徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

みのひとつだに…なきぞ悲しき…。

2007-04-06 20:46:39 | ひとりごと
七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞあやしき …という歌がある…。
醍醐天皇の皇子兼明親王(後拾遺集)が詠まれた和歌であるという…。
山吹に実の生るものと生らないものがあることを詠ったものだそうだ…。                          


太田道灌の伝説に、出先で雨に降られた道灌が農家で蓑を借りようとしたところ、少女が山吹を差し出したというものがある…。

七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき
…蓑すらないという貧しさを、山吹を詠んだ皇子の歌にかけて、それとなく伝えたというものだが、道灌はその時は差し出された山吹の意味に気付かず、後で知っておのれの無知を恥じ教養を磨いたという話だ…。

我が家の庭にも山吹が咲いた…。
毎年…綺麗な花を咲かせてくれるのだが実が生ったためしがない…。

これはひょっとして我が家の経済状態を表わしているのだろうか…?
doveんちを見てもらえば…手入れの悪い草ぼうぼうの小さな庭の中に山吹の花…。

みのひとつだになきぞ悲しき…。(金無いで~!)

そうしてみると…この綺麗な花はdoveの代弁者というわけだな…。






最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
PORT5に詩を (KEN-SAN)
2007-04-06 23:17:25
doveさんの作品を読んでて思い出した自作。
少し重めの詩を載せてみました。
明日にでも読んでやってください。
返信する
おはよ (yume)
2007-04-07 08:24:23
写真が山吹のお花ですか?

綺麗だね。

この花は実がなるの?

この実って食べるの?

返信する
素敵 (mikako)
2007-04-07 13:31:54
綺麗ですね~
これが山吹ですか?
ウチはマンションなんで庭がない・・
四季折々の木々があるといいのにな~
返信する
山吹色・・・ (おつお)
2007-04-07 16:40:48
山吹色の山吹だもんねェ

やはり 日本古来種の花の色は
日本人の心の奥に「ぐっ」と何かを訴えますね。

外来種のバラやチューリップの
鮮やかな色も綺麗ではあるけど

桜や紫陽花やこの山吹のように
憂いのある色は赴きがあります。
返信する
八重の山吹 (ひだまり)
2007-04-07 17:15:33
確か実家にも咲いてたな。

私は山に咲く一重の山吹が好き。
こっちは実がなるの?
山吹の花に実がなるって知らなかった。

「金 無いで~」は私も一緒
山吹すら咲きません(笑
返信する
KEN-SANへ (dove-2)
2007-04-07 17:18:54
有難う…今日は朝から出かけていました。
これから町内の仕事に行くので帰ってから伺います。
返信する
yumeさんへ (dove-2)
2007-04-07 17:21:29
一重の山吹は実をつけるそうですが…八重咲のものはつけないみたいです…。
実が食べられるかどうかはdoveにも分かりませんが…ひとつの花に茶色っぽい小さな丸い粒が五つ?ほどつくようです。
返信する
mikakoさんへ (dove-2)
2007-04-07 17:23:16
庭もいいけど…草が…。
小さな庭でも植木の手入れも結構大変ですよ…。
返信する
おつ父さんへ (dove-2)
2007-04-07 17:27:19
記憶では山吹色は重ねの色などにも使われていたと思います。
(間違ってたらごめんなさい。)

平安の色ですね…。
和の色彩は味わい深いです。
返信する
ひだまりさんへ (dove-2)
2007-04-07 17:29:42
八重の山吹はどうやら実がつかないようですよ。
実をつけるのは一重の山吹だそうです。

うちも八重なので実は見たことがありません。

山吹色のものより白山吹の方が実をつけるらしいです。
返信する

コメントを投稿