北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

調査視察 滝上芝桜

2007年07月23日 | まちづくり
経済建設常任委員会の1泊2日の調査視察です。
初日は、滝上町の芝桜です。
わが町の旭ヶ丘公園の芝桜整備事業に関連しての先進地での調査です。
調査の重点事項は、維持・管理についてです。



滝上町の芝桜は、元々桜の名所であった滝上公園にミカン箱一つの芝桜を譲り受けたのが始まりで昭和34年から造成されたそうです。
今では、10万㎡(甲子園球場の7倍)の大群落に成長し、日本一の芝桜公園と言われ、毎年7万6千人ほどが訪れるそうです。
入園料など多くのお金が町に入り、観光産業の目玉であり、町の自慢の一つになっています。
芝桜の維持管理は、第三セクターに委託しており、雑草の駆除がメインで年間延べ2500人で雑草取りが行われているそうです。その他、ボランティアの参加もあるようですが、作業を見ているとボランティアの域を超えるハードさがあります。
一時雑草だけに効く除草剤の散布も行っていたそうですが、芝桜にも若干の影響がでるので4年前から除草剤の散布は中止して、もっぱら、人力による草取りだそうです。その他、芝桜が弱っているところにたい肥を蒔き、薬は使わないとのことです。
芝桜は、水はけが良く、日当たりの良いところを好むそうですが、特別な地盤改良などは行ったことが無いそうです。それもそのはずで、凄い急斜面に生えておりました。
驚いたのは、芝桜の下の地盤が石原でありました。また、咲き終わったら芝桜を踏んで歩いても全然平気だそうです。雑草取りの様子を見ても、踏まないで行うのは至難の業です。



芝桜の管理費には約2500万円掛かっているそうですが、原資の中心は入園料の2200万円だそうです。施設管理も含めると3600万円弱ですが、芝桜がもたらす経済効果やイメージアップなど町の代名詞となっていることが実感できました。
また、地盤改良よりも芝桜の管理が重要で、薬に頼らずもっぱら人力による雑草取りが重要なようです。

わが町の芝桜整備計画の見直しが必要のようです。
そして、芝桜を整備する必要性の整理が必要です。


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