只今、外壁のリフォーム現場も完了間際になった頃、クライアントさんから、「大工さんが居る内に、序に離れの土蔵の
勝手口の扉を直してくれ」との依頼を受ける。
大工と二人で事前に下見をしたところ、一筋縄では行きそうにはない状態を確認。
田舎とかでよくある話。何処か別の建物から拝借して来て、取り敢えずは嵌めておいた状態で数十年。
引き違い戸の左右の幅も違えば「右手前」も守られていない。根っからここの鴨居や敷居にも合ってない物だし、
土蔵自体も少し傾いてる状態・・・。クライアントの要望は「ちゃんと扉が動き、鍵も掛かるように」とのこと。
決して序に出来るような仕事ではなく、大工一人に任せる訳にも行かず、職人始業時間の朝8時前から2台の
作業台を設置し、8時丁度スタートで二人掛かりで夕暮れ時まで休憩なしで何とか「再生」という次元を超えた
「今あるもので工夫&細工」を終え、任務を完了する。
仕事から帰宅したクライアントさん。その出来栄えを観て「凄い!一日でこんな見違えるようになるとは素晴らしい♪」
大満足の様子で凄い喜びよう。土花吉もすかさず:(これもまた古民家再生ですっ!) って応え、その後・・・
大工と二人して顔を見合わせ「疲れたなぁ・・・(ポツ)」
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