北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

「正副議長候補予定者の所信を聞く会」の開催

2011年05月09日 | まちづくり
 「正副議長候補予定者の所信を聞く会」を開催しました。
 一時は、無会派議員のパフォーマンスと揶揄されていたようですが、議長候補予定者2名と副議長候補者予定者1名の方が手を挙げてくれました。また、聞く会に候補予定者も含めて8名の議員が参加してくれました。
立候補制を行っていないわが町としては初めての試みとなります。やはり、自分はなりたくないけれど(?)推薦されて議長になるよりも、強い意志を持ってやられる方が良いと思うのは、私だけでしょうか。

 各候補者の所信と質疑応答

●A議長候補予定者
 ・議会は主義主張の異なる議員で構成されていことから、リーダーシップを発揮することも時には必要であるが、何時、如何なる場合でも中立・公正な立場で対処していきたい。
 ・議場は大いに議論を交わす場所であるので、秩序を保ちながら円滑に運営を行っていきたい。また、議会の傍聴者を歓迎し、町民主役の町民参加のまちづくりを進めて行きたい。
 ・議会改革について、
  ①議員報酬について、全議員で議論を行い、早い時期に町民の皆さんが納得する額を決めて行きたい。
  ②議会広報について、前期の後半から議員主導で取組んできた体制を引続き継続し、町民の声を取り入れ、読みやすい編集を行い、より充実した広報としていきたい。
  ③議会総合条例について、条例や規則、ルール等を一本化し、議員や町民にも分かり易いものとすることに取組んで行きたい。
(会場からの質問)
 ・全議員による議員協議会の常設に対する考えは?
   ← 必要だと思うが、現在は、会派制を行っているので、それを重視し、会派で議論を行うのが良い。ただ、親睦組織の議員会があるのでそれの発展的な形とすることを検討してはどうか。
 ・議会運営委員会の委員構成を無会派議員を入れたものにすることについての考えは?
   ← 会派制をとっているので、現状の会派の委員の構成がよい。
 ・議員定数削減についての考えは?
   ← 定数も大切であるが、財政が厳しいので報酬問題を先に取組み、その結果が定数にも関係してくると思う。

●B議長候補予定者
 ・会派より推薦を受けたが、議長と言うものは立候補するものではないと考えているが、考えていることを話たい。
 ・町民の代表が議員であり、その代表が議長であるが、町長のように予算権や執行権を持っているわけではないので、議員の皆さんの意見をまとめていくのが議長の役目だと考えている。
 ・議員皆さんと議論を交わして、町民の皆さんに分かり易い議会としていきたい。
 ・インターネットによる議場の中継、傍聴に来ていただくなど過去の検証も含めながら議会運営委員会で検討をしてもらいたい。
 ・議会のルールについて、あやふやなものもあり、本題よりもルール自体が議論となってしまう場面も多々あるので、きちんとした制度化したものにしていきたい。
(会場からの質問)
 ・全議員による議員協議会の常設に対する考えは?
   ← 会派制をとっていおり、議運も機能しているので、わが町にはなじまないので、必要ない。ただ、議運や議会で必要だと決まれば、設置しても良い。しかし、議員協議会が必要な案件はないと思う。広域行政特別委員会などを活用していけばよいと思う。
 ・議会運営委員会の委員構成を無会派議員を入れたものにすることについての考えは?
   ← 会派制をとっている以上、変えていくべきではない。
     委員外議員として休憩の中で発言を行えるので、委員長の仕切りの中で整理をしていくと良いと思う。
 ・委員会の運営について、適正な運営を議長としても発言をしてもらいたい。
 ・議長として、議会の中だけではなく対外的な役割を行っているが、それらを議員へ報告や周知など行う考えはあるか?
   ← 大事なことであるが、町長が説明することは除外するが、場面場面で説明していきたい。

 以上、要点をまとめて見ました。
 両者とも同じような発言であり、質問に対しても会派制を重視した考えを持って答えてくれました。
決定的な違いがないので、どちらに決めるか迷うところでもあります。
また、副議長候補所定者の方も本人が出席してくれて、議長候補予定者と同様に所信と質疑応答をしていただきました。

 今回のように、多くの議員と共に双方の候補予定者から直接話を聞く機会を設けることができ、協力を戴いた議員各位に感謝したいと思います。
長年の暗黙の世界から一歩前進踏み出せたかどうかは、今後の展開を注目したいと思います。

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