覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

馬と歌舞伎と慶應義塾

2014年11月03日 11時43分10秒 | Weblog
 
 向こうの予めの意思表示
 
 
   天皇賞・秋 プレゼンター石坂浩二 
 
   週中 三越「馬と歌舞伎」展 市川海老蔵&武豊 ライヴトーク
 
 
 この発表で明白だった。東京競馬場はウオッカの幕を入場門に掲げ、石坂浩二を出す以上、
 
   2008年11月2日 天皇賞・秋  ウオッカ 優勝
 
 この週、6日後の11月8日に行われた次のイベントと今回の天皇賞とを重ね見ていることは明瞭だった。
 
 
   慶應義塾創立150周年記念式典 総合司会・石坂浩二
 
   150回 天皇賞・秋   プレゼンター・石坂浩二
 
 
 しかもこの慶應のイベントに、実に天皇皇后両陛下も御列席あそばされていたのである。一私学ながら、流石は天下の慶應。わたくしどもの出身校を落ちた学生の行く学校ながら、天皇賞と重なり合う十分な根拠、そして予行イベントだったと云える。私の立脚点は間違っていなかった筈だが。
 
 
 これで方針は定まった。前記事で申し上げていた「懐かしのCMサインから、今回は 1枠または6枠の発射 であり、そして
 
 
   2013年12月1日 市川ステークス
 
   1着 6枠12番 ツインクルスター
   2着 1枠 1番 セイコーライコウ
 
 
 この海老蔵が登場する週、浮かび上がる市川のレースも 1枠と6枠 出馬表が出て、1枠が思っていたジェンティルドンナ、6枠が人気薄2頭で、やはり 1枠のジェンティル発射。これは木曜時点で確信していた。
 
 
 申し上げた、今回のCMからのサインは レッツゴーターキンの天皇賞 だった訳だが、このことを証してくれる、レッツゴードンキ 同じレッツゴーと云う珍しい馬名が前日土曜、東京のアルテミスステークスに登場してくれ、わたくしの読み通り、発射してくれた。このレースの 3連複 24100円 を獲ったくだりは前記事で御伝えしたとおり。
 
 
 6枠11番 ラブイズブーシェ ドクターコパこと、小林祥晃さんの馬で、十一代目海老蔵と重なる11番に海老蔵夫人・小林麻央と同じ、オーナーの名で或いはと疑ったが、結論は来ても3着まで。実際、16番人気4着だった。
 
 
 土曜出馬表が出て、次のものが見つかった。
 
 
  土曜京都8R  1枠 2番 アドマイヤオウジャ  
 
 
 OB・OGの皆様方なら直ぐ察知なされようが、六大学野球で弱い方だったわたくし達も神宮でさんざん聴いた。慶應の応援歌「陸の王者」。これが1枠である以上、慶應のレースの筈の今回の天皇賞の1枠の推し。
 
 ジェンティル発射は愈々固まり、土曜ここでも申し上げた通り、恐らくは2着。そして3着もどうやら人気 7枠15番 イスラボニータ の感触が強く、
 
   2着 1枠 1番 ジェンティルドンナ   
   3着 7枠15番 イスラボニータ
 
 これもかなり濃厚と見えていた。ただ、9月に就任したJRA後藤正幸理事長は早稲田卒業であり、15代目JRA理事長早稲田出身 これで、慶應のレース天皇賞で 15番ゼッケン1番人気 イスラボニータ これが主役の訳が無く、寄り添うまで。この読みもその通りだった。
 
 
 問題は、優勝馬 だった。実は今回、かなり巧妙に隠されていたと云える。重賞未勝利の馬が天皇賞馬になるのだから、肩透かしを予め向こう(JRA演出側)が意図していた。
 
 手掛かりとしては、先週JRAホームページに向こうがアップしていた、著名人の思い出の天皇賞・秋で、草野仁が語った1985年 ギャロップダイナ 13番人気でシンボリルドルフを差し切ったレース。これまた重賞未勝利馬の秋の盾制覇で、これが告知の積りだったのだろう。そして、申し上げていた事柄だが、上記掲げた、
 
 
    市川ステークス  去年12月1日
 
    皇太子殿下長女  敬宮愛子様  お誕生日
 
 
 この 12月1日 = 映画の日。これが、ハリウッド史上最大のヒットメーカーの映画監督の馬の5番人気優勝の根拠だった。畏友たるOBから直ぐレース後メールが入った。慶應義塾藤沢キャンパスでしたね、と。
 
   2枠 4番 スピルバーグ   北村宏司  藤沢和雄厩舎 
 
 馬主・山本英さん と 海老蔵本名・堀越孝 取り立てて鮮やかな合致ではない。2枠に同居も 浜中 だったのは事実だが。
 
 
 パパ十二代目・団十郎なら何度も観た歌舞伎人気演目「天衣紛上野初花」(くもにまごううえののはつはな)、これは御数寄屋坊主の河内山宗が上野寛永寺の高僧に化け、松江出雲守屋敷へ、殿様に横恋慕され幽閉されている腰元、町家の娘を救い出しに行くお話しだが、この10月に松江出雲守の領地(出雲大社)で御皇室の輿入があり、繋がりはするが、この演目はまんまと娘の身柄貰い受けに成功した宗が、帰院しようとした大名屋敷玄関先で、城中で見知っていた家来のひとりに正体を暴かれる場面で、尻(けつ)を捲くり、啖呵を切る! そして次の一句と共に作者・河竹黙阿弥特有の七五調の名台詞が始まる。成田屋、団十郎だろうが海老蔵だろうが、見せ場である。
 
 
  とんだところへ、村大膳 =(とんだところへ来た!) 
 
 
   河内山宗(化けている名が 谷道海 きただにのどうかい)
   北村大善 (松江家家臣 きたむらだいぜん)
 
 
 このまんまと帰途に付く海老蔵(本名・堀越孝)を、急に遮る、北村と云う家臣。これこそが
 
 
    スピルバーグ    北村宏司  藤沢キャンパス(厩舎)
 
 
 これだと云う、演出だったことが解かる。これが今回、相応しく、また「慶應」天皇賞として、鮮やかだったものかどうか。これは我われを含めた、観客(一般ファン)が判断すればいいことである。わたくしも自身の評価を持っている。大レースの後はいつもそうである。感動の演出もあれば、下手な演出だと思うこともある。先週菊花賞はズバリ!的中でもあったからだが、鮮やかな演出だった。
 
 
 
 当日日曜の出馬表で
 
   東京 3R 2枠 4番 スクリーンヒロイン
   東京11R 2枠 4番 スピルバーグ     天皇賞 優勝
 
 これがあり、無論、同じ2枠に映画のヒロインと映画監督。この3Rでは2枠は沈んだが、別の馬で北村宏司騎手が勝利し、厭な予感はあった。
 
 かつて、ウオッカが2連覇を目指し敗れ去った2009年天皇賞・秋では、カンパニーが勝利し、北村騎乗のスクリーンヒーローが2着し、枠連 1-2 だった。これが今回、当日の予告だった!
 
 
 
 結局、わたくしがこの1着馬を読み切れず、警戒も薄く、3連単 23290円 朝情報ではこれをゲット、御伝えできなかった。
 
 
 そして見返す、去年映画の日当日。上記の市川ステークスだが
 
 
   2着 1枠 1番 セイコーライコウ        1番人気
   4着 2枠 4番 コウヨウアレス   北村宏司  2番人気 
 
 
 この勝てなかった、市川の1・2番人気のリベンジこそが、今回の天皇賞・秋 枠連 1-2 1番4番 だったと云う、からくり、顛末だった。
 
 
 ずっと顕彰者の 河内 牝馬を操った名手の展示。これの意味も、歌舞伎役者・海老蔵(孝)が出る週に河内山宗。上記の演目を思い出せ。北村が突如出現し遮るぞ!このメッセージ、布石だったことが判明する。
 
 
 当日、直前の京都メイン カシオペアステークス これが、わたくしも頂戴したが、申し上げた本命・対抗で決まった。低配当ではあったが
 
   1着 4枠 7番 ウインフルブルーム   池添謙一
   2着 2枠 3番 アズマシャトル     和田竜二 
 
 実に話題の焦点、小渕優子前大臣地元の悪辣な元締
 
   折田謙一郎    = 池添謙一 
 
 これが騎乗し、該当11月号57ページ グラスワンダーが掲載され、また週中天皇賞調教見学ツアーで、スペシャルウィークの白井厩舎訪問企画もあったので、この2頭の有馬記念 枠連 2-4 3番7番 まんま。
 
 
 結局は、肩透かし天皇賞だったが、明瞭なサインがあるとすれば、ウオッカの天皇賞ゼッケン 14番 = 1番4番 だった。
 
 
 映画の日皇太子家にプリンセスが誕生した事実を踏まえ、前々から何時かは、と思っていた向こうなのだろう。ちょうど、田慶樹さんに清子様が嫁がれる折、黒 = ビートブラック での大穴を画策した折のように。しかし、インディ・ジョーンズ E.T. シンドラーのリスト の映画監督だった、150回目の天皇賞・秋だった。
 
 そして私とて手が廻らなかったが、このアカデミー賞作品、スピルバーグの『シンドラーのリスト』のユダヤ人の重要な配役、ベン・キングズレーの演じた代表作『ガンジー』。
 
 これが、京都最終 5枠9番 ガンジー 6番人気 で勝利した。
 
 
 天皇賞は透かしを食ったが、今週、W杯セカンドのアルゼンチンのレースを経て、エリザベス女王杯 マイルチャンピオンシップ で借りは返して頂くぜ。もう、ジャパンカップは勝ったも同然。
 
 
 
 皆様方も、今週はメッシを思い巡らされ、週末、またこれからまだ続くGⅠシリーズに御期待下さい。
 
 今回で、今年秋のGⅠシリーズ。これを一日で予告している特異日。特定致しました。
 
 

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