
当地から車で1時間ほどのオホーツク海に面する網走市は、高倉健主演の映画「網走番外地」で全国に名前が知れ渡った。番外地とは刑務所が所在する地区で、住居表示では無番地になっている。明治の脱獄王西川寅吉や、昭和の脱獄王白鳥由栄が収監されたこともあり、凶悪犯が多いというイメージから、映画の舞台になったのだろう。冬は流氷砕氷船「おーろら」が人気の観光地でもある。
その網走のステージにアート・ペッパーが立ったのは26年前、81年の11月22日だった。オホーツク海から冷たい風が吹く寒い日だったが、会場はエアコンが必要なほどの熱気に包まれている。僅か数メートル前の舞台にペッパーが現れ、繰り返し聴いたレコードと同じ音を出しているのだ。興奮せずにはいられない。一音残らず聴き逃すまいと身を乗り出すが、美しいフレーズは心地よく身体を通り抜ける。一回性のライブとはそんなもので、内容が素晴らしいほど、そして憧れのプレイヤーなら尚更のこと、大きなオーラの中では記憶すら失ってしまうのだろう。
今年、その日のライブが完全な形で陽の目をみた。レコードによる追体験は記憶を蘇らせ、冷静に鑑賞できるものだ。モード奏法を取り入れた「ランドスケープ」で幕を開け、お得意の「ベサメ・ムーチョ」に続く。そしてペッパーの波乱の人生そのものを語りかける「ストレイト・ライフ」、初リーダー作「サーフ・ライド」に収録されているお馴染みのメロディだ。かつての荒波に一気に乗るサーフボードのようなスピードはないが、美しいことこの上ない。質の高いライブを自身の歓声や拍手と共に何度でも味わえるアルバムに感慨一入である。
浮き沈みを知らないジャズメンはいないが、麻薬による収監、ブランク、ペッパーの辿った人生の山坂はたとえようがない。ジャケットの背景は阿寒国立公園に聳え立つ休火山の雄阿寒岳である。休火山は休止期間にエネルギーを蓄えるという。麻薬患者治療センター「シナノン」での療養後の精力的な活動は瞠目するものがある。ペッパーもまた活動休止中にエネルギーを蓄えたのだろう。
その網走のステージにアート・ペッパーが立ったのは26年前、81年の11月22日だった。オホーツク海から冷たい風が吹く寒い日だったが、会場はエアコンが必要なほどの熱気に包まれている。僅か数メートル前の舞台にペッパーが現れ、繰り返し聴いたレコードと同じ音を出しているのだ。興奮せずにはいられない。一音残らず聴き逃すまいと身を乗り出すが、美しいフレーズは心地よく身体を通り抜ける。一回性のライブとはそんなもので、内容が素晴らしいほど、そして憧れのプレイヤーなら尚更のこと、大きなオーラの中では記憶すら失ってしまうのだろう。
今年、その日のライブが完全な形で陽の目をみた。レコードによる追体験は記憶を蘇らせ、冷静に鑑賞できるものだ。モード奏法を取り入れた「ランドスケープ」で幕を開け、お得意の「ベサメ・ムーチョ」に続く。そしてペッパーの波乱の人生そのものを語りかける「ストレイト・ライフ」、初リーダー作「サーフ・ライド」に収録されているお馴染みのメロディだ。かつての荒波に一気に乗るサーフボードのようなスピードはないが、美しいことこの上ない。質の高いライブを自身の歓声や拍手と共に何度でも味わえるアルバムに感慨一入である。
浮き沈みを知らないジャズメンはいないが、麻薬による収監、ブランク、ペッパーの辿った人生の山坂はたとえようがない。ジャケットの背景は阿寒国立公園に聳え立つ休火山の雄阿寒岳である。休火山は休止期間にエネルギーを蓄えるという。麻薬患者治療センター「シナノン」での療養後の精力的な活動は瞠目するものがある。ペッパーもまた活動休止中にエネルギーを蓄えたのだろう。
4年前も TAKASHI さんの選出はワンツー変らずのようですね。ソニー・スティットと共演した「グルーヴィン・ハイ」は私もかなり好きですよ。今にして思えば貴重な組み合わせですね。「グルーヴィン・ハイ」も一時集めました。来年のネタがまたひとつ増えました。(笑)
>書き込みもしていないのに、名前が出ていた..
昔は何を選んだのか既に忘却の果て...
ばらしちまって、スマソ。
で、ばらしついでに、これがTAKASHI さんの
昔(4年くらい前かな?)の選出。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近聴いていないなぁ...手持ちがLPだけだから
記憶を頼りに
1.「モダン・アート」(イントロ)
モダンジャズを聞き始めるきっかけになったアルバムでした。
2.「リターン・オブ・アートペッパー」
3.「プラス・イレブン」
3枚に絞るのは難しいですね。
アトラスのソニー・スティットと共演した2枚もいいなぁ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
思い出しました?(笑)
Meets The Rhythm Section (Contemporary)
Modern Art (Intro)
Art Pepper + 11 (Contemporary)
トップはダントツでした。時に激しく、時に緩やかに流れる川のようなフレーズは、せせらぎの美しさがあります。そしてモダン・アート、プラス・イレブン、やはり50年代に集中したようです。他にも多くのアルバムが挙がりました。70年代のペッパーを否定される方もおられますが、やはり同じペッパーに変りはありません。私が挙げたヴィレッジ・ヴァンガードのライブは激しく生きたペッパーの生の姿があります。機会があれば是非聴いてください。
まぁ、有名人ですから知らぬ間に名前が出ているのでしょうね。私の場合は名前が出るときは、くしゃみが出ます。(笑)
Modern Art に The Return、56年に集中しましたね。ペッパーにとって一番いい時代だったのでしょう。研ぎ澄まされた音とフレーズはこの世のものと思えない美しさがあります。
ようやく Among Friends が挙がりました。ヴィレッジバンガードと迷った1枚です。何よりも選曲がいいですね。ボクもセンチになります。(笑)
映像もありがとうございました。タンパのジャケットもこうして部分的に見ると実に丁寧に描かれた絵というのが分かりますね。
いやぁ、トップに「モダン・アート」がきましたか。bewitched もいい内容ですが、私はサヴォイでストンプが好きですねぇ。ラス・フリーマンのソロのあとストップタイムが入るでしょう、ちょっとゾクゾクします。
「モダン・アート」とカタカナで書かれたところを見ますと私同様、国内再発ですね。イントロ・オリジナルを持っていれば私は Modern Art (Intro ILP-606) とレコードナンバーまで書きます。(笑)
ウオーン・マーシュとの The Way It Was いいですね。ロニー・ボールのピアノがコロコロとボールのように・・・(笑)
Going Home は遺作でもありタイトルが感じ入ります。
bassclef さんのご説明にありますように、鈴木勲氏が先というのもあり得ないことではないですけれど、仰るように作曲者のウディ・ショウが故人ですので、真実は闇の中ですね。
以前、鈴木勲氏にもお会いしましたが、直接ご本人に聞く勇気がなく、(笑)「Blue City」に参加している井野信義さんにお聞きしたところ、いい曲だからどっちでも関係ないよ、でした。ジャズメンは太っ腹ですねぇ。
「Blue City」の「身も心も」で、途中菅野邦彦氏お得意の倍テンポになる展開はいいですね。活力溢れていたTBM盤です。
マクリーンは昨年亡くなった時に訃報記事を書きました。その時は確か「クール・ストラッティン」を話題にしたと思います。新聞で訃報記事を目にした時、リーダー作より耳慣れたあのマクリーンのフレーズが聴こえたことを思い出します。リーダー作を話題にする機会もあると思いますのでよろしくお願い致します。
マクリーンに電話をするあたりはアメリカ在住の Bird さんらしいお話です。愛嬢のメロネーさんとお話したとは驚きです。マクリーン本人より貴重な体験かもしれませんね。
昔は何を選んだのか既に忘却の果て...
・Modern Art (Intro)1956
このアルバムを聴いていると気持ち良いんだよね。
・The Return Of Art Pepper (Jazz West)1956
Minority いいねぇ、そういう私もMinority?
・Among Friends (Interplay)
Blue Bossa たまんない!
Besame Mucho もやっている。(うほほ)
-----------------------------
Art Pepper / Besame Mucho タンパ 1956
http://www.youtube.com/watch?v=yC2T1Yu9InQ
なるほどねぇ・・・。
「The Trip」のLPライナーを見ると、ペッパーが
「あの曲は、Demons Dance 録音の最中にウッディ・ショウが
書き上げた曲」と語っていた、との記載がありますが、
ショウもペッパーも既に故人ですから、真実は闇の中ですね。
ま、どっちでもいいです、いい曲には変わりないですから。
>鈴木勲のTBM盤「Blue City」に収録されている、「45th Street」という曲~
ああ・・・そうなんですよね。僕はそちらからこの曲を覚えて、ある時「sweet love of mineと同じだ」と気付きました(笑)前にもこの話題をどこかでコメントしましたが、僕が地元のジャズ喫茶のマスターから聞いた話しだと・・・(鈴木勲氏が地元でコンサートをやった後の打ち上げの時)「あの曲はオレが先で、マクリーンが後だ」と言ったそうです(笑)
鈴木勲氏は、そういえば、アート・ブレイキーのバンドに参加して全米を回ってたとのこと・・・それがマクリーンのデイモンズ・ダンス(1967年)より、前だとしたら・・・そして「あの曲」を演奏してたとなれば・・・あり得ないことではないですけど。
ああ・・・「アート・ペッパーのベスト3」でしたね(笑)みなさんと同じく、たくさんありすぎて・・・絞れません。それでも、ううう・・・と唸りながら、以下、好きなバラード曲を軸に。
1.モダン・アート(特にbewitchedが好きだ)
2.The Way It Was(ウオーン・マーシュとのセッションのA面、what's newが味わい深い。このバラードはマーシュ抜き)
3.Going Home(どうしても・・・going home(家路)が好きなのだ。これはKAMIさんと同じ感じ方のようです)
うーん・・・とても3つには絞れませんが、今夜はこれにて・・・。
これは、持っていました。
なんたって、作曲者ウッディ・ショウ自身が
参加しているアルバムですからね。
あと思い出したのが、鈴木勲のTBM盤「Blue City」に
収録されている、「45th Street」という曲が
(鈴木勲作曲というクレジットなんですけど)
Sweet Love of Mine にソックリというか、そのまま。
「そんなの、あり?!」と思いましたが、74年当時は
あんまりうるさくなかったんでしょうか?
マクリーンの「デモンズダンス」が出たあ!!
あのなんとも言えない不安定なモードが最高ですよね
最も好きなアルバムの一ツなんです。
実は05年末 マクリーンと話がしたくてオフィスに
電話したところ、本人は電話口に出ることができず
女性が応対してくれまして、、、名前を聞いたら
なんと なんと メロネーさん。
あのリトルメロネーのメロネーさんでビックリ
でした。
マクリーンは翌年 3月に亡くなったんですよネ。
そういうわけで いつかマクリーンも取り上げてみて
下さい、、いろんな方の意見を聞いてみたいです。
私も何曲かありますが、バードランドの子守唄は、Lullaby of Birdland (RCA LPM-1146) 1枚で12曲集めました。(笑)
いやぁ、Sweet Love of Mine とは地味ですねぇ。私もけっこう好きです。(笑)
何たってマクリーンの「デモンズ・ダンス」でしょう。マンハッタン・ジャズ・クインテットや日野皓正も取り上げておりますよ。
気に入った曲があると他のバージョンを聴きたくなるのは、異常な性癖ではなく、ごく正常な思考回路によるものでしょうね。ペッパーのリズムセクションでお馴染みというよりメリルでしょうか、ユービーソーは一時集めました。苦労して入手したのはチャーリー・バードの「Byrd in the Wind」でして、リバーサイド再発ではなく Off Beat オリジナルです。けっこう拘っております。収納に限界はありますが、どうにも収集には限りないようです。
それにしても、「ONCE IN MY LIFE」と「GOOD LIFE」、収集はライフワークでしょうか。(笑)
「THE SUMMER KNOWS」の入っているものを探すとか・・「ONCE IN MY LIFE」や「GOOD LIFE」の収集とかをやった時代があります。
思い入れのある曲というと、私の場合は
やはりAngel Eyesでしょうかね。
正確に数えてはいませんが、マイ・コレクションには
50ヴァージョンぐらいあるんじゃないでしょうか?
あと、I ll Be Seeing You とか、
Teach Me Tonightなんか。
「The Trip」に収録のSweet Love of Mine も
大好きな曲ですが、これは他に作曲者ウッディ・ショウの
エレクトラ盤があるくらいで、あまり他のジャズメンは
取り上げませんね。
私は気に入った曲を収集するという性癖ではない収集癖がありまして。
「THE SUMMER KNOWS」の入っているものを探すとか・・「ONCE IN MY LIFE」や「GOOD LIFE」の収集とかをやった時代があります。
でもこれをやると要らないコレクションが増えるので最近は止めています。
何しろ収納に限界がありますもので・・。
ジョージ・ケイブルスと組むようになってから3連符が多いですね。 これが後期のペッパーのフレーズなのでしょう。この辺りを聴いたあと、50年代の作品を聴くとシンプルで新鮮ですね。
>最近、お金がなくて図書館をよく利用してます
CDは借りて、オリジナルを買っているのでしょうか。(笑)
「ザ・レイト ショウ」から「トゥデイ」まで、全て一聴の価値があるアルバムを挙げて頂きありがとうございます。
中でも「ザ リターン オブ ペッパー」と「モダンアート」は、初期のインプロヴァイザーとしてのペッパーが楽しめる作品です。それぞれ持っておりますが、ブルーノートでイントロとジャズウェストの音源完全版が出たときも買いました。2枚組通して聴いても聴き足りなさを覚えます。
私が挙げたペッパーの初ライブ音源、ビレッジバンガードとは嬉しいですね。やはりエルビンが素晴らしいですし、「チェロキー」のペッパーのインディアンが放つ矢のようなスピードのあるソロは圧巻です。80年にキングからシリアルナンバー入りボックスで発売されたときに並んで買いました。(笑)
山形のライブ盤は78年来日時のものです。中央でも地方でもありったけの音を出すペッパーは見事です。当地のアンコールではブルースを吹きましたよ。山坂を乗り越えた深みのある人生の音でした。
真っ赤なハマナスが咲くのは6月から9月ですね。強い香りがありますが、食べても美味しいそうです。是非オホーツク観光にいらしてください。近くですのでご案内しますよ。
ところで、Summer Knows が収録されている「The Trip」が出ていないようですね。お持ちでなければお勧めします。こちらもエルビンが背中を押しております。
皆さん、4438miles さんの「Fのブルース」で、Summer Knows とミシュランの星が展開しております。食通の方、酒乱(笑)の方、是非ご覧ください。
ペッパーのライブを聴かれましたか。70年代は大物ジャズメンの来日が目白押しでしたので、日本のジャズファンにとっては嬉しい時代でした。生に接するとレコードと同じ音に感動したり、イメージと違い評価が変ったり、とプレイヤーの見方やジャズの聴き方も変化があります。
Meet The Rhythm Section は、ジャズ喫茶でペッパーの中では一番リクエストが多かったですね。イーストのリズム・セクションということもあり、ブルース曲は絶妙な展開です。
「網走番外地」シリーズは、ご当地映画でこちらでは度々上映されており、よく「健さ~ん」という声を聞きました。
ところで、福岡県では「柚子胡椒」を方言で「唐辛子」というそうですね。
ペッパーではなかったのでしょうか。(笑)
おアートがよろしいようで。
ベースがボブ・マグヌッセンの奴です。
先日、地元の図書館で借りて聴きました。
なかなか熱気ムンムンの、いい内容だったです。
(最近、お金がなくて図書館をよく利用してます^^;)
>音が・・・音がいいんですよ、一音に哀愁が篭っていて・・・。
そうですよね~。
あと、3連符を多用したフレーズが、特徴的ですね。
「トゥルルルゥ~~」ってやつ。
白人でブルースの分かる奴ですね。
従って、収録曲にブルースの入っている盤が好きです。まあ、彼の人生、そのものがブルースで・・・。
3つを挙げろとのDUKEさんのお達し。
候補は沢山あるのですが・・・・古いところで、「ザ・レイト ショウ」ハンプトン・ホーズの合いの手がいいです。
「ザ リターン オブ ペッパー」では、ベースがビネガーですから申し分なし。
「モダンアート」は愛聴盤です、やはりベンタッカーがいい味を。
「ミート ザ リズムセクション」は正にリズムセクションがいい、特にフィーリージョーが良いです。
「ゲッティング トゲザー」は正にケリーとトゲザーしているてんが見逃せません。
「リビング リジェンド」はシェリーマンがいいし、「トゥデイ」も捨てがたい。
「ビレッジバンガードのライブ5日間分」はピアノよりエルビンが聞きもので・・この白熱の感じはいいですね。
復帰の晩年に向かっては「ストレイト ライフ」かな、フラナガンとのコンビは好きです。
あと、サイド物となると、アート・ファーマーやチェットとの共演が好き。
サイドもので忘れてならないのは、「サムシング クール」でジェーン・クリスティとの共演、そうピート・ルグロのオケと一緒にでね。
など等、3つ挙げろとのことですが、ここまで書いて面倒なので、そうぞお好きにこの中から自由にお取りください。
そうだ、DUKEさんはペッパーのご当地盤をご自慢されていますが・・・「ペッパー イン 山形」って知っていますか?
ベースがボブ・マグヌッセンの奴です。
北海道の帰りに寄ったときだと思うのですが・・・定かではありません。
彼は日本が好きだったので70年代にはかなり東京のジャズクラブで深夜吹いていましたね。何度か日本のミュージシャンと飛び入りでやっていたのを聴いています。音が・・・音がいいんですよ、一音に哀愁が篭っていて・・・。
当時の録音もやたら多いはずです。キサナドゥー盤などで。
「ストレイト ライフ」はレーザーディスクでも持っていたのですが、自叙伝映画になっているヤツです。
でも再生の装置がいまはありませんので、数年前に
あげてしまいました。
あああ、ペッパーを書くとキリがないです。
ところでDUKEさん・・・そちらでは真っ赤なハマナスがオホーツクを背景に咲くのはいつごろなのでしょうか?
昔、、「101回目のプロポーズ」と言うドラマが
ありましたね
武田鉄矢が主演で。
アートペッパーのライブは 確か70年代後半に
福岡のジャズ喫茶で聴く機会がありました。
今考えると、そういう大ものジャズメンをリアル
タイムで観ることができて 良かったと思ってます。
アルバムとしては やはり
Meet The Rhythm Section
+ Eleven
Show Time
あたりのプレイが好きです。
映画「網走番外地」は子供の頃 ローカルな映画館で
三本立て、、で観た事がありました。
高倉 健、武田鉄也、、ともに福岡出身です。
アートペッパーはアルトサックス 吹こうか県、、、
ちょっと 無理がありました(笑)
お後が よろしいようで。
60年録音のペッパーでは、おっしゃるようにSmack Up がいい内容ですね。派手なソロはないもののツボを得たバッキングのピート・ジョリーの参加が目を惹きます。Getting Together もケリー・ファンには見逃せない1枚ですが、笑ったペッパーのジャケが珍しいですね。心身ともに状態が良かったと思われます。
「Art Pepper 4 In San Francisco」は残念ながら持っておりません。おそらくシナノン療養中ですのであまり期待はできないかもしれませんよ。64年にはこのアルバムとマーティ・ペイチのバンドでシナトラのお気に入り、フランキー・ランドールのバックで吹き込んだものしかありませんので、貴重かもしれませんね。
並んで、60年代のペッパーの数少ない音源として
貴重ですよね。
この3枚の中では一番出気がよいように、思います。
検索してみると、64年録音の
「Art Pepper 4 In San Francisco」というのが、
FSRから出ているようなんですが、これって
シナノンを仮出所して録音したんでしょうか?
Bill Goodwin(ds)なんかと共演してるようですが、
内容はどうなのか、気になるところです。
こちらは大雪ではありませんが、寒いですね。コートのようなジャケット、いや、ペッパーのジャケットのようなコートが必要です。
Picture of Heath は Play boys のようです。ジャケはレコードのほうが断然いいですね。特に男性には人気があります。25-25 さんも、ボクも縫い包みになりたい、と仰っておりました。
(笑)
THE ROUTE はパシフィック・ジャズの未発表音源でして、以前日本では Play boys と同じジャケで出ていました。ベイカーとのコラボは音楽的に共通するものがあり素晴らしい結果を残しております。
Smack Up いいですね。ジャック・シェルドンの控えめなソロが好感を持てます。タイトルがハロルド・ランドの曲というのも嬉しい1枚です。
こちらもドカ雪が降って大変です。
その上に雨が降って、かたまっちゃったから!
雪かきがもう、悪夢化しています(泣)。
さて、やはり私のお気に入りは50年代のPacific
Jazzあたりです。
この頃はChetなんかとも競演してるのでやはり一番
にもってきたのは、Chetがらみですけど。
Picture of Heath(これはオリジナルがPlay boysだ
ったと思います)。
お次も
Chet Baker & Art Pepper THE ROUTE(↑のと多分
同じ頃の録音)
次がArt Pepper + Elevenって所におさまりました。
ついでに、もう一枚はSmack Upなんてどうでしょう
なんだかArtのベスト3になってないかもしれませんけど。今回はこれでなんとか参加できました。
バディ・リッチの Mercy Mercy のご紹介ありがとうございます。CDには未収録作品が追加されているようですね。レコードのジャケはサイケなイラストでした。最初にこのアルバムを聴いたときはペッパーとは気付きませんでしたね。モードなんてのは想像も付かないところに、リッチですからね。場違いの音違いで、クレジット・ミスかと思いましたよ。50年代ペッパー主義者は間違いだろう~と信じなかったですね。(笑)
バディ・リッチの68年のこのアルバムに、
シナノンで療養中だったペッパーが、ゲスト参加してます。
↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/295595
確かに、コルトレーンを意識したようなモードを
やっていて、あまり板についていないのですが、
逆境にありながらの旺盛な研究心には感服しました。
先週はおかげさまで盛り上がりました。今年も残すところあと一月、この勢いで仕事もブログも進めたいですね。
『音楽家は普通の人生は送れない』とは核心をついているような気がします。「創作とは何かを犠牲にしなければ生まれない」、というようなことを言っていた芸術家がおりましたが、ペッパーもそうだったのでしょうね。普通の人生を歩んでいない分、普通の人生を歩んでいる人に感動を与えられるのかもしれません。
私も自伝「ストレイト・ライフ」を読みましたよ。壮絶な人生ですが、自分に正直なのでしょうね。ローリー夫人の存在が大きいようですが、夫人に隠れて酒を飲んでいたようです。知っていて敢えて責めない奥様は理想ですね。(笑)
「ゴーイン’ホーム」がトップですか。このアルバムは「しみじみ」という感じで好きなアルバムです。ケントン時代からの家路が去来しているのでしょうね。
「モダン・アート」、かつて幻だったイントロ盤ですね。国内再発されたときに真っ先に買いましたよ。いまだにオリジナルは群を抜いて高い1枚です。翳のあるジャケ、内容、申し分ないアルバムです。
70年代以降のペッパーを否定される方もおられるようですが、生で聴いて私は評価が変ったほうです。レコードで聴くモードは、あ~あ、ペッパーもこんなになっちゃって、でしたが、その評価が分かれるモードも無理がなく自然体でスムーズでした。おっしゃるように酸いも甘いも噛み分けたストレイト・ライフです。
+ 11 は迷った1枚です。Groovin' High が素晴らしい。パーカー以上のスリルがあります。
「The Trip」がベスト2ですか。シワが人生を語っているジャケで味わい深いですね。裏ジャケにエルヴィンとのツーショットがありますが、日本も日本人のワイフも良いよ、とペッパーに言っているのでしょうか。(笑)このアルバムを真っ先に挙げられるのは、あの方でしょうね。Summer Knows 好きですよ。
自分が聴いたライブがアルバムになるというのは、その場に確かに居たという現実感を伴い感慨深いものがあります。エヴァンス、板橋文夫に続き3枚目になります。
ワン、ツーが同じなのは嬉しいですね。この2枚はペッパーの魅力を十二分に伝えてくれるものです。決してジャズアルバム史上、重要ではありませんが、深く心に残る名盤だと思います。
Show Time は選曲のよさもあり良いアルバムですね。All the Things You Are 赤い糸を歌った曲です。(笑)
先ほどN響アワーでネヴィル・マリナーのブラームスのさわりを聴き、最後に87歳になるマリナーの言葉に『音楽家は普通の人生は送れない』と断言しているのを聞き、おそらくはペッペーもそうだったんだろうなと想像をたくましくしております。
で、ペッパーのアルバムを探したのですが、どこに潜りこんだか見つからんのですよ。週末までには見つけ出しても一度聴き直してコメントしますから。
今週は、麻薬と酒の王様、アート・ペッパーですか。(笑)
随分前に自伝を読みましたが、波乱万丈の人生を送った人ですね。
お気に入りは
「ゴーイン’ホーム」
ドボルザークの家路を演奏するペッパー・・何を想い、何処に帰ろうとしているのか・・と考えてしまいます。
「ミーツ・ザ・リズムセクション」
マイルスのザ・リズムセクションとの他流試合ですね。ペッパーを最初に聴いたアルバムで今でも好きです。
「モダン・アート」
ダイアンのジレンマでのベン・タッカーとのデュオが素晴らしい。
アート・ペッパーならば沢山のコメントが来そうですね。
目指せ、コメント100!!!!!!
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(1)「Meets the Rhythm Section」
その昔、門前の小僧だった小生に、師匠O君が教えてくれた1枚。
評論家の中には、このアルバムについてシニカルな見方をする人も
いらっしゃるようですが、やはり僕にとっては外せない1枚。
(2)「The Trip」
復帰後のペッパーから1枚選ぶとすれば、これでしょうか?
エルヴィン・ジョーンズ(ds)との共演は貴重ですね。
(3)「Art Pepper + 11」
TAKASHIさんと一致(笑)。実は割合最近になってゲットして、
あまりの良さに驚倒し、今まで買わなかった自分の不明を恥じた
ものです。。。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回は、まったく同じですね。
ジャケでは「Playboys」「Surf Ride」がワンツーですね。
ペッパーの話題になると、いつも50年代と
70年代以降の復帰後と、どちらを好むかという
議論になるように思いますが、私は
50年代の若々しい情熱の迸り出るペッパーも、
復帰後の酸いも甘いも噛み分けたペッパーの心の叫びも、
どちらも好きです。
「The Trip」での、ウッディ・ショウ作曲の
Sweet Love of Mine という曲、大好きです。
自分が行ったライブが、あとでアルバムで聴けるなんて最高ですね。
私は、経験ないので、一度でいいから経験してみたいです。
今回のペッパーは、1、2は直ぐに決まりました。
またdukeさんと同じで、赤い糸であります(笑)。
1.Surf Ride
2.Meets The Rhythm Section
3.Show Time
Surf Rideは、初リーダー作とは思えない快演だと思います。Meets The Rhythm Sectionは、歌心ある演奏がいいですね。3は、「+ELEVEN」と迷いましたが、こちらに軍配が上がりました。
私の場合、どうにも憧れのジャズメンの前では高揚してしまい、何が何だったのか覚えていないですね。まぁ女性の場合も同じですが・・・(笑)
おっしゃるようにイメージだけは鮮明に残っているものでして、ペッパーは翳りのある美しい人という印象でした。若い頃聴いたビル・エヴァンスは、ピアノに深く顔を埋めるという写真そのままの姿は忘れもしません。逆に細部を覚えてるのはエロール・ガーナーです。前半ピアノの弦が切れたり、電話帳を敷いてピアノに向かう姿は全体のイメージよりも鮮烈に残っております。
>一回性のライブとはそんなもので、内容が素晴らしいほど、そして憧れのプレイヤーなら尚更のこと、大きなオーラの中では記憶すら失ってしまうのだろう~
う~ん・・・そういう感じ、判ります。dukeさんも仰るように、感動している時ほどそうかもしれませんね。僕もそんなことがいくつかありました(特に若い頃に聴いたいくつかのコンサートでは~ダラー・ブランドとか)
でも・・・たとえ「細部」はブッ飛んでも・・・そのアーティストの「イメージ」だけは、鮮明に心に残ってしまうのです。それがその人にとっては純粋にその「アーティスト」なんですよね。
ああ・・・好きなレコードについては・・・また後日(笑)
久しぶりにビッグネイムが登場しました。アート・ペッパーはサイド作品を含めますと120枚以上あります。時代によってスタイルが異なりますので、好みが分かれることでしょう。喧々諤々、何が出てくるか楽しみです。お気に入りのアルバムをお寄せください。
管理人 Art Pepper Best 3
Surf Ride (Savoy)
Meets The Rhythm Section (Contemporary)
Live At the Village Vanguard (Contemporary)
ペッパーのライブを聴かれた方も思い出をお寄せください。
今週もたくさんのコメントお待ちしております。