北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

カラマツ住宅建設中(地盤調査)

2006年12月08日 | 只今建設中
地鎮祭終了後、なかなか着手できずにいました。
雪国なので11月に入り、とうとう雪が降ってきました。
覚悟はしていたのですが、やっぱり少しは落ち込みます。
でも、例年より遅い雪です。



本日(11/18)は、杭工事の前の地盤調査です。
地盤については、隣地の地質調査のデータが事前に手に入ったので、そのデータを基に設計を進めていました。
その結果、設計では長さ4m、直径200mmのRC杭を打込むことにしていました。
しかし、確認のためにスウェーデン式サウンディング試験を行なうことにしました。
建物をななめに隅と中心の3箇所を調べます。
結果は、地盤面より2mほどで換算N値が20を越え、地盤の長期許容応力度が約200kN/㎡の礫質土と確認できました。
隣地のデータより浅い2mで良い地盤があることがわかり、杭の長さを2mに変更して杭工事を行うことにしました。

 以前だと、住宅の基礎は、よっぽど地盤が悪いところ以外は迷わずに布基礎が一般的でした。
しかし、平成12年の建築基準法の改正により、建築物の基礎の構造が地盤の強さレベルによって決められるようになり、杭基礎の住宅が増えてきています。


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