電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

アジアン・フイルム・アワード

2007-03-26 22:15:36 | Weblog
3月20日の朝、マーケットの会場内で、またまたもにかるさんとばったり会って、小一時間ほどお話をしたのですが、「夜、アジアン・フイルム・アワードに行きましょうよ。」と言われつつもあまり興味がなく、「現場取材はもにかるさんにまかせるので、私はホテルのテレビで見てます」と言って、夜ひとりホテルの部屋で見ておりましたが、だいたい、何でこの賞を設立したのかは???。おまけに会場に映し出されるスターやスタッフは、この賞にノミネートされている人やプレゼンターしか映っておりません。それに司会は全て英語。
カレン・モクが最初に登場して説明し、その後、デビッド・ウー(呉大維)が最後まで司会をしておりましたが、彼の英語は流暢で、時々、韓国のRAIN(ピ)ネタでファンをおちょくっておりました。(プレゼンテーターでRAINが最初に出た時、ファンの歓声がすごかったため)また、ジョニー・トーがプレゼンテーターとして登場した後、デビッド曰く、「監督のジョニー・トーは香港で忙しい監督で、今二つの作品を抱えていて、もう現場へ行ってしまって・・・」などなど、説明しておりました。
それから、マギーQもプレゼンテーターとして登場したのですが、同様にダニエル・ウーがイ・ビョンホンたちとプレゼンテーターとして登場した時に、ダニエルがたわいもないジョークを言って、それを聞いて客席で笑っているマギーQの映像が映ったりしていて、これは部屋で見ていてウケました。
アンディ・ラウはアジアのマネーメーキングスターということで賞を貰っておりましたが、あまりうまくないものの英語でスピーチしていたのには感心しました。後はやはりプレゼンテーターとして日本の木村佳乃さんが堂々と英語で話していたのには驚き。彼女は私の知人でもある鶴田法男監督の『Masters Of Horror/Dream Cruise』で主演を演じて、全篇英語の台詞に挑戦していると聞いていたので、その実力がこのスピーチでわかったのでした。
そして作品賞のプレゼンテーターはトニー・レオンでしたが、この時、「あ、ブログ用に画面撮りしちゃお。」とそのことばかり考えて、なにしゃべっていたのかすっかり聞き逃してしまいました(笑)
そうそう、サンディ・ラムの歌もひさびさに聞きましたが、テレビで見ているかぎり、ちょっと声の震えが気になりましたが、でも彼女の変わらない姿に感動ものでした。
ということで、テレビの最後は賞を撮った人を舞台にあげて、シャンパンで乾杯!なんてやってましたが、全体の仕切りがあまりよくなかったのか、賞を獲った人がスピーチしている後ろを退出口を間違えたプレゼンターたちが通る姿があったりと、なんだか付け焼き感が漂う受賞式でした。
ちなみに『嫌われ松子の生涯』で主演女優賞を受賞した中谷美紀さんは、帰りの飛行機が同じだったと、成田の税関で待っている時に姿を見かけて知ったのでした。