「星香園」の牛島さんのお通夜に行って来た。
思えば長いつきあいだった。星野村に行って日本一の星野の玉露を飲みながら馬鹿話をして笑い転げるのが月に一度の楽しみだった。日本茶のことをたくさん教えてもらい、その素晴らしさを知ることができたし、車のことも習ったし、八女弁や星野弁も習った。なにより楽しい時間をたくさん与えてもらった。
牛島さんとは本当に気が合った。牛島さんと話す時のワシは完全に素のままだった。本当に心を許していた。どんなことでも話せたし、また聞いてくれた。まさに心の友だった。
闘病生活が長かったのでいつかこういう場面が来ることを覚悟はしていたが、まさか年を越せないとは思いもしなかった。天の差配は予想以上に過酷だ。
恩ばかり積もって些かも返せぬまま去って行かれてはやるせなさに責められる。いづれ誰しも行く彼岸とはいえ、残されて思い出とともに暮らすのはやはりつらい。だが川の手前にいるからには果たすべき義務がある。命運尽きるまで力を尽くし、先に逝った人の軌跡を糧に新たな道を開かなければならない。 強く生きなければならない。
とはいえ涙の乾かぬ今は、思い出を抱きつつ牛島さんの御冥福をひたすら祈るのみ。
「心の友」
笑い声 玉露の香り 星野村
心の友は おもひでにあり
蔵
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