電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

香港フイルムマーケット2007その2

2007-03-22 22:13:23 | Weblog
前日早寝だったので、20日の朝は5時とかに目が覚めたりもしましたが、8時にはホテルのビッフェで朝食をとり、早々とマーケット会場に向かいました。コンベンションセンターに着いたのは9時半。まだ人もまばらで、パスを見せて会場内に入ると閑散としていました。おまけにブースによっては何も用意されていないなど、のんびりしたものです。
とにかく今回はクライアントと商談の場に立ち会うことはないので、資料集めに走ります。会場の入口真正面には、香港の映画・ビデオ会社のブースが構えており、メディアアジア、エンペラー、ユニバース、メイアー、マンダリンフイルムといった会社が出展しております。うろうろしていると、日本の会社の人間にばったり会って立ち話をしたり、ここで1年ぶりに会う人などもいて、いろいろ話し込んでしまいます。
で、マンダリンフイルム(東方電影)の前で立ち話をしていると、そこのブースでは『導火綫(Flash Point)』の予告を流しておりました。監督はウィルソン・イップ、主演はドニー・ユエンとルイス・クーのばりばりのアクションムービーで、製作はナンサン・シーとレイモンド・ウォンです。相変わらずドニーの派手なアクションが炸裂した映像でした。
そこからうろうろしながら、ブースの入り口に置いてあるリーフレットをピックアップしていったのですが、まずはユニバース(寰宇)の作品からご紹介いたしましょう。
この会社はジョニー・トーの『PTU』や『ヒロイック・デュオ』といった映画作品やTVものを作っていますが、昨年のマーケットでも紹介されていた「詠春」のTVシリーズのリーフレットがありました。主演は、ニコラス・ツェーに、サモ・ハンとユン・ピョウ、そしてレイン・リーと、TVシリーズながらもすごく興味をそそられるキャスティング。アクション監督はトン・ワイで、45分の40話となっています。今年の中ごろのリリース予定になっているようなので、TVシリーズとしては早く観たい作品です。
この会社では、もう一本ニコラス主演作品が待機しております。(続く)

『ルワンダの涙』

2007-03-22 01:58:57 | Weblog
『ルワンダの涙』
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演:ジョン・ハート、ヒュー・ダンシー

その悲しみは、心を濡らした。
1994年4月に起こった「ルワンダ虐殺」事件の真実。
実在した公立技術学校を舞台に、虐殺から逃れようとしたツチ族の
人々を助けようとした白人の神父と青年教師の人生の大きな選択を
描いた社会派ドラマ。
ルワンダの涙HP
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて絶賛ロードショー公開中!(3月23日まで)
大阪/テアトル梅田(3月23日まで)
(公開中)
福岡/KBCシネマ  
神戸/三宮シネフェニックス 札幌/札幌劇場


ルワンダから来日をして私たちに語ってくれたジャン=ピエール・カザフツさんに、私は日本の子供たちのいじめや自殺について話し、そのことについてどう思うか?という質問に対して、彼はこう言いました。「子供の頃学校で、ツチということだけで私は差別を受けた。そういった差別がいじめになり、いろんなことが重なっていき、こんな事件が起きた。つまり、こうゆう悲惨な虐殺事件はすぐに起きたのではなく、長い時間に積み重なっていったことが最終的にそうなったんだ。」
この話を聞いた時、自分たちがどう考えなければいけないのかということを考えさせられたのでした。

香港フイルムマーケット2007その1

2007-03-22 01:56:09 | Weblog
5時半にホテルロビーで香港在住の方と仕事のことで会うことになっていたので、あわててコンベンションセンターのパス発行の部屋に向いました。で、だだっ広いコンベンションセンター(『ジェネックスコップ』や『香港国際警察ニューポリスストーリー』でおなじみですね)のエスカレーターをあがっていくと、はい、ありましたトニー・レオンの立て看板が。昨年もそうですが、この香港フイルムマーケットから始まるエンタテインメント・イベントのキャラクターがトニー・レオンなわけです。今年は香港フイルムマーケットと香港国際映画祭が同時に始まり、なおかつ20日には第一回アジア・フイルム・アワードが発表されるなど、いろんな催し物が続きますが、私めは2泊しかしないので映画祭に行く時間もありません。
話は前に戻りますが、コンベンションセンターの6階にあるパスの受付に行ったところ、いつもパス受付と同時にくれる資料が入ったバックをくれないのです。聞くと明日からと受付の子は言うのです。なんか嫌な予感をしつつ、その部屋から出ると「あら~」と私に声をかけてきたのがもにかるさんでした。彼女のブログを読んでいる方はおわかりだと思いますが、前日夜に香港へ入っていた彼女は、パス申請に朝早く行ったら、なんとまだ何もできていない状態だったとのことで、あっちこっちうろうろしていて私とばったり会ったのでした。そこで立ち話をしていたら、今度は映画評論家のTさんにもお会いして3人でいろいろ立ち話となりました。そうこうしているうちに約束の時間が近づいたので、あわててフェリー乗り場に行き、ホテルへ戻ったのでした。
結局その日は、睡魔に勝てず、打ち合わせの後、簡単に食事して、ホテルの裏にあるHMVに寄ってDVDを何枚か買い、すぐに寝たのでした。