覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

2013年01月31日 09時15分04秒 | Weblog
 JRAの今年のテーマは ○・・・○ である。
 これをじっくりと提示、主張することが1月競馬のテーマだったと言える。
 
 去年のJRAの年間テーマは
 
    近代競馬150年記念 
 
だった。これと、何故か、一昨年の末から、来年(即ち去年2012年)は有馬記念翌日にも競馬を開催することが発表されていた。わたくしはこの、異様な開催の意味を最初から考え、その特殊な開催日 12月24日 この日に関与する、JRA関係者は、
 
   石坂正 調教師    1950年 12月24日まれ 
 
 この人物しかいないことを調べ上げていた。この人物、厩舎に何か特別な仕事があるに違いない、と確信した。
 
 一時は、その一昨年の年末時点で、クラシック有力候補とも思われた、この石坂厩舎 アダムスピーク これがダービー馬なのではないか、とまで考えた。
 
 結果、近代競馬150年を刻印する、
 
   桜花賞   10番15番    = 150周年 
 
 この勝ち馬の ジェンティルドンナ これが牝馬三冠ばかりか、JCまで制し、年度代表馬に選出された年となる。これが予定通りだったからこそ、年初め前に、2012年 → 近代競馬150周年 石坂先生誕生日に格別に競馬開催 これを訴えていた訳だ。
 
 これを今年、2013年も探せばよい。そして、わたくしはそれが
 
    JRA2013年年間テーマ  ○・・・・○
 
であると、見抜き、既に申し上げている訳である。150年 → 15番10番 の勝ち馬 一年の主役 だったように、今年もこのテーマから、ちょっと考えれば、
 
    馬番 ○番○番
 
 これが想起され、これがこの春の早い時点、または主要なGⅠで出現することが予想される。或いは、今年の日本ダービーかも知れない。または、この馬番のステップレースで勝ち上がってきた1頭こそ、今年の主役だと云う、イントロデューシングなのかも知れない。
 1つ可能性は、この○番○番でメイクデビューを勝利で既に飾った1頭が、今年のクラシック主役である、という考え方である。
 
 このテーマだが、1月号巻頭でも、土川JRA理事長が堂々とその口から発表しているものであり、誰にでも解かるよう、広報しているものである。ただ、これがテーマだと、一般の方々はまさかと、気付かぬほどのものなのである。
 
 現在、この年間テーマを把握している我々は、当然、御登録あり、これをお伝えしている方々も同様に、このキーワードから、様々のことを廻らせておられるに違いない。わたくしもそうしている。だから、何故、先週、ガンジスの枠の絶対を見抜きながら、メイショウマシュウ この意味に思い至らなかったのか、深く反省している。
 
 カポーティスター アクションスター(スターが並んでいるからこれが関与するのか、との推察は全く的外れである) ガンジス枠 メイショウマシュウ 鮮やかに総て、今年のキーワードに合致する。
 
 今週最大の話題の1つとなるであろう、園田隆二監督 の問題。
 
 ことは日の丸を背負う、ナショナルチーム・レベルのお話で、恰も昨今の学校体罰問題と並べ、論ぜられているが、果たして皆様方はどう思われるだろうか?
 
 ロンドンでの日本男子柔道での史上最低の惨敗。これに対し、メダル3個金1個に終わった女子の園田コーチ。満足とは程遠く、日本柔道の体たらくを嘆き、自らをも羞じ、必死の指導だったことは推察できる。
 オリンピック選手だって人間だ、人権を主張する、これはこれで好い。間違っているとも思えない。が、負けて羞じることなく、メダルを取り返す気力以前に基本的人権を主張するなら、ナショナルチームから外れて欲しい。アマスポーツだが、国家が多額の助成、支援で支えている。引いては、個人の勝利、競技の代表とは別に、国民に対し、社会的責任を帯びている。世界チャンピオンと言いながら、全国民注視の最大の舞台、五輪では1、2回戦で惨敗、敗退。
 「お前ら、そんなんなら、柔道やめろ! 国に帰れ!」くらい云われるのは当然だし、そう自分に言い聞かせないのだろうか。個人的にだが、「死ね!」くらい、私なら、言う。何が世界チャンピオンだ! ロンドンの青畳を舐め、日の丸を地面にこすりつけ、柔道母国といい、世界中から、最早たいした国じゃないや、と笑われ、すごすご選手専用機で帰ってきた選手団。康生くんだって、どう考えているのかな。小沢さんに「谷さん、あなたは選手としては絶頂を極め、史上に残る実績を残し、選手としてはやり尽くした以上、最早現役に拘る以上に、これからは柔道界全体に恩返し。もっと五輪でメダルが獲れ、柔道を通し国民に元気を与え、併せてこの緩んだ国に谷さんたちが大切にしてきた柔の道、生きる道を青少年にも伝え、日本中の学校で皆が道着に袖を通し受身を修練する。このような姿が実現する為の仕事を、谷さん。貴方、やるんなら僕は全力で応援しますよ」などと恐らく口説かれ、国会議員への道を選んだ、谷亮子先生。どう感じておられるのだろうか。
 さらに一歩、何故、女子レスリングがあれほど、史上最高の時代を極めているのに、柔道はかくも弱いのか。今でも、どの学校の運動部でも、真面目な会社でも、「馬鹿」「死ね」くらい云っているし、わたくしもしばしば、単純過ぎることを読み過ぎした折、自嘲し、己をあざ笑う。しばしば、余りにもお粗末なメールなどを頂くと、こいつは死ねばいい、とすまし顔、本気で口にしている。わたくしは口が悪く、またかなり好戦的な方だと思う。ホームズは、馬車の中でワトソンに云う。
 
     君は今、ロンドン一の愚か者と共に旅しているのだ
 
 アマスポーツだが、コマーシャリズムが最早主流の今日、プロと同断に論ぜられるべきだ。勝てば国民的スターとなり、アマスポーツとは言え、莫大な収入を手にすることも出来る。競馬のネタにすらなる。今となっては、鮮やかに登場し、JRA競走史を席巻して行った1頭の名牝の正体
 
     歴史的名牝 ウオッカ     馬主・水雄三  
 
     史上最強女子柔道家         亮子    
 
 これから着想されていることは、明らかだ。
 ゼンノロブロイ 藤沢厩舎 秋のGⅠ3連覇は、あの北島康介の初五輪での五輪記録での金メダル2個。あのアテネ五輪の秋のことで、
 
     北島康介    1982年 9月22日生まれ
     藤沢和雄    1951年 9月22日生まれ
 
 これから着想されている、堂々の3連勝だったことも疑いようがない。
 
 年度代表馬 ジェンティルドンナ という貴婦人というイタリア名だが、これも澤穂希を擁し、世界の頂点を極めた 「なでしこ」(日本古来のレディの意味) の刻印である。後年、あの日本女子サッカーが世界一だったころ、中央の牝馬にも強いのがいたなぁ、と思い起こされることを念頭に造型された名馬である。
 
 幾度も繰り返すが、岩田騎手の突出は、被災地・岩手の応援発射である。
 
 同じ理由で、今年の日本ダービーも ○・・・・・○の馬 これが発射することを確信している。
 
 とまれ、命懸けの武道、余生はさて、この一瞬に生涯の全知全霊を傾け尽くす、捨て身の修行や献身は何処へ行ったのか。国際舞台で弱く、またシゴキにも耐えられない日本柔道なら、人気を失い、国民的スポーツの地位から陥落するであろう。またそれが時代の趨勢かもしれない。
 
 日本古来の武道。これには「」があり、この道一筋に専心することが、人間としての完成をも希求し達成することと同義と見做されるような在り方こそ、かつては日本人の基本精神、日本男児のこころだと考えられてきた。龍馬がただ、独り若年で世代を率いてカッコいい以上に、あの時代の若者らが、自らの出世や安楽・安定ではなく、国のために尽くす、自らは国士であるという気概に溢れかえっていたその群集の中の一人だったはずだ。わたしが(いや、俺が)柔道の道で日本精神を国民と世界に訴えかける、示す、そのような気概は今の五輪レベル選手には希薄なのではないか。代表でちやほや、負けて帰っても日本代表。
 
 何か、爺臭い、昔語りになってきたが、わたくしも「近頃の若い者は・・・」と唸る年頃なのか。
 
 それはさて、「死ね!」と言われ、成る程その通りだ、俺は未熟だと、考えるより先に、「現代の人権意識」に照らし、などという発想が先んずるなら、柔道など国民の誇りとして国家が称揚する必要などない。無論選手にも人権はあるし、当たり前だ。が、自ら限界と思っている限界、その境地を乗り越えるには、限界を超えると思われることに挑むのは当然ではないか。おとなしく、人権柔道を営んでおればよい。
 
 日本柔道よ、全力でやって、五輪メダル3個かよ。
 
 成る程これが現時点での実力かも知れないが、じゃ、何故、事前にもっと多いメダル予測を掲げたのか。惨敗競技、原点とは何か、自問自答の死に苦しみを重ね、これを乗り越えることで国民に範を垂れて欲しい。
 
 あの鈴木啓示、野茂に「死ぬまで投げい!」と言い掛け、批判を浴びた。
 
 星飛雄馬は利き手の指を痛めつつ、甲子園決勝を投げ切った。今なら、「教育」スポーツに於いて、指導者、監督の人権意識が問われ、糾弾されることだろう。
 
 翻って、裏千家、あの玄室先生は俳優・西村晃さんと共に、若き日、特攻の突撃の日を待っていた。
 今日か明日かと思っていたら、突然の終戦となり、「死に場所」を逃した人の、長い、戦後平和の人生が積み重ねられた。
 
 あの、明日は笑って死地に赴き、また「靖国で会おう」と水杯で分かれた輩。
 自分の母や姉らが蹂躙されない為に、我が祖国を守る為、死が必然だった頃の日本の若者。
 
 この方々が造ってくれた国家が、今のこの姿なのだろうか。
 
 人権をかざし、わたくしたちは弱いです、と堂々会見などで認めること以上に、黙って修練に励む選手。
 
 戦後日本って、アメリカ式人権に、既に確実に一本獲られているな。
 

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