騙し騙され

騙した記憶は薄れても、騙された記憶は色濃く残っているものです。

ヒトって勝手なものですねっ。。。

今から40年以上も前に騙されたことを未だに根に持つ土花吉。

あれは小学生の頃、近所のお家のブロック塀から「甘いよぉ～♪」と
言わんばかりに、割れかかった実の隙間から覗く「甘い誘惑」。

思わず辺りを見渡し、こそっとひとつの果実をもぎ取り路地へ逃げ込む。

小さい手で思いっきり力を込めて割り、見るからに赤く甘そうな果肉を
いくつも口にほおばる・・・。



「・・・。？」　　　「うぇ---！」

完全に騙されたことに気付き、路地の隅っこに口の中のものを全て吐き出す。

この時でしょうか「人は見かけによらない」ってことを初めて学んだのは・・・。

（って、ヒトと違うか・・・「ざくろ」）


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