電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

徐克的電影世界その11

2007-03-16 23:21:42 | Weblog
日本に戻ってから、映画祭開催前日まであっという間に時間が経ちました。全ての準備も整え、後は来日の面々を待つのみです。
ツイ・ハーク一行は、オープニングの日の夕方に着くことになっていました。着いてすぐ、6時に記者会見、そしてその後すぐにオープニングの上映というような時間を決めていました。
当日は、朝早くからばたばたしており、空港までの出迎えは井関さんが、そして私は会場で打ち合わせと最終チェックに追われていました。今みたいに携帯を持っている時代ではなかったので、到着したかどうかもなかなか確認できなくてどきどきです。
無事、ツイ・ハークたちが到着したことが確認でき、まずは一安心となったのですが、トラブル発生!なんとレオン・カーファイが税関から出てこないというのです。彼を待っているとオープニングが間に合いません。ツイ・ハークたちを先に行かせ、レオン・カーファイは井関さんが連れていくということとなり、私は先に出発した一行を横浜のホテルで待ったのでした。
ツイ・ハーク一行は早めに到着しました。しかしながら、カーファイはだいぶ遅れて出発したために、記者会見には間に合わなかったのでした。

徐克的電影世界その10

2007-03-15 20:37:35 | Weblog
『青蛇』の現場に2時間ほどいましたが、帰りにジョイ・ウォンと記念写真を撮って、ホテルに戻りました。すでに夕方6時ぐらいで、九龍から新界まで車で遠いので、えらく疲れてしまいました。
さて、今回の目的は電影工作室から資料を借りることです。オリジナルポスターは郵送してもらうことにしましたが、オリジナルの予告編は自ら持って帰ることにしました。その数8本。バックに全部入れて帰国したわけですが、いちばんどきどきだったのは税関でした。なにせ手持ちで持って帰ってきているので、どうチェックが入るかわかりません。案の定、税関で荷物チェックをうけたわけですが、予告プリントに関しては問題なく、税関を通ることができたのでした。前の『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の籠のときも大変でしたが、これもまた重い荷物運びでした。家に戻った時にはいつも以上に疲れがどっときたのでした。

懐かしの写真その8

2007-03-13 22:30:02 | Weblog
今日は昨年に一回ブログで取り上げた日本での芸能人サッカー大会の時の写真です。雨の中、スターの皆さんご苦労さまでした、という感じの写真ですが、ジャッキーの雨に濡れて情けなさそうな感じがおちゃめです。
1980年代の中ごろ~90年代頭は香港映画ファンにとってはいっぱいスターが来日していたいい時代だったですね。サッカーの試合でまとまって来日していたなんて、今では考えられませんでしたが、この時代は日本になんとかビジネスアピールをしようとしていたので、スターたちもすごく協力的でしたし、いろんなことをやっていたなあとつくずく思いますね。
※右からジャッキー、アラン・タム、ユン・ピョウ

プロジェクトBB先行上映!!

2007-03-12 12:19:29 | Weblog
今日はイベント情報を載っけます。
近所の方は早く観て盛り上がってくださいね。しかしながら、あっという間に3月が終わりそうで、そのうち夏もすぐにきて、秋がきて・・・・はあ、時間が経つのが早いなあ。


■イベント情報
TOHOシネマズ川崎では、3月17日(土)に川崎市で行われるアジアの「映画・音楽
・食」を感じるイベント “かわさきアジアン・フェスタ”にて、4月7日(土)公開のジャッキー・チェン主演「プロジェクトBB」を 全国に先駆け、特別上映を行います。

実施劇場 TOHOシネマズ川崎
実施日時 3月17日(土) 18:30
上映作品「プロジェクトBB」
料  金 通常料金
チケット販売
PC・携帯 : 3月9日(金)24:00/劇場窓口 : 3月10日(土)オープン時

http://www.tohotheater.jp/newstopics/special/index.html

メール

2007-03-11 23:16:58 | Weblog
金曜の夜に、なんか疲れているなあと思ったら、どうも熱が出ていたようで、よく眠れぬまま土曜は体中筋肉痛。夕方、マッサージに行ってぐっすり寝たら、日曜は普段の通りの感じに戻りました。なので、昨日はブログ書けませんでした。
前にもお話しましたが、足ツボを毎日毎日、あっという間に約6年やっているのですが、免疫力がついているようで、風邪引いても薬を飲まないで完治しております。でも、筋肉が固くなっているのが問題で、運動しなければいけませんね。
さて、仕事場のメールに最近大量に来ているのが、香港マーケットのミーティングの案内。マーケットに出展する会社のラインアップやら試写日程やらが見れるのですが、香港系のユニバースからも案内が来ておりました。さて、その新作ラインアップとは・・・・ジョニー・トー・プロデュースやら、ニコラス・ツェー新作やら、いろいろあるようで。
これはまたマーケットから帰ってきてからのお知らせということで。乞うご期待!

明10日(土)公開のアジア作品

2007-03-09 17:19:32 | Weblog
明10日(土)公開のアジア作品のご紹介です。

『相棒~シティ・オブ・バイオレンス』
監督:リュ・スンワン 出演:イ・ボムス、アン・ギルガン
旧友の死を受けて故郷に帰った刑事が、旧友の死に疑問を抱き、旧知の熱血漢の男と悪に立ち向かうアクション作品。昔の香港アクション映画の雰囲気をかもし出した作品と評判の作品です。
東京:シネマート六本木ほかロードショー

『インディアン・サマー』
監督:ノ・ヒョジョン 出演:パク・シニャン、イ・ミヨン
夫殺しで死刑の判決を受けた女と、彼女の国選弁護人になった男が、事件に不審な点を見つけ、彼女の無罪を確信するが・・・
東京:シネマート六本木にてロードショー

『絶対の愛』
監督:キム・ギドク 出演:ソン・ヒョナ、ハ・ジョンウ
恋人が自分に飽きたのではないかと思った女が、彼に何も言葉を残さず消えた。半年後、彼の前に謎めいた美女が現れる。美容整形をテーマにしたラブストーリー。
東京:渋谷ユーロスペースにてロードショー

『血も涙もなく』
監督:リュ・スンワン 出演:チョン・ドヨン、イ・ヘンヨン
元金庫泥棒と情夫の暴力に悩む女二人が出会い、やくざの金を盗もうと考える。
東京:シネマート六本木にてロードショー

『許されざるもの』
監督:ユン・ジョンヒン 出演:ユン・ジョンヒン
兵役につき、除隊間近の兵長のもとに、中学時代の同級生が新兵として配属された。軍隊の不条理さになじめない同級生を兵長はかばおうとするが・・・・
東京:渋谷シアターイメージフォーラムにてロードショー

今週末は韓国映画が5本も公開となっていますが、さてどんな成績になるのでしょうか?

懐かしの写真その7

2007-03-08 21:24:43 | Weblog
さっきビッグカメラの有楽町店によったら、『スピリット』のコレクターズ・ボックス―ノーカット完全版―が店頭に並んでおりました。すぐさまゲットです。でも、いつ観れることやら。
さて、今週は懐かしい写真が続いていますが、今日は80年代のビック3の写真です。3人共演の作品、いつかまた観たいですねえ。

今日のニュース

2007-03-07 23:12:10 | Weblog
朝、フジテレビの「めざましテレビ」の芸能ニュースで、F4が来日したことを紹介していました。台湾観光大使ということですが、日本ではまだまだF4人気が根強いので、日本でのみF4の四人が揃うという、地元では考えられないことが日本で起きています。
で、電車に乗って朝日新聞読んでいたら、ぺ・ヨンジュンの「太王四神記」のプレビューDVDの15段広告というのがあって、本日発売と書いてありました。先だってスポーツ紙に、メイキングDVDとしては異例の15万本出荷という記事が出てたのですが、本編でもないのに売れるというのは、日本でのぺ・ヨンジュン人気恐るべし!といったところでしょうか。


懐かしの写真その6

2007-03-06 18:31:30 | Weblog
先日、『傷城』の内部試写を見せていただいた話を書きましたが、題名のことを配給元のご担当にお聞きしたところ、『傷だらけの男たち』に決まったの返事がありました。題名が決定したということは宣伝が動き始めたということです。夏公開なので、ファンの皆さんはお楽しみですね。
さて、宣伝において題名やコピーを考えるのは毎度悩ませる仕事のひとつです。この2週間あまり、うちも3本の作品の題名案でいくつ考えたことやら。これが決まらないことには宣伝は前に進めないのです。
そんな題名付けで、「なるほどね。」という巧い題名をつけていたのが昔の東宝東和だったことを先だって書きましたが、その語呂合わせといい、印象に残る題名の一つが『Mr BOO アヒルの警備保障』です。このシリーズ(といっても、3兄弟主演作品ということだけですが)は70年代の香港コメディの代表作ですが、東宝東和の宣伝力で浸透したといっても過言ではないシリーズでした。で、この『~アヒルの警備保障』はうちの師匠が撮影現場に行った作品の1本で、この現場写真がたくさん残っていました。そのうちの1枚がこの写真ですが、カメラが回っていない間の3人の表情が面白いですね。このたくさんの現場写真の中には表にでていないもう一人のホイさんも写っていました。ファンはご存知だと思いますが、ホイ兄弟は3人ではなく4人で、タレントとしてマイケル、サム、リッキーが活躍していたわけです。
今なお香港で根強い人気があるホイ兄弟。この写真を見ると、彼ら3人の新作を観てみたいですね。
4月7日にはマイケルがジャッキー・チェンと共演した『プロジェクトBB』が日本でも公開されるので、これも楽しみです。

懐かしの写真その5

2007-03-05 18:02:38 | Weblog
昨日のに引き続きになりますが、『死亡遊戯』香港取材で撮られた写真の1枚です。これはノラ・ミャオとレイモンド・チョウ社長が握手しているところですが、この取材の時点では彼女もGHとは関係がなくなっていたわけですから、本当にめずらしい写真ですね。なお、この香港取材ではユニコーンが写っているものもあるのですが、これは残念ながらお見せすることができません(日本側の人たちが写っているため)
『死亡遊戯』は1978年春に日本で公開されましたが、東宝東和の宣伝の力のいれようは半端じゃないほどでした。東映洋画部との『ドラゴンへの道』事件もあったことで、GHに対しての東宝東和のプレッシャーは大きかったわけです。それはその後のホイ・ブラザースやジャッキー・チェンの宣伝の仕方を見てもよくわかると思います。
予告ですが、明日は懐かしい写真で、『アヒルの警備保障』です。

懐かしの写真その4

2007-03-04 19:00:37 | Weblog
今日の写真は、たぶんクンフー映画ファンにとってはめずらしい写真でしょう。私の師・飯田さんが残した資料の中から出てきた1枚ですが、あの『死亡遊戯』で映画評論家の水野(閣下)先生を連れて香港取材に行った時の一コマです。
ブルース・リー・ファンの間では、日本テレビで放送された「水曜スペシャル 死亡遊戯」特番の映像をご存知だと思いますが、うちの師匠は香港取材にいつも同行していたので、いろんな写真を撮っていたのですねえ。この写真は香港での劇場前での取材をしている写真なのですが、天井から吊るされているタペストリーは、なんと『スネークモンキー 蛇拳』なのです。
リーが死して作られた『死亡遊戯』と、この頃はまだ大スターになるとは思っていなかったジャッキーの新作が交差しているなんて、なんとも運命的なことを物語った1枚の写真です。
今から29年前のことです。

墨攻

2007-03-03 22:15:20 | Weblog
今日は3月3日の桃の節句です。昨日、スタッフ用になにか甘いものをとデパ地下をうろうろしていたら、各ケーキ屋で桃の節句用のケーキが置いてありました。おまけにコンビ二寄るとそこにもそれ仕様のケーキが。商魂たくましいかぎりですね。
さて、今日は久々に映画を観てきました。で、遅ればせながらも『墨攻』です。松竹洋画系が今日から『蒼き狼』に番組が替わったので、銀座シネパトスでした。
さて、作品の原作は小学館のビッグコミックに連載されていたコミックを、ジェイコブ・チャン監督が権利を得て10年の時を経てやっと作られた作品です。なにせ、この映画、製作は日本側が主体となっており、日本側の製作関係の名前をみると知り合いばかりです。日本語版字幕者の小阪さんは、ツイ・ハーク映画祭の時に通訳でお世話になった方で、懐かしい名前でした。
さて、映画の感想はというと、もともと中国の歴史が好きだったので、この作品、かなり面白く観ることができました。頭脳を持って小が大を苦しめる。限られたことからいかに作り出して相手と戦うかという、この映画のキャッチになっている「10万人の敵をたった一人で挑む。」という、その策略の過程が面白い。それは将棋や碁の頭脳戦でもあります。
アンディ・ラウ以下、各キャラクターを演じている俳優陣の魅力もあり、またジェイコブ・チャン監督の演出も素晴らしく、あっという間に映画は終わりました。
俳優の中でも子団を演じたニッキー・ウーが個人的には印象的に残り、また梁王の側近である司徒を演じたウー・マに懐かしさを覚えたのでした。
ちなみにこの映画の上映前に流れていた予告が『蒼き狼』だったのですが、作品力で比較したら『墨攻』のほうが魅力ある作品なんだろうなあと感じた次第です。(『蒼き狼』の戦闘シーンの撮り方が『天と地と』に見えてしょうがないのは私だけ?)

片腕ドラゴン

2007-03-02 23:31:17 | Weblog
今年もまたキングレコードの香港映画クラシック作品のお手伝いをすることになっておりますが、GH社クンフークラシックの発売が当初予定していた日程よりずれて夏からの発売になる予定です。もちろん、待望の『片腕ドラゴン デジタルリマスター版』が一発目になりそうですが、現在、うちの資料庫をあさっている状態です。で出てきたのがこの写真です。何枚かカラーポジとかも出てきてますし、前に発売されたスパイク版のDVDのようなイラストパッケージにならないようなものにしたいと思っております。ただ、残念ながら、テレビ放送の吹き替え版の素材が見つからないので、誰か当時のビデオをもっていないかなあと捜索中。日本版の2種類のポスターやパンフ、ちらし、オリジナルポスターは手元にあるので、なんとかいいものにしたいですねえ。ファンの方、乞うご期待!

ユンファ~

2007-03-01 23:42:19 | Weblog
今日もちょっと時間がないので、なつかしの写真を。といってもこれは香港のシネマシティが作った日本人用に募集したチョウ・ユンファ・ファンクラブの案内パンフの1Pです。
これを見ると当時の『過ぎゆく時の中に』や『パラダイス、パラダイス』の現場写真とか入っていますが、若かりし、というよりもほっそりとしたジョニー・トー監督の姿やジョン・ウー監督の姿があって面白い光景を見ることができます。
このファンクラブ募集もかなりいいかげんなものだったので、いろいろ問題がこの時起こっていたようですが、この後にテレンス・チャンが日本でのファンクラブの設立話を我々にしていました。
なつかしい一コマですね。