ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

弁当に納豆ってあり??・・・なしに決まってる!!

2008-04-14 21:37:22 | 
僕の幼少の頃は、
   「巨人・大鵬・卵焼き」
と呼ばれるほど、プロ野球、大相撲の人気が凄かった。
またこの“三種の神器”は、まさに日本の高度成長期を代表する言葉でもあった。
巨人は川上監督の下、1965年から73年、ONを擁して9連覇、視聴率は20%。また大鵬は、62年から67年にかけて6場所連続優勝を2度達成した。


僕の地方では、プロ野球といえば巨人戦しかありえず、王・長島のホームランの競演に心躍らせた。

ファースト王、セカンド土井、ショート黒江、サード長島、ライト国松、センター柴田、レフト高田、キャッチャー森、ピッチャー堀内。。。。

記憶力の退化した僕の脳ミソであるが、当時の巨人の布陣がすらすらと出てくる。

大相撲もそうだ。大鵬の宿敵、佐田の山、柏戸、豊山、、、、

そして何よりも、ジャイアント馬場だ。



馬場とボボブラジル、馬場と吸血鬼ブラッシー、馬場とキラーコワルスキー・・・。
日本勢はアントニオ猪木、原爆頭突きの大木金太郎、坂口誠治、吉村、、、
こちら国際プロレスだっけ。毎週金曜夜8時から欠かさず見ていた。

全日本プロレスもよかった。こちらは水曜夜8時から。
豊登り、グレート草津、鯱横内。
こっちにはあのモンスター・ロシモフ(後のアンドレザジャイアント)がいた。
凄かったなこっちも。

テレビ漫画は、巨人の星、ハリスの風邪、キックの鬼、明日のジョー、タイガーマスク、アニマル1とやはりスポ根もの。アタックNO.1もあった。



小学校だった僕は、そんなテレビのスポーツやスポ根漫画に熱中していたのだが、もう一つの主役=卵焼きは、まさに弁当おかずの定番でありました。
アルミの弁当缶に、ご飯を目一杯詰め込み梅干に焼き海苔を引いて、小さなおかず箱に卵焼きやおしんこ、そんなシンプルな弁当が通例でした。



こんな最近のママさんたちが作るお弁当とは雲泥の差、天と地ほどの差がありましたが、それでもとても美味しかった。

しかし、ある時、何を思ったかうちの母は、弁当にあらぬものを入れてくれました。
僕のとても大好きで大好きでたまらない、『納豆』!!!!!!!そのまんま。
これってありなのかぁ????
醤油を入れてよーくかき混ぜた納豆を、焼き海苔の代わりにご飯の上に敷く。
弁当箱を開ける時にとてもいやな予感(いやな臭い)がしたが、「まさか・・・」、と思いふたを開けると、“それ”は確かにあった。
ふたに引っ付いた納豆粒は、数十本の糸を従え、きれいな曲線を引いた。
(おお!?なんと美しい・・・泣)
回りの友達は、当然大爆笑!? それ以来しばらく僕のあだ名は『納豆』となった・・・。

弁解の余地なしであった。

けれども、既に昼ともなるとご飯の上でほどよくふやけた納豆ご飯は、それはもうおいしゅうございました。開き直り完食したのは言うまでもない。
(意地でも食ったる!!・・・泣)

というような、そんな子供時代でありました。おしまい。

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