団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

世界最大のプラネタリウム、待ち時間短縮へ ネット個人予約も

2011-07-17 11:54:57 | 日記

 名古屋市科学館(名古屋市中区栄2)は3月の新装オープン以来、世界最大のプラネタリウムを目当てに長い行列ができている。同館は大混雑が予想される夏休みを前に、少しでも待ち時間を短縮しようと、発券窓口を増やすなどの「カイゼン」に乗り出した。

 プラネタリウムは1日6~7回上映があり、1回の定員は345人。午前9時半の開館と同時に当日上映分すべての2000~2400人分を発売する。このため平日で500人、土、日や祝日で1000人ほどが開館前から行列をつくる。夏休みには1日当たり7000~9000人の人出が予想されており、行列はさらに伸びる可能性もある。

 同館は待ち時間の短縮を目指し、16日から発券窓口を一つ増やして7カ所にした。さらにプラネタリウムを鑑賞しない来場者向けに、近く入場券専用の自動券売機を2台新設する。

 プラネタリウムの予約は団体に限っていたが、8月31日までの夏休み中は、子ども向け「キッズアワー」に限って個人向けでもインターネットで予約を実施している。毎日午前11時半からの上映に100人分の予約枠を確保。市科学館のウェブサイトにある市電子申請システムで、3週間後の予約を受け付ける。希望者多数の場合は抽選する。

 担当者は「ネット予約は今回の実施状況を踏まえ、9月以降にも継続する方向で検討したい」と話している。

 市科学館は3月19日の新装開館から7月10日までに47万人が入場。開館日の平均で5500人となり、改装前より倍増した。


浜岡原発直下に活断層か 名大教授ら指摘

2011-07-17 11:49:04 | 日記

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の真下を通り、室戸岬(高知県)に延びる長さ400キロの巨大な活断層が存在する可能性があることが、鈴木康弘名古屋大教授(変動地形学)らの研究で分かった。中電は独自の調査結果で活断層の存在を否定しているが、東日本大震災を受け、専門家らは耐震評価の見直しを訴えている。

 日本列島周辺の海底を調査した海上保安庁のデータを基に、鈴木教授と中田高広島大名誉教授らが2009年に詳細な海底地形図を作製し、研究を進めている。その結果、浜岡原発周辺の太平洋岸から室戸岬付近まで400キロにわたり幅10~30キロ、深さ300~1000メートルの海底のたわみ「撓曲(とうきょく)」を確認。「遠州灘撓曲帯」と名付けた。

 撓曲は、もとは水平だった地形が、その地下にある活断層の動きで、できるとされ、「遠州灘撓曲帯」の地下には、同じ長さの活断層が想定される。

 鈴木教授は、浜岡原発の北東2キロにあり、段丘状に隆起している「牧之原台地」も、遠州灘撓曲帯を形成した活断層の動きによる地形と推測し、浜岡原発の真下に活断層がある可能性を指摘している。

 中電は、浜岡原発の半径100キロ圏内の海域に14の活断層があることは認めているが、音波探査の結果、遠州灘撓曲帯に対応する活断層はないとしている。

 中電が把握している活断層の中で最も強い揺れを想定する「石花海(せのうみ)海盆西縁断層帯」は長さ34キロ。活断層は近くて長大ならより強い揺れをもたらすとされ、鈴木教授は「可能性のある断層は想定に入れるべきだ」と求めている。

(中日新聞)


大飯原発1号機停止 関電、冷却系で圧力低下

2011-07-17 10:00:22 | 日記

 関西電力は16日、大飯原発1号機(福井県おおい町、出力117万5千キロワット)で、緊急炉心冷却装置系統の蓄圧タンクで圧力が低下するトラブルが発生したため原子炉を手動停止させた。国の最終検査を終えずに4カ月を超える異例の調整運転を続けていた。関電は、営業運転に向けた国の最終検査の申請を当面見合わせる。トラブルによる環境への影響はないという。

 関電によると、15日午後10時45分ごろ、蓄圧タンク内の窒素の圧力が通常時の4・60メガパスカルから国が関電に認可した制限値(4・04メガパスカル)を下回り、警報器が作動した。通常は緊急時に原子炉へ冷却水を注入するため高圧が保たれている。

 タンクに窒素を補給し、約1時間後に圧力は制限値を上回ったが、関電はタンク上部にある圧力調整用の安全弁が何らかの原因で動いたとみて、調査のため原子炉を停止させた。

 1号機は大震災直前の3月10日に定期検査の最終段階である調整運転に向けて原子炉を起動。通常は営業運転と同じフル出力で送電しながら1カ月ほど稼働し、営業運転の見極めとなる総合負荷性能検査を受けるが、震災の影響で検査への手続きが進んでいなかった。定期検査中ながら実質的に稼働していたため、原子力安全委員会から問題視する声が出ていた。

 1号機は、原発の安全性を評価するストレステスト(耐性評価)で停止中の原発を対象とした1次評価を受ける見通しで、停止の長期化は避けられない。福井県は「福島第1原発事故を踏まえた新たな基準で、安全性が確認されなければならない」との姿勢を崩しておらず、再起動は厳しくなった。

 これで全国で稼働している原発は18基となる。関電は福井県内に原発11基があるが、既に定期点検で4基が停止している。大飯1号機の停止に続き、21日は高浜原発4号機(同県高浜町)、22日は大飯4号機も定期検査で停止する。

 関電の原発だけで計7基が停止する異例の事態となる。関電の供給力は最大需要予測を下回り、これまでは節電効果で乗り切れるとしていたが、さらに逼迫(ひっぱく)する。

(中日新聞)


生物学五輪で金3人銀1人 日本代表の高校生

2011-07-17 09:57:05 | 日記

文部科学省は16日、世界の高校生らが生物学の実力を競う「第22回国際生物学オリンピック」で、日本代表4人のうち、千葉県立船橋高3年の大塚祐太さん(18)ら3人が金メダル、1人が銀メダルを獲得したと発表した。

 ほかに金メダルは、筑波大付属駒場高(東京)3年の久米秀明さん(18)と松田洋樹さん(18)。銀メダルは、ラ・サール高(鹿児島)3年の三上智之さん(18)で、三上さんは2年連続の銀。

 大会は台北で開かれ、58の国と地域から229人が参加。実験と筆記試験で競い、上位約1割の成績に金メダルが与えられた。日本代表全員がメダルを獲得するのは5年連続という。


東日本大震災後に自殺者急増なぜ…因果関係「?」 政府、情報収集に着手

2011-07-17 09:51:35 | 日記

自殺者が急増している。1~3月の減少傾向から一転、4~6月は3カ月連続で前年同月を大幅に上回った。東日本大震災の影響との見方もある。津波で自宅を失い無理心中した高齢夫婦、放射能汚染で野菜の摂取制限が出された翌日に自殺した農家…。ただ、震災との因果関係を示す明確なデータはなく、政府は対策に生かすため詳細な情報収集に乗り出した。

 震災から3カ月の6月11日、福島県相馬市の酪農家の男性(55)が自殺しているのが見つかった。フィリピン人の妻と息子2人は福島第1原発事故の影響でフィリピンに帰っていた。「原発さえなければ…」。男性は堆肥小屋の壁にこう書き残していた。

 計画的避難区域に指定された同県飯舘村では4月中旬、102歳の男性が死亡しているのが見つかった。家族が村外に避難し、離れ離れで暮らしていたことを苦にした自殺とみられている。6月下旬には「老人はあしでまといになる。お墓にひなんします」と遺書に記し、自殺した南相馬市の93歳の女性もいた。

 警察庁のまとめでは、福島県内の自殺者数は4月以降、3カ月連続で前年同月を上回っている。特に5月は40%近い上昇率を示しており、震災の影響をうかがわせる数字といえる。

 さまざまな相談に乗る「福島いのちの電話」の渡部信一郎事務局長(63)は「相談の内容が震災前よりも深刻度が高い」と指摘する。「親類宅に避難しているが人間関係がこじれ、悩んでいる」といった震災に直接関係するもののほか、精神疾患の人が震災の影響で病状が悪化したケースもあるという。

 ただ、同様に震災の被害が大きかった岩手、宮城両県は1~6月のすべての月で前年比減少か、横ばいになっており、福島県の状況とは異なる。内閣府経済社会総合研究所が警察庁の資料をもとに5月の自殺者の住所地などを分析したが、被災者が他県の避難先で自殺しているような数字は得られなかった。

 むしろ、住所地別で大きく増えていたのは神奈川や愛知、千葉などの都市圏で、男女、年齢別では30代と20代の女性が増加。動機も経済問題より健康や勤務問題が目立っていた。被災3県でも共通した傾向はみられないという。

 内閣府自殺対策推進室の担当者は「震災後の暗いイメージや先行きの不安感など、震災が影響を与えている可能性も考えられるが、震災と自殺者の増加を明確に結びつけるデータはない」と話す。

 このため、内閣府は6月以降の自殺者について、警察庁に対し、被災者か否かや遺書の内容など、震災との関係を示すデータを収集するよう要請している。 

 (産経新聞)[ 2011年7月16日8時00分 ]