ハリウッドの美人女優ふたりのサスペンス映画が公開待機中です。ひとつは、アン・ハサウェイ(「レイチェルの結婚」でアカデミー主演女優賞候補に)主演の「パッセンジャーズ」(3月7日公開)。アンは、飛行機事故で生き残った人々のカウンセリングにあたる若きセラピスト役。そして、彼女に事故に関する新事実を口にした患者たちは、次々に姿を消していくというドラマ。監督は、南米コロンビアのノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの息子であるロドリゴ・ガルシア(「彼女を見ればわかること」)。
もう1本は、ユマ・サーマン(「キル・ビル」)主演の「ダイアナの選択」(3月公開)。ユマは、高校時代に銃乱射事件の被害にあった女性に扮します。親友とふたりで犯人の銃口の前に立たされた若き日の彼女が、「どちらかひとりを殺す」と宣言されて、生死の選択を迫られるくだりがポイント。監督は、「砂と霧の家」(03年)でデビューしたウクライナ出身のヴァディム・パールマン。こちらの作品には、ややファンタジーっぽい要素もあります。
この2作に共通するのは、ラスト、ビックリの大ドンデン返し。思いもよらない結末に、見ているほうは口あんぐり。こんなのアリ!? と思う反面、あとからドラマ展開をよく考えると、そうだったのか、とも思える終幕。普通のドンデン返しドラマとは、ちょっとちがう。もし、見た人がいたら感想を聞きたいような、風変わりな2作品です。
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