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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

川苔山

2017-05-20 | 登山
 昨日は奥多摩の川苔山登山をしてきた。川苔山に登るのは何年ぶりかと調べてみるとちょうど30年ぶりのことだった。近郊の山では20代から30代にかけては奥多摩の山によく登っていたが、次第に丹沢山系の山に登ることが増えていった。奥多摩の山でもっともよく登ったのは大岳山と川苔山だった。どちらの山もアプローチが便利で登山コースも色々選べる。今回登った川苔山も様々なコースを歩いたが、一番のお気に入りのコースは川乗谷林道から入り赤久奈山尾根を下って古里に至るというもの。多摩川の源流のひとつとなる渓流を辿るので渓流の景観が楽しめるし自然林も豊富に残されているので、特に新緑と紅葉の季節は楽しみが大きい。
 川苔山は標高1364メートルという低山ではあるが、登山口の標高が400メートルほどなので標高差1000メートル近くを登ることになるからそれほど楽に登れる山ではない。以前は三脚を持参していたので、撮影機材が5㎏に達することもあったが、もうそれほどの体力はないので三脚なし、カメラはペンタックスK-5、レンズは先日購入したばかりの17~70mmと70mm単焦点レンズの2本のみとした。これで重さは1,5㎏ほどと1/3の重さに収まった。
 平日にも関わらずバスは満員で座ることはできなかったが、登山口までは15分の乗車なので苦はない。登山口には新しい立派な標識が立っていた。
 
 渓流沿いの道なのでミソサザイとオオルリの美しい囀りが出迎えてくれる。
 季節の花が次々と現れる。まずはガクウツギ。
 
 こちらはマルバウツギ。
 
 林道の幅広い道から登山道に変わると鬱蒼とした緑の中に苔むした岩と倒木の世界が広がる。
 
 かなり暗いので手ぶれを起こしている。
 
 ヒメレンゲが岩に張り付くように咲いている。わかりにくいが右側は水面。
 
 (続く)

高尾山

2016-07-23 | 登山
 10日程前になりますが、友人たちと高尾山へ行ってきました。山だから登ってきたというのが普通でしょうが、往復ともケーブルカーを使ったので、大した距離を歩いたわけではなく登ったというのははばかられます。
 他のメンバーはカメラを持参の人はいなかったので、あまり撮影に時間をかけるわけにはゆかず、いくらも撮りませんでしたが、カミキリムシを見つけたので急いで撮影。暗かったし手持ちだったのでいまいちシャープに写りませんでしたが。
 
 下界ではすっかり終わってしまったオカトラノオがまだ咲き残っていました。今年は花を見損ねていましたので、今年の初対面。鳥の方ではキビタキやオオルリの囀りが聞けて久しぶりに美しい声を堪能できました。
 
 下山途中に本殿に立ち寄りました。平日だったので思ったよりも歩いている人が少なく、外国人にもほとんど会わなかったのですが、ここではインドかスリランカの人かわかりませんが、数人でお参りにきていました。高尾山名物のムササビ君に会うことはできませんでしたが、ビジターセンターで本殿の近くにあると聞いたムササビの巣穴を確認。
 
 当日は予報では雨マークが出ていたの心配でしたが、下山したところで降りだしてきたのでラッキーでした。

箱根・神山周辺

2013-07-09 | 登山
 神山の登山道ではセミの鳴き声が盛んだった。声をたよりに探すと見つけることができ、透明な羽のセミでハルゼミの仲間のようだった。


 ハコネサンショウバラは花期の終わりに近かったが咲き残りの花が見られた。花の大きさは5㎝程もあって野生種のバラにも関わらず立派な花を咲かせていた。


 ヒメシャラもほぼ終わりに近かったが、わずかに咲き残った花が見られた。木の下にはたくさんの散り落ちた花があって、満開の頃はさぞかし見事な眺めだろうと思われた。



 ヤマボウシの花はちょうど盛りを迎えていて白い花は遠くからでも目立つ。
 鳥の囀りもたくさん聞かれたが、姿が確認できたのはコガラとオオルリの2種類。様々な鳴き声が聞かれたがなかなか声だけでは種類がわからず、その中にコルリかコマドリのどちらかに違いない囀りがあった。

 約3時間半の山歩きを楽しんで再び大涌谷ロープウェイ駅に戻ったが、登山道では誰一人会うことがなく豊かな自然を独り占めした思いだった。ロープウェイを使えば大きな労力なく魅力たっぷりの自然と出会うことができるのでお勧めしたいコースだ。

箱根・神山山頂へ

2013-07-08 | 登山
 神山に至る登山道にはコアジサイ以外にも思いの外多くの花が見られたが、草本よりも木本の方が目立った。この白い花の大きさは1㎝程と小さなもので図鑑で調べたところどうやらサワフタギのようだ。


 ナナカマドの巨木は横に倒れるように枝を伸ばし異様な姿。


 カエデの巨木もたくさん目にした。新緑の季節は過ぎているが見上げると爽やかな緑が目に染みる。


 神山山頂は1437.8メートルあって駒ヶ岳よりも標高は高いのだった。しかし、展望はあまりなく踏み跡があったので、それを10メートル程辿るとそこからは駒ヶ岳方面が見えた。大涌谷の標高が1040メートルなので400メートル程の標高差を1時間半程かけて登ったことになる。
 写真は山頂にあったハコネウツギ。


 これも山頂にあったノリウツギと思われる花だが、この花はコース中数多く見られた。
 山頂で昼食としたが、30分程休んでいると半袖では体が冷えてくるほどの気温だった。


箱根・神山へ

2013-07-06 | 登山
 1日に箱根の神山に登った。同行した友人が数年前に登っていて、コアジサイの群落が見事だったということで登ったが、コアジサイに限らずこの季節の様々な花々に出会えて中味の濃い山歩きを楽しむことができた。出発点は大涌谷でここまではロープウェイを使った。


 大涌谷周辺の木々は火山性のガスの影響で立ち枯れている木が目立ち、歩いていても硫黄臭が鼻をつく。


 結構急な登山道をしばらく歩くとコアジサイがちらほら見られ、さらに進むと群落も現れ始めた。コアジサイの花は薄い水色をしていて涼しげなところがいい。



 さらに標高を上げて行くとバイケイソウが花を咲かせていた。以前にどこかで見たことがあるような気もするが、仮に見ていたとしてもずいぶん久しぶりのことだ。



イワタバコ

2010-06-08 | 登山
 登山口から少し入った沢筋の岩壁にはイワタバコ(イワタバコ科)がありました。暗くて、湧き水がしたたり落ちるような場所に生えます。開花の時期は7、8月ということなので、もう少し先になります。
 フイルムカメラであれば、三脚を立てないと撮れない暗さですが、デジタルカメラなので、感度を上げて手持ちにし、手ぶれ補正をオンにして撮りました。今回の山行では若い頃と違ってカーボン製の軽い三脚を持って行きましたが、それでも三脚を立てて撮ると1枚撮るのに時間を要するので、晴れていて明るかったこともあり、結局、それほど三脚を使用せずに済ましてしまいました。

カエデ

2010-06-08 | 登山
 西丹沢の山にはカエデ類もたくさん生えていますが、このカエデはハウチワカエデでしょうか。山頂直下に立っていましたが、直径が70~80㎝位あり存在感のある立派な株でした。幹だけを見るとちょっとブナに似ているので、ブナかと思って見上げて見たらこの樹だったということがあります。

トウゴクミツバツツジ

2010-06-07 | 登山
 山上のツツジは成長が遅いでしょうから、このツツジの樹齢はどのくらいになるのでしょうか。幹が途中でほとんど直角に曲がっていて厳しい条件にさらされて成長したことがうかがえます。

シロヤシオツツジ

2010-06-06 | 登山
 シロヤシオツツジは5枚の葉が輪生していることからゴヨウツツジとも呼ばれます。大きな株では高さ3メートル以上のものもあり、満開の姿は壮観です。晴れていると白い花がとんでしまうので、日が陰ったときに撮りました。

稜線をゆく

2010-06-06 | 登山
 稜線は所々かなり狭く両側がすぱっと切れている箇所もあって、低山のわりにはアルペン的な気分も味わえます。きつい登りではオオルリを始め、様々な鳥たちの美しい囀りが元気づけてくれました。
 バスを下車した西丹沢自然教室周辺も含め、今回確認した鳥を挙げておきます。
アオバト、キジバト、ツバメ、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチ、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、ミソサザイ、クロツグミ、ウグイス、エゾムシクイ、センダイムシクイ、オオルリ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、キバシリ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、カケス、ガビチョウ、それにコガラまたはヒガラ。以上25種でした。
 このうち、キバシリは、私にとって初見の鳥で、初めはゴジュウカラかと思ったのですが、鳴き声が違うのと羽色が違うことに気付き、キバシリとわかりました。