りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

2代目シトロエンC5 ファースト・インプレッション 正常進化じゃないよなぁ…やっぱり。

2013-08-06 23:00:15 | シトロエン

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   新しい愛車、2代目シトロエンC5で出勤。

 一気に質感の増したインテリア・デザイン、圧倒的な剛性感などはこれまで乗ってきたXantiaや旧C5などとは比べものにならないクオリティの高さで、マジ、ドイツ車とタイマン、「シトロエンもここまできたか…。」の感はあるのだが、その反面「この2代目シトロエンC5、正常進化じゃないよなぁ、やっぱり…。」と言う感じで、フランス車の変質を実感するもの事実。

 常に過去を懐かしむのがシトロエン・マニアというもの…と言われそうだが、BX、Xantia、初代C5(それにxm)については、剛性を犠牲にしてまでも、ハッチバックスタイルに固執してきた事に代表されるように、パッケージングと言うものを突き詰めて作られていたし、その結果、スタイリングについても、必然性があったと思う。

 それに対して、現行のC5、パッケージングの詰めが甘い…というか、フランス車らしいパッケージングや合理性…と言ったものを最初っから放棄しているような気がしてならないのである。

 このC5、全長は4795mm、全幅はなんと1860mm(!)という巨大さ。

 これはメルセデスで言うとCクラスよりもEクラス、BMWで言うと3シリーズよりも5シリーズに近く、国産車だと、ほとんどクラウンと同じサイズで、初代C5に比べて2クラス近く大きくなっている。
 しかし、悲しいかなそのサイズ・アップがほとんど室内空間に反映されておらず、ラッゲージ・スペースに至っては、初代C5よりも逆に狭くなっている有様。実際、今回、旧C5のトランクルームに収まっていた満載の荷物を移しきれず、シトロエンのメカニックの方も「相当、ラッゲージ・スペース減っているんですね…。」とつぶやく始末で、「バカンスの国 フランス ラッゲージ・スペースは広大です。」と謳っていたのが嘘のようなスタイル優先振り。タイヤも不必要に大きく扁平率が高くなっていて、乗り心地をスポイル、「なんで、こんなタイヤ付けるんだよ…。」と言いたくなってしまう。

 世界市場で生き残る為にはまず、押し出しの強いスタイリングが重要。実用性云々なんて、期待している人は少数派なんです…と言われればそれまでだが、シトロエンで言うとC6、プジョーで言うと407あたりから、実用性などは二の次、なんと言ってもスタイル優先…という感じで、フランス車の強みを自ら放棄…、長年(と言っても17年くらいだけど)フランス車を乗り続けてきた自分としては複雑な気分。

 スタイリング優先はDSシリーズに任せ、是非、次期C5については、原点に立ち返って、パッケージング重視、理想のファミリー・カーを目指して欲しいのだが…そんな事を思った2代目シトロエンC5 ファースト・インプレッションであった。


山田昌弘&白河桃子著「婚活症候群」Ⅱ 結婚相手に求める年収が高くなるのは教育費の問題が大きいよね。

2013-08-06 06:45:10 | オピニオン

  今回読んだ山田昌弘&白河桃子著「婚活症候群」始め、山田昌弘さんの本で良く出てくるのが、独身女性が求める年収をクリアーできる男性が少なく、それが結婚減少、ひいては少子化の原因になっている…という記述。

 男視線から言わせてもらうと、「自分の事を棚に上げて、男ばっかりに年収を求めるなよ!」と思うのだが、実際問題、女性が男性の年収にこだわるのも分からないではない。(私も結婚する際、相手の年収にこだわったし…。ちなみに男性の結婚率は本当に綺麗に年収に正比例している。)

 
 女性視線から言えば、現状、結婚した男性の稼ぎで生活レベルが決定的に決まってしまう…と言うこともあるとは思うが、自分の事とは別に、子供の教育費の問題がやっぱりあるのではないだろうか。

 子供を育てるのに、一人当たりのトータルな費用は2千万とも3千万とも言われるが、結婚してちゃんと子供を育てようと思えば、それなりの稼ぎの男と結婚しなきゃ…と思うのが当然であって、一概には女性を責められないな…という気がする。(自分も稼ぐ!と思っていただきたいですけど。それが世界標準な訳だし…。)

 …ということで、何が言いたいかというと、大学を含めた教育費負担の大胆な低減・無料化が一番の少子化対策じゃないかな…と常々思っているのだが、所得制限を幾らをにするとかチマチマした話ばかりで、本当に嫌になってしまう。(一番金がかかるのは大学な訳だが、そこあたりは完全に親に丸投げ状態だし…。)

 元英国首相のブレアではないが、「国家の重要な政策は教育、教育、教育…。」目先の経済政策も大事だとは思うが、国家の根幹は教育な訳で、ここあたり本当に真剣に考えて欲しいと思う次第である。