ジャン・ジュネの「泥棒日記」を読んでいる。まだ途中だがおそらく今までに読んだもののベスト10に食い込んでくる可能性がある。またすごい作家に出会ってしまった。まだまだ知らない文豪や名作が世界中に隠れているんだろうな。やっぱりどう考えても死ぬまでに間に合わない。だから出会えたということはこれは貴重な縁だ。
時々こういう一人よがりの理論をだらだらとこねくりまわすタイプの作品が読みたくなる。カフカの「城」、ユイスマンスの「さかしま」、ダンヌンツィオの「死の勝利」、埴谷雄高の 「死霊」……こういうのをじっくり噛みしめながら読むのが好きだ。でも読んだ後は爽快に読み進めるエンターテイメント系が読みたくなる。何事もバランスだな。
「文学」
読むだけは 奥に入るも やすきかな
蔵
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます