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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

一面落ち葉

2009-01-07 | 音楽
 散り敷いた落ち葉の上にくっきりと木の影が落ちています。晴れて風のない日は冬でもそれほど寒くはない。

 昨日はクレーを見た後、CDを探しに行き、ドヴォルザークの第9とバルバラを買ってきた。
 ドヴォルザークの交響曲は、レコードの時代に第8番を買ったのみで、第9=「新世界から」は買う前にずいぶん耳に馴染んでしまったので買わなかった。今回買ったのはスイトナーが指揮したもので、この人は長いことN響を指揮していたので日本人には馴染み深い。私もNHKのFM放送やTVで何度も聞いた覚えがある。レコードもモーツアルトの交響曲のものを1枚持っていて颯爽とした演奏スタイルが好印象だった。
 このドヴォルザークも早めのテンポで音楽がぐいぐいと進んでゆく演奏。オケはシュターツカペレ・ベルリンだが、ベルリンというと一般的にはフィルハーモニーがあまりにも有名だけれど、この演奏を聞くとシュターツカペレも充実した響きを奏でていて極めて優秀な楽団であることがわかる。シュターツカペレは東西ドイツ分断の時代は東側に属していたのでどうしても地味な存在だったが、長い伝統に培われた実力は並々ならぬものがあるようだ。
 録音技術のことはまったく知らないけれど、1978年録音のこのCDを聞くと専門的に聞くとどうかはわからないが、普通に聞くには十分な音質を持っている。

CDを聞く

2008-12-31 | 音楽
 先日買ってきたCDを少しずつ聴いている。ブラームスのヴァイオリンとチェロのための協奏曲はレコードでも聞いていたので、語り口や響きになじみがあって、素直に入ってくる。ただ、レコードの方がもう少し生々しい響きがしていたような気がするのだが、気のせいだろうか。
 モーツアルトのクラリネット五重奏曲は、弦がウィーンフィルのメンバーで構成されているためか、大層温和な演奏となっていて、プリンツのクラリネットも文句のないものだが、もう少し違った面もこの曲にはあるような気がして、別の演奏家によるCDも聞いてみたくなる。例えば、ライスターやランスロならどんな演奏になるのだろうかと思う。レコードの時代はウラッハ盤を聴いていて録音が古いので音が悪いのが難点だが、この演奏も聴いてみたい。
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「クロイツエル」、「春」は、オイストラフとオボーリンのレコードで長いこと聴いていたが、何年も聞いていないにも関わらず、響きや演奏スタイルがすっかり耳に残っていて、クレメルとアルヘリチの演奏には違和感を覚えて、2度聴いてみたがまだ馴染めないでいる。

先日行った三ツ池公園の写真から。シルエットになった大きな木は桜。池の鴨はキンクロハジロで、遠くに浮かんでいるの白い鳥はユリカモメです。

 これで今年のブログの最後の更新とします。皆様よい年をお迎えください。

屋根の造形

2008-12-29 | 音楽
 池上本門寺の本堂の屋根ですが、なかなか美しい造形をしていて、屋根の先の部分には鬼瓦が。本堂の中は撮影禁止なので撮れませんでしたが、天井には龍の絵が描かれていました。この龍の絵はそれほど感心できるような出来映えではありませんでしたが・・・。

 今年聞いたCDのなかで岸洋子のCDが気に入って随分聞きましたが、このCDに入っていた「黒い鷲」という曲に特に惹かれました。先日気になって誰の曲だろうと思いネットで調べたら、バルバラが自ら作詞作曲し歌ったこと、バルバラは岸洋子より5年早く産まれ、5年遅く亡くなっていることなどがわかりました。とはいっても、シャンソンにまったく暗い私にはバルバラという名前に聞き覚えがあるくらいで、バルバラが歌うのを聞いたこともありません。バルバラは「黒い鷲」をどのように歌うのか聞いてみたいと思っています。

バッハを聞く

2008-06-21 | 音楽
 今日は久しぶりにコンサートへ行ってきました。数年前に川崎駅前にできたホールで、このホールに入ったのも初めて。このホールどこかに似ているなと思ったのですが、ベルリン・フィルのホールに似ているようです(と言っても写真で見ただけですが)。
 演目はバッハのブランデンブルク協奏曲の全曲、演奏はバッハ・コレギウム・ジャパン。ライブの醍醐味を満喫して心ゆくまで楽しんできました。この楽団は古楽器で演奏しているので、いつも聞いているK・リヒターのCDとは大分違う響きで、特にホルンなどは楽譜が違うんじゃないかというくらい違った響きが聞かれました(古楽器ではホルンと呼ばないようですが)。2000人ほど収容のホールですが、その割りに小振りなので、舞台との距離が比較的近くて、小編成による演奏なのによく音が届いてきました。
 こういう聞き応えのあるコンサートを聞いてしまうとまた行きたくなります。それにしても、バッハというのはまったく大した作曲家です。