北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

第2回定例会 一般質問

2008年06月17日 | まちづくり
第2回定例会が始まり、16日から一般質問が始まりました。
今回は、13人の議員から37問の質問です。
二日目の今日は、私が最初の質問者です。今日は、民生委員の方の勉強会なのでしょうか、10数名の方が傍聴にやってきてくれています。有難いことです。何時もは数名なのですが、傍聴者が多いと議員も町長も何時もより緊張感を持って臨むので引き締まった議会になります。
議会は、平日の日中の開催なのでなかなか傍聴の方も集まりにくいと思います。随分依然にビデオで同時中継を試験的に行っていたようですが、他の市町村でもインターネットによる中継なんかも行われているので、是非、わが町も取り組むべきです。記録に残るので、緊張した議会を維持できると思います。情報も瞬時に伝えることもできます。現在は、3ヶ月後に「議会たより」として、議会報告が行われていますが、時間差ができて新鮮味に欠けますし、質問のやり取りが再々質問まで記載されずに通告と答弁書の域を越えていません。大事なことが再質問や再々質問に隠れているからです。栗山町が全国で最初に取り組んだ議会基本条例を見習って、わが議会も改革していかねばと思っています。志ある議員がいなければ実現が難しいので、町民の皆さんの応援がないとなかなか難しいと思います。でも、何とかしなければ・・・、と思うのです。

今回の質問は、
・地域医療の取組みについて
・市街地のまちづくり
・雪と暮らす建物づくりについて
・ふるさと寄付条例について
の4件です。
 地域医療については、国・道・関係団体への陳情主体の存続運動や金銭的な支援が主な取組みですが、もっと医師の立場に立った活動をしないと医師が地域に残ってくれないと思うのです。医師の数には余裕がないのですから、町に来てくれる、ずっとここに居たい病院にならないと地域医療は立ち行かなくなってしまいます。
人間が生きていくために必要な「衣・食・住」は、今や「医・食・住」となっており、「医療」がないところには、町は存続できない時代になっています。
今、真剣に町民と共に行動しないと大変なことになります。
 ふるさと寄付条例については、4月30日の国会で地方税制の改正が行われ、ふるさとに寄付をした金額の内5千円を引いた残りの金額を道・町民税を払ったことにしてくれる仕組みです。つまり、5千円が純然たる寄付になり、残りはふるさとに税金を納めたことになるということです。この仕組みをいち早く活用している町村が結構あるのですが、わが町はまだスタートラインに立ってもいないのです。どの部署で動くかも決まっていません。黙っていても、寄付は集まらないのですから、お願いや宣伝をして寄付してもらうような営業活動をしないと他所に取られてしまいます。町長も元経済人なんですから、時は金なりです。スピーディーな動きが大事だと思うのです。
また、このふるさと寄付条例は、目的を持った寄付項目を作ること、例えば「図書館を整備するための寄付」とすると、町民でも寄付できますので、自分の税金は使い道の判ることに使ってほしいということで図書館整備に寄付として税金を納めることができます。これは、結構使える法律だと思うのです。
 以上のような質問をしたのですが、結局は「検討します」「他町村の動きを調査しながら検討します」と前向きな回答を得ることはできませんでした。
ただ、やらないとは言っていないので、これからもネチッコク取り組んで行きたいと思います。まずは、動き出すような作戦を考えなければなりません・・・。