覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

3冠から牝馬の秋へ

2020年10月26日 09時43分54秒 | Weblog

 発売された直後。11月号『優駿』のあの個所から直ぐ浮かんだあの1頭のレース。わたくしはあるレースの下位2頭のゼッケンが 菊花賞サイン と踏んでいたが、この申し上げたこの1頭のレースの下位2頭が 3番9番 = 正解。ワシはだなぁ~!・・・

 また、昨日の 第81回 菊花賞 これは 2003年 スティルインラブ ネオユニヴァース 以来の2週連続の3冠達成なるかどうかの極めて稀なレースだったが、その回想される 2003年 菊花賞 武ファミリー3人の騎乗があった。

   2003年 第64回 菊花賞  

   9着 5枠10番 サクラプレジデント      豊    小島太   
  11着 5枠 9番 コスモインペリアル      幸四郎  清水利章 
  16着 2枠 3番 サウスポール         英智   武宏平 
       (18頭) 

 全レースが管理され、増してやカテゴリーの頂点、最大注目のGⅠともなれば着順、着差まで全部脚色なされ、厳格に査定されていると見做す根拠の1つは、このような現象的事実である。この ネオユニヴァース 2週連続の3冠挑戦レース を踏まえ、

   2020年 第81回 菊花賞 

   1着 2枠 3番 コントレイル         福永祐一  矢作芳人 
   2着 5枠 9番 アリストテレス        ルメール  音無秀孝 
   3着 5枠10番 サトノフラッグ        戸崎圭太  国枝栄  
       (18頭) 

 土曜日に発売され、わたくしもレース進行と共に読んだ11月号『優駿』。第81回 菊花賞 の週の先週該当81ページ。ディープインパクト 最後の 2006年 有馬記念 の写真と共に、リタイア、北海道へ向かうくだりのストーリーだが、ここには

   12月26日  津軽海峡をフェリーで渡り・・・

 こう記述があり、矢張り発売当日 24日(土)及び25日(日) メインのサインだった。

   2006年 有馬記念  優勝 ディープインパクト   馬連 1番4番

   = 10月25日 東京メイン  ブラジルカップ    馬連 1番4番 

   2020年 6月21日 函館12R 津軽海峡特別   馬連 5番11番

   = 10月24日 東京メイン  富士ステークス    馬連 5番11番 

 この ブラジルカップ は 馬連 より 枠連 2540円 の方がつく、いい配当だったが 5番 スワーヴアラミス の配置を見て、直ぐ去年11月 ジャパンC 優勝 3枠5番 スワーヴリチャード と合致することを想起した。すると、その JC2着 1番 カレンブーケドール 国枝栄厩舎 とも合致する 1番 ハヤヤッコ 国枝栄厩舎 これも顕著であり、発売直後の11月号。この中の特集に

   トレンド考察  白毛から広がる名牝系    シラユキヒメ一族 

 この白毛への注目があり、ハヤヤッコ 白毛 で シラユキヒメ の孫に当たり、81ページ ディープインパクト と同じ 金子オーナーの勝負服。

 はっきり発売直後の『優駿』。ネタ揃い。

 もう今年のJRAの一大イベントであった3冠レースは終了したのでお話ししてしまう。

 当然、昨日 2003年 スティルインラブ&ネオユニヴァース の秋の結末に注目、比較考量に及ぶ先週の読みの日々だったが、結末

   2003年 菊花賞 の週   10月25(土)26日(日) 

   土曜 富士ステークス    枠連 2-5  3番 9番  優勝 ミレニアムバイオ 
   日曜 菊花賞        枠連 1-4  2番 8番  優勝 ザッツザプレンティ 

   2020年 菊花賞 の週   昨日10月25日(日)

   日曜 ブラジルカップ    枠連 1-4  1番 4番  優勝 ハヤヤッコ 
   日曜 菊花賞        枠連 2-5  3番 9番  優勝 コントレイル  

 遊んでいる訳ではなく、どう「先例」を前提、ベースに新たに脚本を練り、我われ真のファンを唸らせる鮮やかな上演を模索、追及するか。読み様次第で正しく思考すれば正解に辿り着ける「楽しませる演出」こそが演出者側の苦心である。

 国民の健全なレジャーなどと云うが、向こうはエンターテインメント、アーティストとして毎レースを刻んでいる。

 これにはやはり仕込みが掛かり、熟したレースにまで結実させる時節を要する。平成元年のフィナーレは イナリワン(=平 1年=ワン) を公営から呼び寄せ、元年年度代表馬に確定させる有馬記念を上演したが、真の平成以前、昭和との訣別、哀切の儀式とは 平成2年終焉 

   1990年 有馬記念   優勝 オグリキャップ   奇跡のラストラン

 同様、譲位に伴う令和の御代のスタート。この新時代の真のヒーロー登場は、今年 令和2年 

   2020年 皐月賞 ダービー 菊花賞  優勝 コントレイル   無敗3冠  

 CONAイヤー を誰しも競馬暦で思い出せる CORAIL と云う区切り。記憶と記録に刻み付ける1頭の造型だった。

 昨日のレースもどちらかと云うと余り秀逸とは言い難い、最後の直線。少しルメールが手加減すればかわし去れる着差まま。息の合わせる技量駆使2人の手つなぎゴール。見え見え。勝つことよりも勝ち方がポイントであり、最多勝ジョッキー、名ジョッキーとは断じ難い。何馬身も離して勝つことは必ずしも困難な技ではないからだ。

 近年、同着が増えたが、ゴール瞬間の着差判定技術はハイテク、画像撮影処理の技術向上で飛躍的に精度は増しているのに、何故、昔は余り聞かなかった「同着」が一般レースも含め、増えているのか。

   近年競馬  解像度、判定精度が高まれば高まる程、「同着」が増える 

 この根拠は、人的意図が働いているとしか説明できない。「意図」してジョッキーが同着を作り出しているのか。そもそも、同着などほぼ有り得ず、厳密に「判定」する側の意思、作為が関与しているからであり、先日も菜七子の同着があり、今年春は新人デビューの同着優勝もあった。

 そして歴史上、記録上は僅差でも偉大なる無敗の3冠。

 明けて 第162回 天皇賞・秋 無論、メンバー出揃う前から模索してきたが、昨日を踏まえ、12頭と云う小頭数の激戦様相 

     アーモンドアイ   VS   クロノジェネシス   

 11月号『優駿』表紙も謳うように 牝馬最強激突 の様相を呈するが、わたくしはこの3頭しか登録の無い牝馬以外のある1頭の単勝に強く惹かれてきている。

 3冠は続いたが、3週連続で無意味な単勝がGⅠで続くのか。

 御登録は 

    sir_delacroix@yahoo.co.jp   まで

 『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名明記にて、空メールを下さい。

 開催前、告知された 三浦皇成 「病気」で全レース乗り替わり。これが菊花賞の2枠発射のメッセージであることも昨日冒頭御説明申し上げたが、

   1枠 2番 ガロアクリーク     夫人 松尾翠 元局アナ 在職フジTVレース勝ち馬 
   2枠 3番 コントレイル      福永祐一 

 これで夫の騎手生活最大の栄誉に寄り添わせる演出、配置。2枠同居の スピリット馬 も絶対の確証となる配置だったことは御登録各位様には申し上げた。 

 今週もこうした仕掛け。できれば3着まで読み切れるかどうか。


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