北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

H23年 北海道町村議会議員研修会

2011年07月05日 | まちづくり
 札幌コンベンションセンターで平成23年度の北海道町村議員研修が行われました。主催は、北海道町村議会議長会です。
全道各地から多数の議員さんが集まってきています。町村ですから当然市会議員は含まれていませんが、北海道に144の町村があり、議員は1656名で昨年より63名減となっています。今年の4月の選挙で定数削減した町村があったことによると思います。



 研修は、2名の講師の方それぞれ90分の講演です。

 まず初めに、時事放談の司会などを行っている東京大学先端技術研究センター教授の御厨貴(みくりやたかし)さん。変わった名前の方ですが、時事放談を見ていないので、後で調べてみると良くTVで見かける方でした。
この度の震災の東日本大震災復興構想会議の議長代理さんだったそうです。建築家の安藤忠雄さんも議長代理を務めていたようです。
演題は「今後の政党政治の行方」です。
民主党のこと。安倍元総理から現在の菅総理のこと。小泉元総理のこと。現代の大学生の社会や政治との関わりや将来のことなどを話してくれました。さすがにTVで仕事をしているだけあって時間ぴったりに終了でした。
 折角、復興構想会議の議長代理をやっていたなら、東北の復興のあり方について話をしてもらいたかった。



 お二人目は、経済評論家の内橋克人(うちはしかつと)さん。
演題は「今後の日本経済展望」であったが、今回の大震災や原発事故に関して多くの時間を話してくれた。自身が29年前「原発への警鐘」を著し、スリーマイル島やチェルノブイリなどの原発事故など原発神話の崩壊。原発立地をめぐる公開ヒヤリングの有り様など原発に警鐘を鳴らしており、現在の大震災についても公的支援のスピードアップを訴えておりました。
 経済に関しては、グローバルズとローカルズを比較し、グローバル企業は既に日本を意識しておらず、世界の中で経済活動を行っている。私たちが暮らす地方にあっては、地域で自活できる道を進むべきである。F(食料)E(再生可能エネルギー)C(ケアー、コミュニティー)がキーワード。
非常に共感できる講演であった。

締めの言葉「賢い者は勇気を。勇気のある者は賢く。」が心に響いた研修会でした。


PS.こんな立派な弁当まで頂いちゃいました。


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