団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

<エネルギー再考>自然の力 節電に利用 那須の「非電化工房」

2011-07-06 22:23:50 | 日記

 発明家で、日本大客員教授の藤村靖之さん(66)が主宰する節電のテーマパーク「非電化工房」(栃木県那須町)には、電気を使わない冷蔵庫などユニークな発明品がある。東日本大震災後、節電意識の高まりもあって、見学会への申し込みが殺到している。六月上旬に開かれた見学会に参加した。 

 東北新幹線那須塩原駅から車で約三十分。訪れた工房は緑に囲まれ、約一ヘクタールの敷地には、藤村さんの家族らが暮らす母屋や実験用のアトリエ、菜園などもあった。藤村さんが「エネルギーとお金を使わなくても得られる豊かなライフスタイルを見せよう」と、二〇〇七年に建設を開始。現在も改良が続く。

 見学会は〇九年春から、ほぼ月二回開かれている。震災後は申込者が一・五倍に増え、「二カ月先でないと空きがない」という。この日の見学会には、親子連れなど約二十人が参加した。

 藤村さんの長男で、工房副代表の研介さん(31)が工房を案内する。最も関心が集まったのは、母屋のすぐ外にある非電化冷蔵庫。自然の放射冷却現象を利用するため、屋外に置く必要がある。

 冷蔵庫の内壁と外壁の間には大量の水が入っている。「冷蔵庫に入れた物の熱が水に伝わると、自然対流で温かい水は上に向かい、上部の放射板から熱が放出される。放射冷却で水が再び冷やされると下方に向かい、冷蔵庫内が冷やされる」。晴天が三日に一日あれば、真夏でも庫内は七、八度に保たれる。

 「非電化といっても、決して電気を否定しているわけではない」と藤村さん。工房では、電気への依存度を少なくする工夫を凝らしながら、電化製品を使っている。例えば、非電化冷蔵庫には野菜や缶瓶などを入れ、残りを小さな電化冷蔵庫に入れ、消費電力を抑えている。「電気を省けるところは省いても、ほどほど快適に過ごせる。そんなライフスタイルを知ってほしい」

     ◇

 エアコン不要の家として紹介されたのが、「非電化もみ殻ハウス」。屋根と壁、床の断熱材に、もみ殻を使い、風車を利用した非電化換気扇が設けられている。

 屋根には直射日光の熱を緩和するため、ススキが敷き詰められ、床には室外が乾燥している時だけ開ける換気孔がある。「床下の涼しい空気が室内に流れ、夏場は冷房がなくても快適。保温に優れているため、冬場も小型のまきストーブでまきを三、四本も燃やせば、一日過ごせる」

 現在、工房では「非電化エアコン」の開発が進む。外気を乾燥させて、水を含ませたフィルターで気化熱を奪い、室内を冷やすという構想だ。

 藤村さんを囲んでのセミナーでは、参加者同士の意見交換も。「震災後、生き方や価値観の転換を迫られた」「原発や電力の情報をインターネットなどで調べ、この工房にたどり着いた」という意見が多かった。

 自然食を提供するカフェのパティシエ安生(あんじょう)知子さん(37)=東京都北区=は「電気は当たり前にあるものではないということを、震災で思い知ったのに、数カ月が過ぎ、危機感が薄れていた。見学会は、自分の生活スタイルを見つめ直すいい機会になった」と感想を語った。

 藤村さんは「今までの社会は『快適、便利、スピード』を豊かさの指標に、電気を大量に消費してきた。でも、ぬくもりのある人間関係や、手足を使って技を磨く喜びなど、本当の幸せや豊かさは、電力消費を少なくしても得られるのではないか」と問い掛ける。

 見学会の情報は、HP(「非電化工房」で検索)でhttp://www.hidenka.net/jtop.htm

(宮本直子)2011年6月27日東京新聞


<愛知県議会>県議報酬11%減で調整 自・民、15%撤回

2011-07-06 21:23:02 | 日記

 愛知県議の報酬(現行年1590万円)の削減について、県議会(定数103)の最大会派・自民党県議団(52人)と第2会派・民主党県議団(26人)は4日、11%削減するための条例改正案を今定例会に共同提案する方向で最終調整に入った。両会派は当初、15%削減で足並みをそろえたが、削減幅を縮小した。

 報酬見直しを巡っては、知事与党の「減税日本一愛知」(18人)と公明党県議団(6人)が「3割削減」を主張。4会派は4日の幹事長会議で削減幅について調整したが、合意できなかった。

 自民党県議団の伊藤勝人幹事長は削減幅を縮小した理由について「元々、11%だったが、他会派のことを考えて15%に譲歩した。しかし15%でも合意しなかったため元に戻した」と説明した。民主党県議団の仲敬助幹事長も「自民と足並みをそろえる」と話した。

 県議報酬は財政難のため特例で8%削減されている。県職員給与の3%削減案が今定例会に提案されているため、既に削減された分に3%を上乗せして11%削減にするという。

毎日新聞 7月5日(火)1時50分

ふざけた自民党、民主党。

15%削減を取り下げて11%削減。

削減案がまとまらないから都合の良い数字に戻した?

恥知らずな自民党、民意の分からない民主党

来期選挙に勝てないから退職金がわりに報酬削減せず。


10年度の年金運用3千億円赤字 欧州金融不安で

2011-07-06 21:19:51 | 日記

 厚生年金と国民年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」は6日、2010年度の市場運用が2999億円の赤字だったと発表した。運用利回りはマイナス0・25%。

 赤字は08年度以来2年ぶり。ギリシャの財政危機に端を発した欧州の金融不安や米国の金融緩和による円高などが影響し、国内株式と外国債券が下落したため。累積黒字は6兆8311億円に減った。

 10年度末の運用資産額は116兆3170億円。財投債での収益を除いた市場運用のみでの赤字額は5692億円だった。


三重大と名大、金魚から抗体生産する技術開発

2011-07-06 21:16:33 | 日記

三重大学の田丸浩准教授、名古屋大学の秋山真一特任講師らは、金魚を使った新しい抗体(用語参照)の生産技術を開発した。

 目の下が風船状に膨らんだ金魚「水泡眼」の水泡の中身のリンパ液を利用。片方の水泡に抗原となるヒト膜たんぱく質を注入すると、反対側から一回当たり数ccの抗体を含む液を得られる。殺さず何度も採取でき、期間も従来のマウスを使う方法より3分の1の約1カ月。数億円のコストがかかる抗体医薬の低コスト化につながると期待される
 
抗体生産は、マウス、ラット、ウサギなどの生体を使うものが一般的。だが、哺乳動物はヒトと共通する病気があり安全性に課題がある。また、ヒトのたんぱく質を抗原として認識することができない「免疫寛容」現象があり、狙った抗体を生み出すのが難しい。抗体を作る際に使う抗原の生産も数百万円と高価で、コストの低減が課題となっている。
(日刊工業新聞)