団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

<東日本大震災>津波被害逆手に「塩トマト」 新たな特産に

2011-06-04 22:30:34 | 日記

東日本大震災で津波被害を受けた宮城県岩沼市の畑で4日、ボランティアら約80人がトマトの苗600株を植えた。熊本県八代市の農家が塩分濃度の高い干拓地で栽培している「塩トマト」が市場で高く評価されていることをヒントに、塩害被害を受けた畑で栽培・収穫を目指し、被災地の農業復興につなげようと実施した。関係者は「塩トマトを新たな特産品に育てたい」と期待している。

 東京のNPO法人「農商工連携サポートセンター」(大塚洋一郎代表理事)が岩沼市の農家の畑(約2000平方メートル)を使い、苗を植え付けるボランティアを募集した。

 熊本の「塩トマト」の実は小ぶりだが実が締まって糖度が高いのが特徴という。今回は熊本産のトマトの苗が入手できず、宮城県産を植えた。根を短く切り、畑の土に塩分を分解するバクテリアを入れるなどの工夫をした。栽培は地元の農家が引き継ぎ、8月ごろに収穫し「塩トマト」として販売する。

 同市では、津波で作付面積の約7割が浸水。排水場のポンプが壊れ塩分除去が進まず、市は農業再開には2、3年かかるとみている。畑を提供した飯塚悦男さん(62)は「地元の人々と協力して塩トマトを育てていきたい」と話した。

 塩トマトは熊本県の古川寿男さん(60)、秋代さん(60)夫婦がブランド化に成功。5月に全国代表が発表された第60回全国農業コンクール(毎日新聞社・和歌山県主催、農林水産省、和歌山市など後援)で「大震災の津波の被害を受けた東北の農業の参考になる」として特別賞受賞が決まった。


大震災40分前から電子量が急増 地震予知実現にわずかな可能性

2011-06-04 22:19:02 | 日記

  東日本大震災発生の40分前、震源地上空の「電離層」の電子量に異常があったことが、北海道大学理学研究院の日置幸介教授(地球惑星物理学)の研究で分かった。スマトラ沖地震など、過去の大地震前にも同じ現象が確認され、地震予知に役立つ可能性が期待されている。

   日置教授によると、地震後に大気中の電子の量が変動することは数年前から知られていたが、今回、地震前にも変動することが明らかになったという。

チリ地震、スマトラ沖地震でも電子の増加が確認

   地上約300キロメートルの「電離層」の電子の量を、国土地理院の全地球測位システム(GPS)を使って解析したところ、地震発生40分前の2011年3月11日14時以降、震源となった三陸沖上空で、電子の量が平均して約1割増加していた。

   過去の大地震も解析したところ、2010年2月のチリ地震(M8.8)では発生40分前から、スマトラ沖地震(M9.1)でも90分前から電子の増加が確認された。なぜこのような現象が起きるのか、詳しいメカニズムは明らかになっていない。

   また、2003年9月に北海道で発生した十勝沖地震(M8.0)では電子の増加を確認することができなかった。「M8.2とか8.3でも、後から解析すると気づくというレベル。M9レベルでないと事前には気づくことはできない」とし、まだ予知の役に立つものではないとするが、

「今はGPS衛星を使って上空から見下ろして解析しているが、電子が増えるもともとの原因は地面にある。そのメカニズムを突き止めて地表で観測すれば、精度も上がるかも知れない。地震発生に電気が関わっていることは間違いない」

と話している。

FM電波の異常も観測される

   北大の地震火山研究観測センターの森谷武男博士も地震発生前に、普段受信できないサービスエリア外のFM電波が強くなる「地震エコー」と呼ばれる現象を北海道で観測。2010年6月末から3月11日の地震発生までほぼ毎日続き、地震発生直後も再び確認された。森谷博士は、

「地震発生前に電場に変化が発生することでFM電波が散乱、反射している可能性がある。現在は、場所は特定できないものの、大きくて7.3程度の地震が起きるレベルだ」

と話す。今後福島県と群馬県内からも観測をするとしている。

   前出の日置教授は、

「以前は結構いた地震予知の研究者も、阪神大震災でみんな挫折して辞めてしまった。最近も予知そのものが原理的に無理という風潮になっているが、地震の前兆だといえるデータを提示して、国土地理院や気象庁を動かしていきたい。資金が投入されれば、研究する人も増え、次につながることになる」

と前向きに話している。


核燃料税、停止中の原発にも 税収確保へ福井県

2011-06-04 22:14:42 | 日記

 福井県は4日までに、稼働中の原発に装荷した燃料の価格に応じて電力事業者に課税する県税の「核燃料税」について、停止中の原発も対象とする条例改正案を6月定例議会に提出する方針を決めた。

福島第1原発事故の影響で各地の原発の停止が長期化する中、厳しい地方財政状況も背景に、51億円(2009年度)の税収の維持、確保を狙う。施行されれば停止中の原発に対する核燃料税の課税は全国初となる。

 


通信販売で携帯利用急増 08年の約1・5倍に

2011-06-04 21:28:33 | 日記
 日本通信販売協会が4日までにまとめた2010年の通信販売の利用実態調査によると、携帯電話や携帯端末でサイトを見て利用する人が全体の16・1%と、08年の約1・5倍に増えたことが分かった。
29歳以下の女性に限れば54・3%に及んだ。

 従来型の携帯電話に加え、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及もあり、時間や場所にとらわれず手軽にネット注文ができるようになっていることが背景にあるとみられる。同協会は「スマートフォンは専用サイト開設も進んでいる。いずれ通販の主力になるのではないか」と分析している。


元自民党のサラブレッドと呼ばれた加藤紘一のブログ

2011-06-04 07:25:38 | 日記

内閣不信任案否決を受けて~日本の民主主義が「小沢一郎」から卒業した日~

加藤紘一bulogos転記
 
予想外の大差でした。

民主党の内紛は、想像よりずっと小さかったようです。そして、これは予想通りですが、覚悟のない政局ごっこでした。つまり民主党のここ2ヵ月の動きは、菅批判に傾く世論を気にした、覚悟のない首相批判のパフォーマンスに過ぎなかったということです。

しかし、今日の本会議のもたらす影響は決して小さいものではありません。日本の政治が過去30年陥っていた「小沢式催眠術」から抜け出すことができたからです。日本の民主主義が小沢一郎氏を卒業したということです。

どの国のどの時代でも、政治が面倒くさくなると、シングルショット、つまりワンテーマに論点を絞って現状打開を求めるという現象が起こります。英雄待望論とでもいうのでしょうか。日本で一番人気のある総理大臣、田中角栄の跡継ぎと目されていた小沢一郎氏に、その役割を期待していた人も少なくありません。しかし「角さん」と小沢一郎氏は、徹底的に違っていたことが、これで分かったはずです。

シングルショット依存は、たとえば郵便局の民営化によって日本が大きく変わるという期待を抱かせた、小泉郵政改革が顕著です。冷静に考えれば、たかだか4千~1万程度の郵便局の運営方法を変えたからといって、日本の未来が変わるはずがありません。しかし、老若男女、日本国中がうっとりとして夢を抱き、結果として裏切られたのです。

あるいは、若手の首相の待望論。かつて安倍晋三という自民党のとっておきの若手エースを総理にしました。残念ながら、やたらと政治は混乱し、早々に辞任してしまいました。

今回も同じです。自民党から民主党に政権交代をしたら、素晴らしい日本が待っているかもしれないと期待をし、鳩菅政治はそれを見事に打ち砕いてくれました。

さて、ここで心して冷静にならなければなりません。菅政権は確かにやり口が下手で、特に政治主導といって役人を活用しないなど僭越にもほどがある、とんでもないことです。しかし、原発の事故対応については、今が仮に自民党政権だったとしても、東電も安全委員会も、事実隠し、責任逃れはしていたはずですから、福島の処理は手こずったでしょう。

もちろん民主党政権は、東北大震災の対応以外でもいろいろと失敗をしていますから、民主党にとっては今後も苦闘が続くでしょう。我々は、今の日本の何が問題なのか、よくよく考えて判断していかなければなりません。日本が抱える大問題は、実は3・11以前から変わらずそこにあって、それが震災で増幅されたのだと考えるべきです。

私はこれから、そのことを精一杯考えて、このHPに発表していきたいと思います。

短い言葉になるかもしれませんが、思いの集積です。スルメのようにかめばかむほど味が出る、そんな考察を重ねていけたらと思います。