒲田は、やはりすっかり眺めが変わっていたものの、商店街のアーケード内をひとめぐりするうちに、本質的な変化はそれほどでもなかったかも?とゆるゆる気持ちがなごんできたり。
どうせならこのあたりで昼飯にするかと思いかけ、やっぱり自転車の始末が気になってまだ走り続けることに。



……どうも駄文長文になっていかん。

書き始めた時点では「前編」「後編」くらいで収まるかと見込んでおりましたが、まだだらだら続いてしまいそうなので「その1」としておきます。
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ニセA-bikeで大森を行く(準備編)

2010-02-27 | 大田区


いきなりネタバレなタイトルと写真ですが、展開の都合上長い無駄話をお許しください。




生活が忙しいこともあり、ここしばらく大森への望郷の念といったものは、すっかり鳴りを潜めていたのです。

まして内外無線の跡地がマンションになったと聞き、ダイシン百貨店の新築工事が始まるに至っては。
遊びに出向いたとて、かつての面影も薄い街並みで思い出に浸ったりすることはもはや相当に困難なことなのではないか?とも。


そんな折、どうにもストレスが溜まり何かと行き詰まり感を覚えるに至り、ふと
「大森に行けば気分が変わるかな」
などと思い付きまして。


気分転換の手法として、まるっきり知らない街を歩くことも考えられますが、実際のところかなり方向感覚の怪しい身としてはいきなり前後左右も知れない場所を歩くのは非常に心許ない。
といって地図で下調べなどしてから来たら身も蓋もない。

…要するに遊び慣れてないだけなんですが。


地元を歩いても気分が転換されるはずはなく、知らない土地も歩けないとなれば、行き着く場所は大森しかない。(?)
(自分が認知症になったら間違いなく大森を目指すんでしょうね。その時たどり着けるかはともかく…でも記憶の中にしかない安住の地を求めて徘徊する人々と、心情的にはすでにシンクロしていたのかも)



…と、ぐちゃぐちゃ考え出したのが年の初め。
少し寒さが和らいだら出掛けてみるか、と考えるも、せっかく久しぶりに行くのなら一工夫してみたい。
まず車で行くのはNG。交通規制やら駐車場やら、それだけで余計な神経を使う。
行くなら電車の一択ですが、駅で降りてから徒歩オンリーというのは結構大変。
本当にテーマを絞れば別ですが、自分の場合は必ず欲張って体力の限界までほうぼう見て回らなければ気が済まないので…

そうなると、住んでいた頃に足として必須だった自転車は是非とも欲しいところ。
何しろ自分の大森時代イコール自転車徘徊といっても過言ではなかったので。


どこかに貸し自転車屋とかないかなぁ…と考えたのは自然の成り行き。
早速ネット検索機能を駆使するも、当然なのか埋もれているだけなのか、大森周辺でそのような商売を探し当てることはかなわず。


ならば折りたたみ自転車はどうか?
電車内でもなるべく邪魔にならない大きさなら。
もちろんその方面はど素人で、自転車を公共交通機関で運ぶ「輪行」なんて言葉があるのを今回初めて知ったという程度の奴の発想です。

普通にイメージしたのは16インチとか20インチとかのごく一般的なシロモノでしたが、検討するまでもなくそうした物を携えて電車となると、想像するだに苦行そのもの。
まあ「検討するまでもなく」とか言いながらあれこれ探してはみたわけですが。

えんえんネットを漁っていると、A-bikeなる超コンパクトな自転車が存在することが分かりました。そしてそのニセモノも。

考案者への敬意、モノに対する愛着心、そして対象との関係の永続を願うならば疑いなくホンモノを手にすべきです。

が、認知症的思考回路による購買欲であってもそうなのか。
今後何回大森を走りたくなるのか、1回限りで気が済んでしまうことも十分予想できるのに?


…てことで、それでも随分逡巡しながらニセモノ「A-RideX」を発注。
本物も品切れのようだし…

お値段は送料込で8,000円弱。
これなら、仮に1回行ってきて飽きても、もしくは壊れてもそう後悔はしないでしょう。



現物が到着し、思っていたほど粗悪品でもないことを確認。
というかむしろ褒めても良いくらい。
ハンドルが微妙に曲がって溶接されちゃってるのがアレと言えばアレですが、強度的には全く問題なさそう。

これで儲けが出てるとしたらとてつもない事態なのではあるまいか。
だって「8千円やるからこんな自転車作って」とか頼まれたとして、材料費だけで足が出ちゃうんじゃないかと。
仮にホンモノの金型を使って横流し的に製造されたのだとしても(恐るべし中国?)。




前口上がやたら長くなってしまったので本編は次回に。



(2010-11-13追記)
ニセA-bike(A-RideX)の事故事例がありました。
小径タイヤの折りたたみ自転車(A-RideX)の強度不足に注意!(発表情報)_国民生活センター
事故内容をみると「歩道と車道の 4 センチほどの段差を越えたところで転倒」とあり、前のフレームが折れてしまっています。
明らかな強度不足による折損事例か、と思われたのですが、同ページの実験動画を見ると段差にまともにぶつけています。
4cmもの段差というと、ふつうはひょいと前輪を持ち上げて乗り越えると思うのですが、この小径タイヤでそれをしないのは正面衝突と同じで破壊は免れないのではないかと。

それはともかく、フレームの形状からして上方からの応力のみに備えている感じなので、正面から力が加わるような状況は努めて避ける必要がありそうです。

もとより粗悪品が疑われるほどの安値品でもあり、一般的な自転車とは異なる「おもちゃ」のつもりで(昔のローラースルーゴーゴーみたいな)扱うべきなんでしょうね。

とはいえ、覚悟して乗っていたとしても突然フレームが折れたらやっぱり怪我するだろうなぁ…
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続・思い出したように

2010-02-20 | 
それは平成8年も暮れの話だったかと。

SVX生産終了の時にスバルから届いたダイレクトメール。



封筒からしてただならぬ気配。
(消印がないことに今気付いた…)


中から出てきたのはA4 3つ折サイズのお知らせでした。



SVX FOREVER
「SVXオーナーの皆様へありがとう。」


表紙をめくると、富士重工からのごあいさつが。



読んだ時、とにかく当時の不景気しか感じられなかったのを覚えています。
「このたびSVXはスバルのフラッグシップとしての大きな役割を果たし終え…」
とありますが、その後とうとうスバルの高級車は出ずじまいだったですね。




評論家その他の方々による賞賛文と数々の受賞歴。
惜しむらくは、こうしたPRを生産終了の前にできなかったものかなぁと。
(やっていたとしても大勢に影響はなかったのかも知れませんが)
何しろ存在がマイナー過ぎましたもの。
まだ生産中だったのにガソリンスタンドの人も知らないなんてね。




当時、最も勇気づけられたアフターサービスに関する文章。
もっとも、少なくとも地元ディーラーからはそう真摯な印象は受けませんでしたが…
まあディーラーにとってはいつまでも古い車にしがみつく人なんて迷惑千万でしょうし。

結局、今では某専門店にお世話になっております。
(そうでないと、とてもじゃないが維持し続ける自信が持てません)



以上、オタク的忘れられがちな思い出話でした。
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大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ

2010-02-12 | TV・音楽
記事のタイトルそのままですが。
「大手民放ラジオ13社、ネット同時放送解禁へ」(日経ビジネスオンライン)。

民放ラジオ放送をネットでも同時送信することが決まったそうです。

NHKは地方毎にそこそこ無理なく受信できるのでまだいいんです。
やはり民放が、当方の地域では結構苦しかったのでこれは大変良いニュース。

まあ今となってはテレビと同様、どうしても聴取したい番組があるのか?と聞かれればさほどでもないんですけれども…

でも何となく空間にざわざわとノイズを発生させておきたい時、ラジオというのは重宝です。
気に入った音楽の集まりだけでは気を紛らわせられない、という事は時々あるので。

こと最近は聴取率改善に向けて、各社とも番組内容に趣向を凝らしているようなので、きちんとした音質で聴けるとなれば聴いてみる機会は確実に増えると思います。
(かつてのような若者狙いバラエティ一辺倒だと厳しいですけど…といっても若者自体が既にラジオ離れ済みのようですが)

実施はもう間違いないと思われますが、万が一にも妙な紆余曲折で挫折する事のないよう切に願っております。
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コレガの「マルチAP機能」をようやく把握(追記有り)

2010-02-07 | PC・小物
我が家で無線LANを導入したのはおよそ1年前。
それもネットオークションで落札したジャンク扱い、タダ同然のIEEE802.11b規格のヤツ。

子供のDSとかWiiとかに無線LAN機能がついているというので、せっかくあるならつないでみるか、というのが最初の導入動機。

Wiiには有線LANでの接続機能もあるものの、子供部屋にケーブル引くのはいささか面倒なので…

で、つながってみれば当然に面白いわけで。
じゃあついでに、と、落札品に同梱されていたPCカード子機を昔、弟からもらったはいいがすでにロースペックであまり利用価値のなかったノートPC(ソニーバイオPCG-861、モバイルPenII233MHz)に差してみたら、俄然ネットブック風?な活路が開けてきてノートの便利さに今さら開眼させられたり。

それまでは「LANの無線化ったって、どうせACケーブルが這い回らにゃならんのにLANケーブル位省略できても大差ないじゃん」とナメていたのに、どうしてどうして。
LANが有線だとHUBの所在地に左右されますが、ACだけならコンセントが都合できれば良いので身軽になれるのは至極当然のことなのでした。


そんな調子でごくお安く無線LANライフを満喫していたのですが、ひょんなことから知り合いの家で11n規格の高性能っぷり(速度と耐障害性)を目にしてしまい、機会があれば導入したいなと思っておりました。
まあ速度はADSLでのインターネットには11bで全く支障はありませんでしたが、接続の安定性にやや不安がありましたので。


それで永らく機会を伺っていたところ、昨年暮れにようやくコレガダイレクトショッピングにてCG-WLBARGNMのアウトレット品を入手しました。
11n対応なのは言うに及ばず、「マルチAP機能」で宅内ネットワークにアクセスし得るポイントとし得ないポイント(インターネットへの接続のみ可)が設定できるという点で、WEPしか使えないDSとの棲み分けに安心できるかな、と。
(もっとも人家まばらなド田舎なのでWEPのみでもさしたる危険はないようにも思えますが…)



ここまで来て、やっとタイトルの内容に入ります。

SSIDをふたつ設定、一つ目は接続無制限+WPA2-AES、二つ目はインターネットのみ+WEPとします。
一つ目はPC、Wiiとも接続OK。インターネットももちろんOK。
で、二つ目(DS)。
これがNG。
念のためPCから接続を試みますが、ちゃんと検出されるし接続できているのは間違いなさそうであるにもかかわらず、インターネットにはつながらない。

取説を見てもネットで検索してもいまいち原因が掴めず。
結局マルチは諦めてWEP一本で稼働、子機が11n対応だと接続品質が極端に良くなったことを確認したところで作業完了としました。



でもやっぱり納得できず、折にふれ考えていたのですが、このたびやっと把握。


つまり我が家ではADSLモデムにNTTのMNVというルータ内蔵型を使っているので、CG-WLBARGNMはルータ機能をOFFにして使用します。
そうするとインターネットに出ていくには、CG-WLBARGNMからMNVへLANを経由しなければならないので、LAN接続を制限されている二つ目のSSIDでNGになるのはごく当たり前のことなのでした。

本体ヘルプに「セカンドSSIDではクライアント間接続ができない」とあったのがまさに自明な説明。
自前のルータ機能を使用しない限りは、マルチAP機能は事実上使えないというわけですね。

こんなところでネットワークの基本中の基本に翻弄されるとは、我ながら情けなや。


(2011-08-13追記)
上記でマルチAPが使えないというのは、ADSLモデムからのケーブルをLANポートにつないでいたからでした。
拙い理解力で、ルータ機能を使わない時はWANポートは使えないと思い込んでいたんですね。

しかしルータ機能が無効のまま、WANポートへつなぎ直すとあら不思議。
ただそれだけでマルチAPが問題なく使えるように。
重ね重ねお恥ずかしい事ですが、素人の試行錯誤記録ということで追記しておきます。


コメント (2)
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地デジカストラップ。

2010-02-02 | PC・小物


面白半分、というよりももっと低いテンションでアンケートに答えたら入手。
日頃クジ運が全然ないので、こういうのに当たるとつい自慢したくて。
(自慢できるシロモノなのかどうかはさておき)


社団法人デジタル放送推進協会でやっていた
「アンケートに答えて 地デジカストラップとワンセグ小冊子をGET!」
(ワンセグの視聴実態アンケート調査)。

我が家のワンセグ受信機は妻の携帯電話のみ、それもたまには見てみるかと試してみるたびサービスエリア外で、未だかつて役に立ったことなし。
ちなみに自宅では何故か映りません。


そんな自分に当選お知らせメールが。
最初は不審メールに見えてしまいました。
突然「ご当選おめでとうございます」って来られたらそりゃ疑うって。

しかし、そこに書かれている自分の呼び名は確かにその時の思いつきで自分が考えたものに他ならないし……よほど応募者が少なくて、作り過ぎたストラップの処分に困ったのか?


──なんてひねくれ心はさておき、やっぱり抽選に当たるってのは素朴に嬉しい。
(そこに詐欺のつけこむ余地があるんだろうな)


さて。
届いた地デジカは、角と手足がやわらかい素材でできていて、とりあえず折れたりすることはなさそう(もげたりはするかも)。
後頭部のあたりが若干残念か。



その名の通り、来年7月で用済みになってしまう運命であります。
それまでせいぜい愛でてあげることにしましょうか。



アナログマのストラップなんかがあったら面白いのに?



──とか思ったら、しっかり準備は進められていた。
買ったほうがいいのだろうか…?
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