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りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

今話題の「いもジェンヌ」を求めて…。内野町歩き。

2012-06-13 20:22:40 | まち歩き

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 内野…。かつて新潟の奥座敷と呼ばれ、JR内野駅周辺に発展、それはそれは華やかだったと言う。今は人の流れも郊外の西大通りに移り…と、他の商店街と同じく空洞化が進んでいるように見える…。

 そんな内野に新しい動きが…。近くの新潟砂丘で作られるようになったさつまいもを使い、内野にある各お菓子店が「いもジェンヌ」と名付けられたお菓子を提供、かなり話題になっているらしい。

 カミさんと子供がこの情報をキャッチ、「買ってこい!」との指令を受けて、お店の情報が掲載れている「お菓子めぐりMAP」を入手、それを片手に内野を町歩き。

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 まず、向かったのはいつも愛用している「月刊にいがた新潟 町歩き」でもトップで紹介されていた「うちの大阪屋菓子店」。ここの売りは新川煎餅らしい(なにしろのぼりには日本一って書いてあるし。)のだが、今回の目的はいもジェンヌ…ということで芋きんつばを購入。

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   さらに職場のジモティーがプッシュしていた松月堂へ。昭和30年代テイスト漂う店舗(ウチの実家みたい)に一瞬ひるむが、「味は太鼓判!」との話だったので、イチオシ壷焼いもを買って目的達成、帰還の途につく。

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  家族に食べさせると、食感が新鮮…とのことで評判は上々。(はっきり言って私はスイーツに疎いので、「あぁ、美味しいな…。」って位で良く分からなかったが…。)
 
 この「いもジェンヌ・プロジェクト」、JAや商工会、お菓子屋さんだけでなく新潟大学教育学部の女子学生がMAP作成に絡んでいるらしい。最近、元気なカミフルにも言えることなのだが、やはり、町おこしには若い感性というか、女性視線とともに、参加感が重要だよな…と言うことを再認識。

 町を活性化するのは「よそ者、若者、バカ者」とは良く言われるところ。まぁ、内野は新潟大学が至近…という地の利があるのは確かだが、他の地域も地元オンリーで完結するのではなく、他人の視点を入れて町づくりを進めて欲しい…と思った次第である。

 いもジェンヌ・プロジェクトのこれからに期待したい。


栄枯盛衰は世の常。しかし、新発田の郊外化って凄いな…。

2012-06-11 22:25:40 | まち歩き

   残念ながら北区フィルハーモニー管弦楽団の第1回定期演奏会を聴くことができなかったが、「ここまで来たんだから、新発田まで足を伸ばして市島酒造のお気に入り限定酒 秀松を買っていくか…。」と思い直し、車を新発田方面へと走らす。

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 市島酒造でお目当ての限定酒 秀松と蔵を購入した後、市街地をぐるりと廻ってみたのだが、改めてシャッター通り振りにびっくり。ほとんど人が歩いていないという感じで、こんなことを言っては失礼だが、もはや廃墟…という雰囲気さえ漂う。(平日は人が歩いているのだろうか?)

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  帰りに新新バイパス近くのブックオフに寄ったのだが、郊外店舗はどこの店も車がズラリ。新発田の郊外化って凄いな…と改めて思った次第。

   江戸時代、新発田藩の城下町として、明治から戦前にかけては軍都として栄えた新発田市。戦後は県北部の商業都市として発展、新潟県随一の規模を誇った新発田市商店街。市役所は市中心部にとどまり、大きな県立新発田病院も駅近くに建てられ…と、行政はやるべきことをやったにもかかわらず、中心市街地はこうなってしまった訳で、「消費者のジャッジ…と受け入れるしかない…。」というところか。

 私も一応、新潟下町商店街の息子として生まれ育ったので、商店街には人一倍郷愁を持ってはいるが、商店街の駄目なところも人一倍知っているつもり。「消費者から選ばれなかったら消え去るしかないのが自由主義経済というものだろう。」とまではシビアには思えないが、「まぁ、しょうがないわな…。」という感じ。

 まぁ、栄枯盛衰は世の常。今、栄華を極めるジャスコやセブンイレブンも30年後はどうなっているか分からない。新・巨人の星の星一徹の言葉ではないが、「一度、栄光を掴んだのだから良いではないか…。」、「永遠の栄華などこの世にはない…。」そんな気分にさせられた新発田訪問であった。


新潟一の大馬鹿施設 巨大な穴 万代クロッシングを行く。

2012-06-05 18:31:32 | まち歩き

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 所用でバスにて万代シティへ。

 古町ほどではないものの、求心力の低下が囁かれている万代シティだが、旧ヤマハセンター跡地に三井資本のビルの建設が始まり、旧南ボウル跡地に新潟日報新社屋の建設が進んでくるなど、復活の兆しが見えてきた。

 …で、復権を狙い、盛り上がりつつある万代地区なのだが、ここに私が新潟一(日本一?)の大馬鹿施設と思っている施設がある。それが、ラブラ側と新潟テレコムビル側を繋ぐ地下広場「万代クロッシング」。↓

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  この万代クロッシング、展示品が少し飾ってあるだけで、本当に何の為に造られたのかさっぱり分からない施設なのだ。

 実際、いつ行ってもこの万代クロッシング、人が歩いていない。そんな施設になんと、国の事業費として約34億円、県負担12億円、それに新潟市が市道の階段部分の整備で3億円…と、実に合計49億円という巨費が投入されたらしいのだ。(平成14年6月新潟市 定例会本会議-06月25日-03号より。まぁ、90式戦車5台分でしかない…と言われればそれまでだけど…。)

 しかも、この万代クロッシング、新潟日報新社屋やCOZMIX側にも通じておらず、新潟日報新社屋が完成しても全然活用できないのだ。一体何の為に造ったのか?まさに巨大な穴…、こんな穴に50億円を掛けたとは…、本当にクレイジーとしか言いようがない。

 もはや「なんとか活用して欲しい」と言う気すらおきない惨状を晒している万代クロッシング。観光で新潟市に来られた方には「無駄な公共事業の典型  巨大な穴 万代クロッシングを是非観ていただきたい…。」と思う次第である。


カミフルチャンネル発行中。頑張っているね、カミフル。

2012-06-01 22:40:43 | まち歩き

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 「りゅーとぴあ1コインコンサート」を聴いた後、私も白山神社を通って、古町1~4、所謂カミフルに足を伸ばしてみる。 

 「だめだ、だめだ」と言われ続けている古町だが、少なくても古町1から4までの上古町は雑貨屋やレストランを始めとして、新しい店が次々に出店、シャッターを下ろしているところはないし、下北沢風の活気が出てきているのは確か。もしかしたら今、新潟県内で一番活気のある商店街かもしれない。 

 この上古町、地図新聞「カミフルチャンネル」(無料)という情報誌も出していて、商店街としての結束も堅いようだ。 

 古町がかつてのような賑わいを見せることはおそらくないと思うが(なにしろ新潟島の人口は最盛期の半分以下なのだ。)、カミフルのようなゲリラ的というか、ビレッジ的な魅力でサバイバルしていくことは可能なのではないだろうか。

 りゅーとぴあの至近距離、中学時代はここにあった某学習塾にお世話になり、高校時代は通学路…と、個人的に親近感のあるカミフル、これからも頑張って欲しい…と思う次第である。


新潟の町歩きにはこの一冊。 新潟県民のための新潟観光本 新潟町歩き

2012-05-15 21:45:55 | まち歩き

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 前項で「新潟の町 小路めぐり」をご紹介したが、私が新潟町歩きの際に使っているのが、「月刊にいがたタウン情報MOOK 新潟県民のための新潟観光本 新潟町歩き」。

 本書は新潟の老舗タウン誌 月刊にいがたタウン情報の2004年7月号から2010年9月号まで連載された新潟町歩きをまとめたもので、新潟市を始めとして県内75の町が掲載されている。
 古町や万代、郊外店舗などのメジャー級はほとんど掲載されておらず、昔ながらの商店街がメイン…と言うことで、タイトルで謳っているとおり観光客向けというより新潟県民向け…という感じ。

 新潟はなんにもない、なんにもない…と言われ続けている訳だが、「メジャーな観光名所だけが町の魅力じゃない」と言うことを教えてくれる一冊、町を歩いて人々の生活の臭いを感じてみたい…という方にお薦めしたい。