カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

夕刻のビル

2009-02-01 | 音楽
 まだ明るいうちに仕事が終わったので、帰りに撮った1枚。夕焼けに染まったビルを手前にケヤキを入れて撮った。ビルに影が落ちているが、これは右下隅の方に写っている鉄塔の影で、この写真にはビルとケヤキの実像、ビルに映っている鉄塔、それに鉄塔の影と三様の画像が写っていることになる。

 昨晩は、モーツアルトの二つの協奏交響曲を聴いた。始めはヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲だけを聴こうと思っていたのだが、少し聴き足りない思いがあったのと、昔と違ってレコードをひっくり返さなくてもそのまま2曲続けて聴けてしまうので、聴いてしまった。もう一つの方は管楽器のための協奏交響曲で、レコードの時代から大抵この2曲がカップリングされていた。この2曲のCDは2枚持っているが、昨日聴いたのはベームが指揮したもの。どちらの曲もソリストが一人では済まないため、名盤と言われるものが少ないようだが、なかではこのベーム盤は評判がよいようだ。ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲は、モーツアルトの曲のなかでもかなり好きな曲だが、昨日は続けて聴いた管楽器のための協奏交響曲の方に特に感じるものがあった。久しく聴いていなかったので、余計に心に響いたのかもしれないが、ヴァイオリンとヴィオラ・・・に負けず劣らず、こんなに陰影が深い音楽だったかなと思ったのだった。
 この二つの録音には10年の隔たりがあって、1966年と1976年に録音されているが、聴いてみてやはり新しい録音の方が音に伸びやかさがあり、音場も広く音が自然に広がっている感じがする。しかし、同じ10年でもステレオ録音になる前の1950年代と1960年代ではもっと大きな差があり、この10年間の録音技術の進歩は大きかったのだと改めて思う。19世紀に生まれ(1894年生)81歳で亡くなったベームだが、ベームの場合は、生涯の最後の20年程の演奏が現在でも十分に鑑賞に堪える音質で残されている音楽家ということになり、19世紀生まれの音楽家としては、録音技術の進歩に辛うじて間に合った音楽家という見方もできる。

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キノコ

2009-02-01 | 町田の谷戸
 枯れたコナラからキノコが生えていた。なんというキノコかわからないが、木が枯れるとキノコが生えて木を分解して土に還してゆく。まだ天を向いてすっくと立っているが、やがて途中で折れて倒れることだろう。この木はそれほど太くはなくそれほどの樹齢ではなかったと思うのだが、すべての木がその樹種としての寿命一杯まで生きられるというわけではないようだ。
 昨日、今日と仕事なので撮影はできず、少し前に撮った写真が続きます。この写真も1月25日の撮影。
 昨日は強い雨、今日は強風と2日続けて荒れた天気となった。

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