北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

建築士定期講習

2009年04月15日 | すまい
 建築士定期講習に行ってきました。



 昨年の11月28日に施行になった改正建築士法で建築士事務所に所属する建築士に対して、3年毎の定期講習の受講が義務付けられました(建築士法第22条の2)。講習は、(財)建築技術教育普及センターが行い、春期は(社)北海道建築士事務所協会、秋期は(社)北海道建築士会が協力して行います。私は、両方の組織に所属していますが、今回は支部の事務局も引き受けていることもあって事務所協会の講習を受講しました。
 4月から6月に7会場で実施されますが、1回目の札幌会場には、約600名の建築士さんが受講され、5時間の講習と1時間の終了考査(テスト)を行いました。
講習内容は、平成19年6月施行の改正建築基準法と平成20年11月施行の改正建築士法の解説。建築に関係する特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律など各種法律の改正内容の解説。建築士の職業倫理や社会制度、最近の新技術や重要技術の解説などが主たる講義でした。講義終了後○×式のテストがありました。テストが不合格であれば、再度受講しなければいけないので、皆さん真剣に受講していたようです。テスト問題も数種類あったようで、ズルできないような仕組みであったようです。(姉歯事件以来、建築士の信用は丸潰れのようです)
 国家資格を持っている者に対する更新的な講習に対しては、医者や弁護士はどうなのといった議論はあるけれど、今回の事件を真摯に受け止め、法的な責任と職業倫理を持って、消費者に信頼され建築士としてならねばと思うところです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。