北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

芦別市へ行政視察

2009年08月06日 | まちづくり
 2日目は、芦別市の視察です。



 一昨年から委員会で取り組んでいた住宅改修促進助成事業の研究です。前回は、留萌市と岩見沢市にお邪魔して勉強をさせてもらいましたが、今回は、再度助成事業を復活させた芦別市にその経緯も含めての研修のために訪問をさせてもらいました。



 わが町でも、この4月から耐震診断・改修とバリアフリーに関する助成制度がスタートしましたが、リフォーム全般への助成制度に拡大するために役場担当者も含めての視察となりました。

 芦別市では、平成18年から20年の3年間で住宅リフォーム助成事業を行っており、3年間で290件の申請があり、5800万円の助成が行われたそうです。町内業者限定で20万円以内の助成ですが、改修費全体では5億1500万円掛かっているそうですから、町の事業としては約10倍の経済効果があったといえます。
 今回、事業が復活した背景には、経済活性化に対する要望がまだまだ多いのと、財源として緊急経済対策交付金の活用であったそうですが、一番は、財源が確保できたことが大きいようです。
 わが町でも、財源の問題があり、町長も踏み込めないでいるようですが、要は、施策での位置づけとして、どの位置にあるかということだと思います。
住宅施策、経済活性化、雇用の確保などを考えるとやる気があるかないかだけのような気がしますが、どうでしょうか・・・?

 今回、2つの町にお邪魔しましたが、大変参考になりました。