4人UKのライヴを聴いていたらビル・ブラッフォードのドラムが気になりだして、ソロ時代のアルバムを取り出して集中的に聴く。
独特のチューニング、本当にこれだけ特徴のあるドラムを叩く人はいないのではないだろうか。イエス、キング・クリムゾン、UK、そしてソロ、パトリック・モラーツとのデュオ、自分のバンドであるアース・ワークス、そして渡辺香津美とのユニット…とだいたい押さえているつもりだが、やはり後期クリムゾンとソロ時代のプレイが一番好きだ。
このブラッフォード、結構来日していて、今度来日したら行ってみようかな…と思っているうちに昨年、突然「引退宣言」してしまった。ガーンである。
アーティスト、とりわけロック・アーティストはクラシックと違って来日回数も限られるし、「行けるときに行っておかなければダメ」という原則を忘れてしまった私が悪いのだが…。「スコーン」一発、あの独特のスネアを生で聴けなかったのは痛恨事であった。引退宣言を撤回して、是非、もう一度来日してくれないだろうか。