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ロッベンとPKとグアルディオアラ

2013-10-26 20:51:08 | バイエルン・ミュンヘン

 

時間がないのでざっくり行きます。

ことの発端は、19日マインツ戦でのPKにありました。
82分、シュヴァインシュタイガーが倒されて得たバイエルンのPK。
ロッベンは自分が蹴ろうとしてボールを手に取るが、グアルディオラ監督がベンチから、ミュラーに蹴らせるように指示。ロッベンは不満そうな表情を浮かべ、ボールを投げ捨てる。
ミュラーは無事にPKを決めた。

この時点から既に一部で「その都度監督が指示を出すのか?」という声が出ていたような気がしますが(オボロ)、ロッベンの態度の方に話題が集中してました。

ミュラー「アリエンは蹴りたがっていた。だけど蹴ったのは僕だ」
グアルディオラ「監督は私だ。PKキッカーはミュラーとアラバだ」
ザマー「だいじょぶだぁ」

そして23日に行われたCL・プルゼニ戦。
25分、ロッベンが倒されてPKのチャンス。
ミュラーはベンチ。
グアルディオラは「アリエン、アリエン」と叫び、ロッベンに蹴るよう指示。グアルディオラの声を聞いていたアラバはPKポイントから離れて待機。
ロッベンとリベリとラフィーニャの3人が集まり、相談。リベリはロッベンにボールを渡そうとするがロッベンは首を振って拒否。
結局リベリがPKを蹴り、成功させる。

 

リベリ、本日のtelegraafにて
「俺たちはチームみんなでアリエンのPKをサポートしようとしていた。それで俺はボールを持って彼のところへ行った。彼が手に取ってくれることを願っていた。しかし彼はそうしなかった」

試合後のコメント
ロッベン「この話は終わりだ」
リベリ「アリエンは土曜日(マインツ戦)でのことをまだ苦々しく思っていたようだ」
グアルディオラ「決めるのは私だが、選手が拒否することもアリエルロッベン」←脚色あり

ロッベンは先週の件でふてくされて拒否したのか、それとも、反省して自分はPKキッカーにふさわしくないと悟ったから他の誰かに譲ろうと思ったのか、それは定かではありません。
しかし関係者のリアクションから察するに、後者の可能性は低そうですね…(汗)

この試合の解説をしていたカーン
「要らんお芝居だ。誰が蹴るのかは試合前に決めておくものだ」

グアルディオラ、改めて
「(ロッベンに対して)怒ってはいない。私はPKのためのボールを拾い上げる勇気のある選手は好きだ。我々にはそれが出来る選手たちが沢山いる。私はアリエンに蹴って欲しかったが、別に問題ではない」
リベリ「アリエンには個性がある。それがバイエルンで、ポジティブなことなんだよ」

けんけんごうごう。

大人げない!いよいよグアルディオラに干されるんじゃねぇーか?!
といった、ロッベン本人に関する話もありましたが、「てゆーかそもそもPKキッカーてどうなってんの」「意外にロッベンはPK成功率バイエルンナンバーワンなのである」という話も。

昨日の記者会見でグアルディオラ
「アリエンは明日、他の10人と共にプレーする」と、ロッベンに対して制裁措置を行わないことを明言。さらに
「明日は試合前に、PKキッカーを1、2、3、4、5番目まで選手に伝えることにする。これまで私は選手たちを信頼してきたが、このたび、誰が蹴るのか私が話した方がいいとわかったんだ」
…もしかしてちょっとヤケになってる?(^_^;) トーナメント戦じゃないんだから、何も5人目まで決めなくても… 

ということで、PKキッカー問題についてはこれで終了、ということになったようです。

そんな大それた話でもないのですが、そもそもロッベンが先週あんな態度を取るから、ややこしくなっちゃったのですよ。
いったんミュラーとアラバ、と断言したにも関わらずロッベンを指名したペップもどうだったのかと思いますがしかし、プロスポーツでは監督の指示は絶対なのです。好むと好まないとに関わらず。
ロッベンのような選手だから例外が許されるのか、とか、そのへんのさじ加減は、監督によってそれぞれでしょうけど。

PKキッカーを事前に決めていた方がいいのかその都度判断するのか、あるいは選手たちが話し合って決めるのか、それもそれぞれでしょう。

まあ、一昨シーズン、大事な試合で立て続けにPKを失敗して以降、キッカーを避け続けていたあのロッベンが、先週マインツ戦で自ら蹴ろうとしたことそれ自体は、これで完全にトラウマを克服できたのかな、とポジティブに思わなくもなかったですスミマセン(^^;)。

 
「うっせー、俺のジャマをするヤツはロッベンパンチ見舞っちゃうもんね!」ミュラー「…」 ←うそうそ

だからって調子に乗っちゃダメっ!
ワタシ個人はロッベンに、グアルディオラに反抗する意図があったとは思いません。
しかしここはペップさんで助かったと思って(マガトだったら速攻でリザーブチーム行きになっていたはず)、すこし反省しなさいな。
次やったらつぶすわよ、じゃないわ、何らかの処分が下ることでしょう…。

ということでこの話は終わり。
もうPKキッカーを任されることはないでしょうが、もし万が一チャンスをもらえたら、その時は気持ちよく蹴ってちょうだい。たとえ外しても、怒られないと思うわよ。

[追記]ペップの試合前コメントについて、ゴルコムに詳しい日本語記事が出てました。(グアルディオラ:「ロッベンはプレーする」


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