名古屋市科学館(名古屋市中区栄2)は3月の新装オープン以来、世界最大のプラネタリウムを目当てに長い行列ができている。同館は大混雑が予想される夏休みを前に、少しでも待ち時間を短縮しようと、発券窓口を増やすなどの「カイゼン」に乗り出した。
プラネタリウムは1日6~7回上映があり、1回の定員は345人。午前9時半の開館と同時に当日上映分すべての2000~2400人分を発売する。このため平日で500人、土、日や祝日で1000人ほどが開館前から行列をつくる。夏休みには1日当たり7000~9000人の人出が予想されており、行列はさらに伸びる可能性もある。
同館は待ち時間の短縮を目指し、16日から発券窓口を一つ増やして7カ所にした。さらにプラネタリウムを鑑賞しない来場者向けに、近く入場券専用の自動券売機を2台新設する。
プラネタリウムの予約は団体に限っていたが、8月31日までの夏休み中は、子ども向け「キッズアワー」に限って個人向けでもインターネットで予約を実施している。毎日午前11時半からの上映に100人分の予約枠を確保。市科学館のウェブサイトにある市電子申請システムで、3週間後の予約を受け付ける。希望者多数の場合は抽選する。
担当者は「ネット予約は今回の実施状況を踏まえ、9月以降にも継続する方向で検討したい」と話している。
市科学館は3月19日の新装開館から7月10日までに47万人が入場。開館日の平均で5500人となり、改装前より倍増した。
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