新潟-新発田バイパス線、所謂、新新バイパス。平日昼間の交通量は10万台に迫り、一般道路としては全国第2位を誇る新潟市の大動脈である。その制限速度がこの15日から黒埼IC―三賀橋間で現行の60kmから70kmに引き上げられるとのニュースを聞く。
う~ん、実際の話、今でも昼間は80km以上、夜になると100km近くで流れているですけど…と言うのが第一感。(私は速度制限守っていますけどね…。私は速度違反で捕まったことはない優良?ドライバーなのだ。)
県警は実態も見ながら見直しの検討作業を昨年から進めていた…ということなのだが、実態を見れば20km引き上げでも良かったような気がする。道路の設計速度も80kmが基準になっているようだし…。
まぁ、重大事故は走行速度に比例しているのは統計的真実な訳で、実態に合わせた安易な制限速度引き上げには反対だが、現行の新新バイパスのように実態とかけ離れた速度規制というのもまた問題だと思う。流れに乗って走っていれば、自然に20kmの速度オーバー、ほぼ全ドライバーが違反対象者、捕まるか捕まらないかは白バイの気分次第というのは(実際は普通に運転していれば捕まえないのだろうが、法的には捕まえられても文句は言えない。)捕まった車に不公平感を与えてしまうし、ひいてはドライバーの遵法意識の喪失に繋がっていくことだろう。
あの超いい加減な国…というイメージのイタリアでは、意外なことにその危険度によって細かく速度規制が行われていると聞く。その点、日本は一律、実態とかけ離れた低めの速度規制を敷いており、どう考えても手抜きというか、事なかれ主義、真面目に事故を減らそうと努力しているのか疑問が残るところだ。個人的には新新バイパスなどは昼間と夜間で制限速度を変えるというのも一つのアイディアだと思うし、事故発生の多い地点の速度規制を重点的に厳しくする…など、まだまだ工夫の余地は大きいと思う。(あと新新バイパスには変な電光表示板がかなり設置されているが、大した情報でもないのにパカパカしていて、かえって危険だと思うのは私だけだろうか…。)
今回の新新バイパスの制限速度の引き上げは、喜ばしいことではあるが、警察には事故発生率をちゃんとデータ的に解析して、全ての道路の現行速度規制がそのままで良いのか見直してもらいたい…と思う次第である。
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