流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

令和3年「土木の日」新湊川ウォーク

2021-11-23 | 各種イベント
11月23日(火曜日)、土木の日(11月18日)のイベントとして「新湊川ウォーク」が開催されました。

湊川隧道入口(兵庫区湊川町)約1.7キロの行程を歩くイベントです。
隧道(ずいどう)とは、山腹や海底などの地面の下を掘って作った道です。
今回は特に湊川隧道「築造120周年記念&一般公開20周年」記念として催しされたとの事。
本イベントは、兵庫県神戸県民センター神戸土木事務所による主催です。


湊川隧道保存友の会、新湊川を愛する会及び新湊川を守り育てる会が共催されていました。


受付場所「長田橋上流遊歩道」(神戸市長田区六番町)
事前応募でしたので、参加証を提示して消毒及び検温を行いました。


「新湊川」
兵庫県神戸市を流れる河川です。
再度山(ふたたびさん)北麓付近(神戸市北区山田町下谷上)に発した天王谷川が神戸市北区を廻って国道428号沿いに南下、
中流域の神戸市兵庫区で石井川と合流して新湊川となります。


「新湊川トンネル下流側坑門」(吐口側)
トンネル上部に旧トンネルの扁額天長地久が見えます。


新湊川トンネル(新ルート)から外れて、転流坑へ入ります。


転流坑から湊川隧道(旧ルート)へと歩きます。


途中、新湊川を守り育てる会による「灯籠」が置かれていました。


「湊川隧道」(みなとがわずいどう)


湊川隧道は、神戸市兵庫区に位置する標高85メートルの会下山をくり抜く、わが国最初の近代河川トンネルとして明治34年(1901年)8月に竣工しました。


その後、新湊川改修事業により平成12年(2000年)に新湊川トンネルが完成したことに伴い、湊川隧道(会下山トンネル)は河川トンネルとしての役目を終えました。
しかし、構築後100年になる湊川隧道は当時の高度な土木技術で造られた貴重な土木遺産として、現存しています。


出口手前には、湊川隧道に関する資料等が展示されていました。


「湊川隧道で使われているレンガ」


呑口側:『湊川』の扁額が掛けられています。
吐口側:『天長地久』の扁額が掛けられています。
天長地久の言葉は、「老子」第7章からの出典として、天地は永遠に変わらぬ存在であることを意味しているとの事。
扁額の揮毫は、小松宮彰仁親王によるものです。


「湊川隧道入口」(吞口側/兵庫区湊川町)


旧トンネルの呑口、内部は近代化遺産として保存されています。
平成31年(2019年)3月29日には、国登録有形文化財に登録されました。


本イベントは平成25年(2013年)から始まり、従来は湊川隧道入口(吞口側)から長田区方面へのウォークだったそうです。
今回は、湊川隧道一般公開20周年を記念して逆コースにしたそうです。


通り抜け参加記念として「瓦せんべい」をいただきました。
せんべいには、湊川隧道通り抜け 難関も通り抜けると焼かれていました。(笑)

日本最初の河川トンネルを実地に歩けた事に感動しました。
日常の生活に関わっていることにも改めて認識できました。
関係者の皆様、ありがとうございました。
ヾ(*´∪`*)oc<【。゚・+:.・ァリガトゥゴザィマシタ・.:+・゚。】ヽ(*´∪`*)ノ"

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