中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

中高一貫校はカリキュラムからすると高校から生徒を入れるのに無理が出てきています。

2008年06月01日 | Weblog
ここ数年で、私立中学高等学校が、高校からの生徒募集をゼロにしています。
カリキュラムが進み過ぎているので、公立中学からの生徒をそこまで追いつかせることが難しくなっているからです。
一般のイメージですと、トップレベルの私立中学は厳しいカリキュラムで進められて、生徒も賢い子ばかりだからそれが円滑にまわっていくのだろうと思われがちですが、そうとも限りません。
東海・南山女子部はそのイメージ通りですが、昔のイメージをまだまだ引きずっているご父兄は、他の中学はそこまでではないだろうとタカをくくっているかも知れません。
現在は、東海・南山女子部は当然としても、滝・愛知淑徳・南山男子部・名古屋・金城・愛知などもかなりの勢いで学習を進めています。
中学2年生にもなると、当たり前のように、旭丘の高校生が使う数学の青チャートなどがテスト範囲に含まれます。
私立中学は、公立中学と違って、「ここまでしか学習させてはいけませんよ。」などと決められない学校ですから、プラスαのものをどんどん与えて大学受験を見据えた教育をします。
そんなわけで、高校に入学する頃には、高校の内容も後半になっていますから、かなり仕上がっています。
ま、正直、遊んでばかりで仕上がっていない生徒も中にはいるでしょうが。
ほとんどの真面目な生徒はしっかり仕上がっています。
そこに、公立中学の3年間で、中学生向けの内容だけを学習してきた生徒がゴソッと入学してくると、先生たちは、クラスを分けざるをえない、特別にそちらに力を入れて、中高一貫コースの生徒たちになんとか追いつかせなければいけない。
非常にエネルギーが必要なわけです。
それでも先生方は、可能な限り努力してくれますが、もう限界が来ているようです。
南山女子部は創立当初から(昭和7年にできた男子部にかなり遅れて、女子部は昭和23年にできました)高校からは生徒は一人も募集しませんでした。
どの教科をとっても、学習内容が全く違ったために、公立中学から生徒を入学させることは不可能だったと思います。
南山男子部は昔は高校から50名前後を募集しましたが、ずいぶん前に女子部と同じシステムにそろえました。
金城・愛知淑徳と高校からの募集をゼロにし、どんどん私立中高の学習の流れが独特なものになっていくでしょう。
東海・滝高校は相変わらず50名から80名ほどの募集を続けていますが、こちらは、学力だけとれば、旭丘合格クラスでしょう。
あえて私立高校を選ぶ場合、先生との相性が悪く、学力が極めて高くても内申が思ったように取れないお子さんに向いているようです。
すべり止めに気楽に受ける学校かどうかは疑問ですね。
そんな時代ですから、特に女子にとって、公立中学から高校を受験する場合に、私立でどこを受けるか、だんだん選択が減ってきています。
中学受験で入れておけば良かった、と後悔される方も多いと聞きます。
そんな後悔の無いように中学受験で一度チャレンジしておくのもいいかも知れません。
中学受験は簡単ではありません。
幼いながらも大変な努力をして合格を勝ち取ります。
それでも、高校受験の段階で大きな後悔をされるくらいなら、挑戦しておくべきかなと思います。
特に、南山男子部・南山女子部・愛知淑徳・金城にご興味をお持ちのご家庭は、高校からは募集がありませんので、中学受験でチャレンジされるしか道がありません。
東海・滝に関しては、高校からの募集はありますが、募集人数は少ないですし、こと東海の入試はかなり難易度が高く、公立中学の勉強と並行して、東海高校の対策の勉強をされた方がいいでしょう。
中学受験の入試と同じく、一ひねりも二ひねりもしてあって、その世界に慣れておかないと、落ち着いて受験できないのでは、と思います。


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