電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

無責任男

2007-03-29 19:11:46 | Weblog
昨日、クレージーキャッツの植木等さんがお亡くなりになりました。ここ数年、1960年代のエンタテインメントを作り上げてきた方々の訃報を目にしていますが、1960年代の日本映画こそ、今の香港映画の歴史を語るうえで重要な作品がたくさんあったわけです。それにクレージー映画に香港を舞台にした作品もあったように、身近な海外の一つが香港だったわけで、当時の香港の監督や俳優たちは、日本の映画をたくさん観て自分たちのものにしていったわけです。
私は東宝のコメディってすごく好きで、子供のころからクレージーの『無責任』や『日本一』シリーズ、森繁久弥の『社長』シリーズ、そしてフランキー堺の『駅前』シリーズと、いろんな作品を観ました。特にクレージーキャッツの作品は、笑いやアクションや歌まであって、それはあのインド映画と同じ、極上のエンタテインメント作品であったわけです。
昭和の匂いがどんどん消えて寂しいかぎりですが、もしお暇なとき、また気持ちが落ち込んだときは、これらの映画を観て笑い飛ばしてください。

で、本日はちょっと違う話ですが、そうそう、銀座シネパトスで『かちこみ~』は字幕と吹き替え両方やるようですね。