覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

ローズS 2000年のラビット

2017年09月19日 06時52分35秒 | Weblog

 メリーナイスのポスター、キャッチ。確認致しましたが

    四白 流星 六馬身。

が正しいです。うろ覚えでした。サインの機能としては全く問題ないが、お惚けで恐縮でございます。

 終わりました3日間開催。先週の該当『優駿』9月号ページの1つ、71ページ。下段は凱旋門への注目ステップレースで

     愛チャンピオンステークス     アイルランド国旗   =  白   のトリコロール

     仏  フォワ賞             フランス国旗     =  白   のトリコロール  

 終わって気が付くと本当に昨日の池江先生の気分だが、

     愛国旗 トリコロール     緑 橙  →  枠連    阪神メイン  仲秋ステークス  

     仏国旗 トリコロール     青 赤  →  枠連    中山メイン  セントライト記念  

 要はナショナルフラッグでの、月曜メインサインと云う為の国旗掲載ページだった。


 そして、仰天の 安田記念再現 となった、ローズステークス

 わたくしも微かに記憶があったので調べた。やはり、9月の国際的なレースで、鮮やかな先例があった。

    2000年 9月10日 第27回 ベルリンマラソン   

    優勝  サイモン・ビウォット    (ケニア)    2時間7分42秒  

 実は、ラビット即ちペースメーカーとして参加し、そのまま走り続けてしまい優勝した、と云うケニアの選手だが、これを評価され、2001年世界陸上ではケニア代表に選ばれ、本番エドモントンではエチオピアのアベラにわずか1秒差で競り負け、銀メダル獲得

 71ページを見れば明らかで、このラビット選手の優勝の 9月10日 この日がフォワ賞、日本馬サトノの2頭が出走したレース当日で、ラビットラン 優勝は、この日付のベルリンマラソンでの珍事。9月の世界的競走史の一コマの映し出し。それだけ、日本に取り、マラソンが重要な競技、国民的性格を帯びていることを受けた措置だったと考えられる。果たして本番も銀メダルと云う、秋華賞なのかどうかはさて。
 思い返せば、フォワ賞で先行した サトノノブレス 明らかにラビットランナーで、オーナーからも池江先生からも、「ダイヤモンドを勝たせるのがお前の仕事や。気張りや」と耳打ちされていたこと疑い無しの走りだった。

 さらに調べると、偶然の一致は、このラビットラン好走で選ばれ、臨んだエドモントンの2001年世界選手権。男女マラソンは

    男子  2位  サイモン・ビウォット    SIMON BIWOTT      ケニア
 
    女子  1位  リディア・シモン       LIDIA SIMON       ルーマニア

 共に SIMON の金と銀。このリディア・シモンは大阪国際3連覇などのルーマニアのランナーで日本でも著名。あのQちゃんこと高橋尚子のシドニー五輪での金。28秒差から最後、驚異的な粘りを見せ、Qちゃんから8秒差で2位に入った。キュートで、決して諦めないランナー。翌年がこのエドモントンでの栄光である。

 同じ SIMON で、2001年の世界女王。だからこそ、ラビット勝利の2000年ベルリンマラソン、その2000年に競馬界を席巻した テイエムオペラオー の和田竜二の騎乗でのラビットラン。実は、このリディア・シモンさんを写す、大阪国際女子マラソン史上初の3連覇があったればこその、阪神競馬場の9月メイン、牝馬のローズステークス 実はラビットに託した、ルーマニア選手、ナニワの女王を写す1頭の牝ウサギだった、と結論付ける。シモンさんは7月3日、大阪のシンボル、通天閣の日の生まれである。
 シモンさん最高の栄光、2001年の阪神の監督は 和田豊 である。


  御登録 お問合せ先

        sir_delacroix@yahoo.co.jp    まで

  『詳細希望』 または 『登録希望』 件名明記にて、空メールを下さい。
 
 一般レース、また特別戦ならまだしも、重賞で ラビット走者 などが勝つとは!とどうにも不可思議だった重賞だが、わたくしは納得。

 「おのれら、ウサギを馬鹿にすな。」 と云う横山やすし調の声が聞こえる、ウサギの馬だった。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アイドル暗躍 | トップ | 世界の夢へ 秋への確信 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事