覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

命がけ

2016年07月07日 10時40分13秒 | Weblog

 命がけ。久しぶりに昨日、あることを命がけでやった。身体が実際命がけでも、知力の命がけでもなく、心の命がけ。う~ん。毎朝の腹筋運動が命がけと云う保健・ダイエット志向の方もあろうし、業種職種様々、日々仕事に命懸けの覚悟のお勤めの方もあろう。ライザップとやらも、個人の細分割、小出しの命がけをサポートしてくれるインストラクターが居られるそうだが、自己改革とは、命がけなのだろうか。ハリウッドのトップランクのスタントマンは文字通り、命がけの現場だろう。が、毎日はやっていられまい。命がけの舞台を務めると云う歌舞伎役者も、ひと月25日間、毎日、毎回、舞台の出は命がけが本当の所なのだろうか。またプロスポーツ選手はシーズンに何回命がけで、練習ではどうなのだろうか。真剣と命がけとはどう違うのか

 早く逝った十二世團十郎だが、襲名の前の覚悟は凄まじかった。早朝昏い内から成田山新勝寺で水垢離を取り、日に八時間も繰り返す。何故、そこまでやる必要があるのだろうか、と思ったが、未熟非才の身に大名跡を背負う覚悟。試練。生まれ定まった運命ながら、恰もそれを自ら選びとった者の覚悟、死に物狂い。その後の精進。二度にわたる白血病からの帰還。最初の復帰会見の折は、「地獄から戻ってきた」と語った。そして、今の新たな歌舞伎座開場目前の、突然の逝去。仕事で中京に赴かれていたお嬢さん、市川ぼたんさんには、当然、舞台(仕事)を勤め終えてから戻るよう、日ごろから教えてあり、急ぎ駆け付けた娘の前、15分後に息を引き取られたと云う。ある評論家が巧い團十郎ではなかったが、立派な團十郎だった、と述べた。息子とてあれこれあったが、実に痛切な奥様のことを伺ったのが團菊祭の五月の舞台を勤め挙げた後。「海老蔵さん。貴方も何故、こんなに苦労が絶えないんだろうね」と心底、思いを寄せたわたくし。舞台人など著名人の世界では、このような最中の苦衷が目立ち、世人の目に触れる。だが、どの家にもドラマがあり、葛藤、言い知れぬ想い、苦悩、心を極にまで陥れられる出来事はそれはある。戦争、天災、またテロなどではこれが同時に時に夥しい数で日常同様に起きる。


 個人的なことなので内容は触れないが、改めて 命がけ この意味を思い、噛み締めた。人は一体、どれくらいの頻度、回数、また目的別に、命がけになれるものなのだろうか。個人差は大きいのか。そして本当に命がけなのか。己の生命にも勝る何らかの「大義」で、死をも厭わぬ戦地に赴いたかつての方々はさて、逆に命がけでなくても生きられる現代になったからこそ、改めて、わたくしはよく使われるこの言葉を己に引き寄せ、考えたものである。

 冒頭長くなったが、しばらくこの場の更新も絶えていたが、その間、世は公私共に多様なことが起こる。今朝の報道を見ても、号泣野々村元議員の有罪、猶予刑。都知事選立候補者問題と参院選情勢。茨城の龍ヶ崎で42歳女性の遺体、高2男子生徒が殺害遺棄で出頭、逮捕。競馬界的には、園田初参戦の藤田菜七子の2着入着後落馬負傷。

 これが、七夕賞の週の7月7日、七夕当日のニュースか。

 囲碁界で七冠保持の井山裕太に対し、将棋界の横綱・羽生善治。今季、危機に見舞われている。と云うよりも不調なのか、何かこの超天才にも個人的な鬱屈、私的な事柄もあるのか。七大タイトルの中の四冠王だったが、名人失冠に続き、タイトル戦で敗北が重なり、これだけ勝率が上がらない羽生先生。わたくしは記憶に無い。


 まあ、あらゆる報道を競馬に事寄せ考えるわたくしとしては、今週は先ず


      アテネ五輪の女子マラソン覇者、野口みずきさん、挙式 


 これを挙げる。これで走る馬が明らかだからだ。七夕婚と呼ぶべきか。

 そして 第52回 七夕賞 だが、そのまま 天の川 = ボワラクテ と云う名の ヤマニンボワラクテ が出走してくるが、上位人気必至と見られるこの1頭。素直に飛びつく程長閑な訳が無い。

 わたくしは今年春のあるレースを観ていて、もう明らかに七夕賞の予告だと云うレースを感性がキャッチしており、今週のこの日曜福島重賞は大方 〇枠 で間違い無いと云う立場だ。


 思えば去年、かなり仰天したレースだった。グランデッツァ の勝った去年の七夕賞は、実は承知している3つの連動レースで共通する4枠が、実に3・4着に並び留まり、同日のもう1つの重賞 プロキオンステークス の連動対象レース、これと全く同じ 枠連 6-6 で決したからだ。逆に プロキオン では、この七夕賞の2つの連動レースを満たす 枠連 1-3 2番6番 意図的にこの逆の入れ替えをやってきたとしか思えないレースを実施した。このゾロ目、同日2重賞の入換。これが向こうの意思であり、何故、こうして逆にするのか。入れ換える必然性、世の中のメモリアルな事柄が果たしてあったのだろうか。

 わたくしは今思い返すと、ひょっとしたら去年7月1日。国際地球回転・基準系事業の決定による 閏秒の挿入 これが根拠だったのでは、との疑いを持つ。即ち、6月30日と7月1日との間に

       23時59分60秒 

 と云う1秒挿入、追加されたのである。今年、夏季五輪の年の4年に一度の2月29日挿入と同断。

 これが去年7月第1週の アンビシャス のラジオNIKKKEI賞やウリウリのCBC賞ではなかったのは、やはり、星の運行、地球の自転、公転の都合で生じるこの幅、ずれを、天体のレースである七夕、プロキオンの週、はさみ、正すのが適当と判断されたからではないか。
 寧ろ、去年の今週。七夕賞の 6-6 ゾロ目出現の前、わたくしはこちらこそゾロ目濃厚と見たプロキオン。わたくしは 3枠 の方を上位に取り 3-3 を第一に疑ったが、実際は 1-1 になりそうで最後鼻差で 1-3 と云う、1-1 崩れのレースだった。んな阿呆な! 今日のゾロ目サインは一体何だ!と思う次の間、七夕賞 で ゾロ目 6-6 成就だった。完全に裏を取られた。
 また去年の七夕賞。わたくしはある根拠から、10番人気以下の1頭を本命で申し上げ、不発。がこの根拠は薄弱で消え去ったとは思っていない。このリベンジの勝負となる。



 これはさて、この春のある目立つレースの構造から、わたくしは今週の七夕賞。〇枠が予告枠であり、これの発射と見做し、明日発表の出馬表に注目する。この〇枠、今週のある目立つ報道でも、意外な形で提示された。

 ひょっとして、週のメイン 七夕賞 このまま 枠連 〇-〇 なのではなかろうか。   


 一方、もう1つの重賞。選挙投票日当日中京の 第21回 プロキオンステークス 歴史の浅い、若い重賞だが、これには 過去14年で13回の濃い連動レース が存在しており、真に意外な相手レースであり、わたくしにこれを教えてくれたのは、あるダービー馬だった。この連動は濃く、この14年間で唯一の例外の年も、2008年に相手レースの3着ゼッケンが代用発射、優勝したレースだけだが、この年も今年と同じ、大統領選挙の年だったから発生した例外だと見ている。

 今回のプロキオンもまた 〇枠または〇枠発射 である。プロキオンとは小犬座のアルファ星である。これまた、現役で実在するある競走馬が必ずサイン馬のはずだ。

 思い返せば去年師走。サンビスタ わたくしが前日土曜末尾で大いに浮上、実に怪しいと申し上げた12番人気が、この中京のGⅠ チャンピオンズカップ でファンを仰天させたと同じ、中京のダート戦。そのサンビスタを導いた、デムーロのノボバカラ。先週の勝利に続き、またデムーロの人気馬。わたくしは素直にこれだとは考えられない。

 だが問題は 〇・・・・・・〇 がどう枠順で組んで来られるか、である。


 無論、今週は、この春のGⅠを惜しくも!を経験した 〇〇厩舎 この発射。巨大な炸裂がある。

 やはり、馬が走らないとわたくしも生活の違和感が大きいし、第一身体に好くない。

 今朝、わたくしの居る場所。空は曇天。が少し、光が射してきた。
 


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 今週、見つめるターフ。ここでも、わたくしは命がけ。これを実感してみたい。


   おぼしきこと言わぬは、腹ふくるるわざなれば、筆にまかせつつ、あぢきなきすさびにて ・・・


 これを今週、わたくしが思い起こし、ここに記す根拠。お解りの方。やはり、教養と国民常識レベルの学識を持ち、感動をテーマとする同好の方々と、ゴールの感動を目指す。必ずでかいところを仕留める。結局は馬に走ってもらい、馬に託すことにはなるが。

 選挙候補者はおおむね命がけなのかね。



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