今日は土花亭事務所が関わる現場の上棟なのですが。。。
実は上棟までの道程には色んな検査が必要で、その検査の立会に最近は走り廻っていた。
先ずは「鉄と触れ合う」でも触れた鉄工所へ「超音波深傷試験(第三者)」の立会。
仮付けから本溶接が終わったところで、溶接内部に傷が無いかを調べる。
検査箇所は土花亭事務所が抜き打ちで指示。検査数は自主検査100%+第三者検査のUT。結果、合格。
丁度、工場内に何処ぞの原発関連の鉄骨架台が仮付け溶接の状態で置かれていたのが目にとまる。
隣の何やら不安そうな?鉄工所社長に「コレ、何処からの発注?」。。。(〇菱ですわ)
「へぇ~・・・。ウチの仮付け検査だとコレ、不合格ですよ」。。。(苦笑い)
「理由は分りますよねぇ?」。。。(当然、分ります)
「UTは?しないんですか?」。。。(しないんですわ)
「へぇ~・・・。このまま本溶接してもUTで一発アウトですよ」。。。(だと思いますわ)
ってな、他の現場の鉄骨なんざ~・・・の話は置いといて、お次は上棟日前日のコンクリート非破壊検査。
通常、コンクリート打設から7日目(1週)と28日目(4週)とで検査結果を出しますが、土花亭事務所は
上棟日前日にも検査をしてもらう。(因みに今回は打設から16日目)
それも養生条件は一般的な「標準」や「現水」ではなく、最も現状に近いとされる「現空」。
結果は設計基準コンクリート強度(4週)のほぼ90%まで到達で合格。(この調子では4週で設計強度を上回る筈)
そんな、鉄工所やら生コン会社で「土花亭事務所の検査条件はいつも厳し過ぎる」とボヤかれながら上棟へ。
生憎の雨・・・。合羽を着込んでの重装備の鳶には頭が下がる。。。