今年の１頭 コントレイル 正体

　今年の主役の１頭。

　　　　　コントレイル　　　

　日本競馬史上、３頭目　無敗の３冠馬　ＧⅠ４勝後、竟に　女傑アーモンドアイ　の２着に　ジャパンカップ　で敗れ、土がついたが、堂々たる　父　ディープインパクト　に続く、無敗での３冠達成。

　この正体。御登録各位様には　ダービー　の折、申し上げたが、年末、大晦日の今日。この正体の一半を御明かし申し上げる。

　日本が誇る世界的俳優。現在の渡辺謙などと比べても、その圧倒的存在感、影響力、スピルバーグ初め世界の巨匠らに計り知れぬ影響を及ぼした、そのスケールではまだ比べようもない大俳優。

　　　　三船敏郎　　　１９２０年　４月１日生まれ　

　この訃報は２３年前、クリスマスイヴだった。今年はこの　世界のミフネ　生誕１００周年　メモリアルであり、同時に黒澤映画と共に世界にのし上がった三船さんを思えば　黒澤明　生誕１１０周年。

　この重なりで、今年の　コントレイル　３冠達成の　菊花賞　最初からこのコンビの代表作「七人の侍」で三船が演じた　菊千代　このレースだと確信し、

　　　菊花賞　　　２枠　３番　コントレイル　　　＝　黒い２枠の　三船の３番　

　そして、日本競馬史上最大の　千代の馬　とは　１９８８年　第５５回　ダービー馬　サクラチヨノオー　であり、２枠での優勝。もうこの　菊花賞の２枠　千代の枠　＝　菊千代　と見做し、堂々の３冠達成劇。

　そしてこの　コントレイル（馬名意味　飛行機雲）　だが、実は　

　　　　三船敏郎　　中国青島生まれ　父が「三船写真館」経営　
　　　　　　　　　　従軍時代は、その写真の腕を買われ、作戦地図作成の為の偵察員　

　これで着想される　三船メモリアルイヤー　の　飛行機雲　とは

　　三船が撮影した、特攻隊で飛び立つ２度と戻らぬ隊員たちの遺影、特攻に向かう最後の機影　

　これが正体の１つだと見做し、申し上げた次第。三船誕生日　４月１日　＝　皐月賞　枠連　１－４　に帰結し、サクラチヨノオー　ダービーゼッケン５番　これが　コントレイル　ダービーゼッケン　にもなった。


　デアリングタクト　と並び、来年、どのような活躍を見せるか。またどのようなドラマが待っているのか。

　松阪牛、丹波牛などと共に、２０２１年　令和３年　丑年　とは何が待っているのか。思い巡らす日々である。

　この　コントレイル　を分身とする、先輩　ヒコーキグモ　谷潔厩舎　これが唯一勝利した重賞

　　　１９９７年　第３７回　きさらぎ賞　　　　枠連　４－７　　

　この折の騎手　松永幹夫厩舎　は今年、ラッキーライラック　で　大阪杯　エリザベス女王杯　と云う、ＧⅠ美酒を２度酌み、そして今年の金字塔の１つ　藤沢和雄厩舎　史上２人目の　１５００勝達成　のレースも　枠連　４－７　これでわたくしは　三船イヤー　枠連　４－７　何処かの大一番で出現と踏んでいたが、年末大井の　東京大賞典　だった。

　平成２年　ダービー馬　は　アイネスフウジン　中野栄治騎手　申し上げるまでも無く

　　　　陸軍中野学校　　フウジン　＝　神風特攻隊　　　

　この逃げ切り勝利には、当然、特攻で散った若き日本の若武者たちへの祈りが託されていたが、次の元号の２年目　今年　令和２年　ダービー馬　やはり　特攻隊をなぞる　三船が撮影した帰らぬ特攻機の機影、尾を引く飛行機雲　だった。国の為、潔く「また靖国で会おう」と言い交し、迷わず、散っていく特攻機の長く、尾を引く、名残りの飛行機雲・・・。

　後の日本映画界を超越するスーパースター　三船青年　は果たしてどのような思いで特攻隊員らの家族に届ける遺影を、また最後の機影を撮影し続けたのだろうか

　間も無くの来年　２０２１年　令和３年　ダービー馬　とは、平成３年に出現した　平成最初のスーパーヒーロー　トウカイテイオー　を引く何らかの１頭が就位するのだろうか。

　わたくしはとても、川田将雅　が制した２歳ＧⅠの２頭　グレナディアガーズ　ダノンザキッド　どちらかなどとは到底考えられないのだが。

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　それにしても、痺れるスターだった、三船さん。