徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

名古屋文化のみち探訪 part2

2013-11-19 22:36:00 | ひとりごと
 やっと秋らしくなってきた散歩道や公園の木々…。
カラフルな秋色に染まっています…。

今日はちょっと風邪気味で…てか…完全に風邪でジムへは行かずです…。
少々暴れても、おいら自身はなんてこたぁないけれど、御年輩の方々に移しちゃうといかんからね~。

 さて…part2…といきますか~。
退屈かも知らんけど、しばらく御付き合いくださいまし…。


カトリック主税町教会 (礼拝堂:明治37年建築)

二代目のシェレル神父により「被昇天の聖母マリア」に捧げられた礼拝堂であることから「被昇天の聖母聖堂」と呼ばれているそうです。

        



百花百草(旧岡谷家) (書院・茶室・土蔵:大正9年建築 改修:平成 多目的ホール新築:平成19年4月開館)
 徳川美術館所蔵の百花百草図屏風(重要文化財)にちなんだ庭園には四季の花々がいっぱい。
コーヒーやビスケットなどのサービス(セルフ)があり、美しい花々を眺めながら、ホッと一息つける多目的ホールがあります。
曜日によっては、モスクワ音楽院ピアノ科卒業のピアニストによる生演奏も…。
視覚・聴覚・味覚…三拍子揃った心の休憩スポット…。

        


        


        

この日は右側の蔵では日本刺繍の作品展開催中でした…。
美しい作品の数々…花々とともに目の保養…。

        


        


        

こんなオブジェを見たらなんだか…ほんわかと温かい気持ちになりますなぁ…。
思わず頬が緩みますわ…。


残念ながら、妖美女さん、ここで時間切れ…。
此処からは支那門天さまと二人旅…。


二葉館 (大正九年建築)
 日本最初の女優川上貞奴と福沢桃介の住居。
二葉御殿とも呼ばれる。
これまで見てきたヨーロッパ風の建築様式とは少々異なる…何処となくアメリカっぽい雰囲気…本当のところは分かりませんけど…。

ちょっと…予備知識…。

 川上貞奴(マダム貞奴)は、もともとは芸妓置屋の養女で、才色兼備で名立たる政治家などの覚え厚く日本一の芸妓であったようです。
その当時、日本の演劇の女性役は男性が演じていました。
夫、川上音二郎の一座に同行したアメリカ公演の折に女形が急死して、急遽、代役になったところ絶賛されたのが始まりと言われています。
その後に続く、ロンドンでもパリでも、貞奴の芸は絶賛され、フランス政府からオフィシェ・ド・アカデミー勲章を授与されました。
帝国女優養成所や川上絹布会社を設立・経営した事業家でもあるそうです。

 福沢桃介は、福沢諭吉の娘婿で、日本の実業家であり政治家です。
矢作水力(現・東亞合成)、大同電力(現・関西電力)、東邦電力(現・中部電力)、大同特殊鋼、日清紡績、東瓦邦斯、などを次々に設立。
福沢財閥の数々の企業経営に携わり、「電力王」とも呼ばれています。

若い頃から貞奴とは相思相愛の仲だったようです。
 

        


             


             


        


        


ふたりが此処で同居を始めたのは、貞奴の夫、川上音二郎が亡くなってから9年も後のことですが…。

 この日、此処ではイベントとして本物の日本画家さんの水墨画展が行われていました。
そろそろ展示会も終わりという時間なのに、せっかくだからと御親切にも係員さんが展示室に案内してくださり、画家さんがいろいろと丁寧に絵の説明までしてくださいました。

係員の方、日本画家のT・Yさま、本当に有難うございました。




撞木館 (昭和初期建築 旧井元為三郎邸)
 輸出陶磁器商として財を成した井元為三郎によって建てられました。
洋館、和館、茶室、裏庭、東西二棟からなる蔵が残っています。
正面玄関は洋館ですが、生憎工事中で防塵布がかけられ、外観はほとんど見えませんでした。


        


        


        


        


奥にある日本家屋は、さすがに裕福な商家の屋敷らしい風情で、美しい庭が其処此処から一望できる造り…。
これほどの規模ではないけれど、ずっと昔、亡き祖父が暮らしていた屋敷にもどこか似たところがあって、なんとなく懐かしさを覚えました。

 何とか急ぎ足で中を廻ることはできましたが、さすがに時間が足りず、館内のカフェに立ち寄ることができませんでした。
期待のケーキとコーヒーをゲットできず…次回は此処から…と…支那門天さまもおいらも密かに同じことを思っていた(何故なんだ~?)のでした…。


 名古屋文化のみち探訪…興味深いことがいっぱいで楽しい旅でした。
時間が限られているので、じっくり見られなかったところ、廻れなかったところが、まだまだ多々有ります。

支那門天さま、妖美女さま、御付き合いくださって有難うございました。
御疲れさまでした。
また挑戦致しましょうっ!











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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
必ず行きましょう (シナモン)
2013-11-20 11:19:24
以心伝心! おでんに田楽!! ですね
是非とも ケーキとおでんを 違った コーヒーを
頂きたいです

この日 閉館されてたところも 興味深いしね
お○ぶは 寒さには強いので アハ
UMAの会 楽しみましょうね

それにしても いつもながらの しっかりした
リポート ありがとうございます
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いいところだね~ (まさちゃん)
2013-11-20 11:35:12
doveちゃん、こんにちは~

名古屋にも、いいところがいっぱいあるんだね
貞奴さんのお話も、興味深かったです
日本一の芸妓さんだったのね、すご~い!

doveちゃんらしい丁寧なリポートにまさちゃんも行って来たような気持ちになれました
ありがとうね、doveちゃん
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Unknown (NATURAL)
2013-11-20 21:12:46
記事の下の2つの建物は見ましたよ
お近くに豊田さんのご邸宅無かったかな?
そこも見甲斐がありますよ

お天気が良かったようで良かったですね

風邪大丈夫ですか?
これからが冬本番ですのでお身体ご自愛くださいませ
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シナモンさんへ (dove-2)
2013-11-20 22:38:02
これまであまり観光などすることがなかったので、新しい発見がいっぱいです。
面白げなところが見つかったら、また、御連絡しますね。
宜しく~。
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まさちゃんへ (dove-2)
2013-11-20 22:42:18
名古屋に来られたら、一度はこのコースを御案内したいです。
今回はまだ表面をさらっと見てきただけなので、見るべきところがたくさん残っていると思います。
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NATURALさんへ (dove-2)
2013-11-20 22:50:59
旧豊田邸もありましたよ。
残念ですが今回は時間切れでした…。
何しろ食事時間を含めての数時間で廻るので…。

有難うございます。
風邪は医者の薬の御蔭で何とかひどくならずに済んでいます。
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Unknown (ryuji_s1)
2013-11-21 22:05:38
doveさん
素晴らしい建物ですね
カトリック主税町教会 (礼拝堂:明治37年建築)
見事な装飾ですね

素晴らしい建物紹介
有り難うございます
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ryujiさんへ (dove-2)
2013-11-21 22:21:03
灯台下暗し…とでも言いましょうか…。
これまで地元にこれほどたくさんの美しい建物が残っているとは思いもしませんでした。
目線を身近なところに向けて、小さな旅をしてみて良かったです。
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Unknown (reomama)
2013-12-03 00:25:31
素敵なステンドグラスに、うっとりしました
お庭も素敵でした
きっと、お手入れが大変だと思います
reomamaも行ってみたいなあ
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reomamaさんへ (dove-2)
2013-12-03 23:48:07
名古屋観光の際には、此処は御勧めコースですよ。
いかにも観光地って雰囲気がないのが好い感じです…。
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