ホワイトストーンの無事

　きさらぎ賞は無敗の２勝馬の激突と云われている。

　先週シルクロードが文字通り、２強の決着だった以上、今週はこの２頭では決まるまい。

 

　人気の一翼　バンドワゴン　フレッド・アステア主演のミュージカル映画タイトルであり、この中の「ザッツ・エンタテインメント」はその後、同名でミュージカル映画のアンソロジー（ハイライト場面集）として、映画化される。

 

　オリジナルの映画「バンドワゴン」の公開が１９５３年であり、これが去年ならちょうど公開６０年にあたり、云うまでもなく、ＪＲＡが掲げる今年２０１４年のテーマ

 

　　　　　ＪＲＡ創立６０周年　

 

　これと合致し、新馬　エリカ賞　の連続の圧勝劇となった訳だ。が、これは去年が飽く迄６０年目だったからだ。今年は映画公開から６１年。映画の通り、その続編となるのかどうかは疑問符である。

 

　わたくしは、今年の競馬のクライマックス・レース、どれとはまだ特定しかねるが、必ずＧⅠ大舞台で　〇番〇番　と云う馬番が出現することを確信している（フルゲートなら　枠連　〇－〇）が、趣意からして、バンドワゴンを今年、追うつもりは無し。ダービー馬などではないと思う。

 

　きさらぎ賞は〇枠の発射のはずで、ここに何が置かれるか。

 

 

　愈々確信深まる、東京新聞杯　何故、先週あのような同居枠が造型されたのか！　明白に、このレースは　〇〇厩舎　のあの１頭が発射枠に置かれるからに他ならない。一体、２月９日（日）が何の日なのか。これで絶対的にこの１頭の枠の発射を確信する。

 

　

　土曜日　東京メイン　わたくしの本命が発射優勝した。

 

　　　　白富士ステークス　　　エアソミュール

 

　この　富士とエア　の揃い。これが日曜の東京メインへの大いなるサインだったと振り返って見ている。それは、この　富士　エア　の揃った週が去年の函館であったからだ。

 

　　　２０１３年　　６月２２日　函館メイン　津軽海峡特別　　　　

 

　　　１着　５枠　６番　キタサンシンガー　　　

　　　２着　６枠　９番　ハルカフジ

 

　　　２０１３年　　６月２３日　函館メイン　大沼ステークス

 

　　　１着　５枠　６番　マカニビスティー　　

　　　２着　６枠　９番　エアハリファ　　　　　　　　　　　　　

 

　土曜東京　富士のレースでエアを出したと云うことは、２つが揃っているこれを使うという意思表示だったのだろう。

 

　　　先週　日曜メイン　根岸ステークス

 

　　　１着　３枠　６番　ゴールスキー　　

　　　２着　５枠　９番　ノーザンリバー　　　　　

 

　

　そして、次の事実に、衝撃と共に、打ちのめされる。

 

　　　　土曜東京メイン　　　６番　エアソミュール　　　優勝

　　　　日曜東京メイン　　　６番　ゴールスキー　　　　優勝

 

 

　先週を思い、そして、この白富士と根岸の６番優勝の揃い。このルーツは

 

　　　１９９０年　セントライト記念　 　６枠　６番　ホワイトストーン　　優勝

　　　１９９１年　産経大阪杯　　　　　６枠　６番　ホワイトストーン　　優勝

　　　１９９３年　アメリカＪＣ杯　　　　１枠　１番　ホワイトストーン　　  優勝

 

 

　この、ダービー３着　菊花賞２着　ジャパンＣ４着　など、名脇役として活躍した１頭　ホワイトストーン　この歴戦の強豪。実は生涯重賞３勝に過ぎず、内２勝が６番ゼッケン。何故、先週の、このホワイトストーンの重賞ゼッケン６番を土日の東京メイン、また２重賞優勝位置　６番と１枠　を使ったのか。

 

　わたくしも、今日思い当たったのである。先週のゲートインの前に着想、辿り着かなければならなかったのである。

 

　　　先週の２つの重賞で　

 

　　　ホワイトストーン・ゼッケン　と　１枠　ガール　の揃う勝利　

 

　向こうはこれを考え、実施したものである。

　報道を追ってはいるが、わたくしの連想力が及ばなかった。

 

　ま、向こう（ＪＲＡ演出側）の思いと同様、

 

　解かる者だけ、解かればいい　・・・

 

　去年は札幌が開催できなかったので、代わりに同じ北海道の函館の都合良いのを探してきて使ったのだろう。だから、連動外しも止む無かったのだろう。

 

　思えば、根岸＝横浜の地名　だが、神奈川でも札幌でも今春同じようなことが起きたからだ。

 

　上手く出来ている。実に巧妙であり、人的意図を明らかに感じさせる。

 

　　　All's Well That Ends Well　　　 ウィリアム・シェイクスピア

 

　おあとがよろしいようで　・・・

 

 

　再度申し上げるが、向こうは解かる者だけ解かれば良いと思い、演出・実施している。英国では競馬は　キング・オブ・スポーツ　スポーツ・オブ・キング　と両方で呼ばれるが、競馬は、そしてこの場の読者の方々は、知的貴族のはずである。解かる者だけ付いて来れば良い。

 

　世の中には、また人間同士には、厳然たる馬鹿の壁と云うものが聳え立っており、これを乗り越えることは如何ともし難い。

 

　馬が本気で競走しているなどと思っているやからがいるからこそ、消費税も８％またいずれ１５％に上げなくてはならなくなるのである。

 

 

　また、この日曜の脅威の３連勝

 

　　２月２日　日曜京都

 

　　　３Ｒ　６枠１２番　メイショウオウセン　　　松山弘平　　４番人気 　１着

　　　４Ｒ　３枠　３番　コーリンベリー　　　   　松山弘平　  ５番人気　　１着

　　　５Ｒ　７枠１３番　ネオヴァリアンテ　　　　松山弘平　　６番人気　　１着

　

　単勝は順に　　８７０円　１５００円　９５０円　　

 

　このようなことは、先ず今年は２度とないだろう。

 

　これも、土曜が富士のレースがメインで、今年の最初のあれで、もう独りのコウヘイが不在だったからだ。

 

　土曜東京メインが富士で、この週は富士の週のはずだったのが、肝心のご当人が休んだので、代わりのＪＲＡのコウヘイを走らせたのである。成田の新勝寺にも姿を見せられなかったのだろう。

 

 

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