秋を飛び越えて冬になってしまった週明け…クローゼットからダウンジャケットを引っ張り出しました…。
う~ん…どうなっちゃってるんだろうね…この頃の気象状況…?
そのうち…真夏に雪が降ったりして…。
今日は何とか平年並みの暖かさを保っているようですが…なんか…だんだん四季が失われていくようで…嫌ですね…。
さて…去る11月8日秋日和…第五回UMA観光イベントを開催致しました…。
今回は名古屋市の文化のみち探訪…御勧めコースの中で最も短時間で歩けそうな西コースを選択…。
名古屋市役所→愛知県庁→三の丸庭園→市政資料館→カトリック主税町教会→百花百草→旧春田鉄次郎邸→旧豊田佐助邸→二葉館→撞木館
本来は主税町長屋門や堀美術館もコースに含まれるのですが、UMAの面々には其々に時間制限があるため、今回は立ち寄ることができませんでした。
ひとつひとつ丁寧に考察する余裕もなかったし、まだ中まで入っていないところもあるので、次回はもう少し範囲を狭めて、じっくり見て廻ろうと思っています。
途中、こんなトラップも…。
この日本建築と西洋建築を組み合わせたような大邸宅は、ちょっと見た限りでは歴史的建築物にも見えますが、明治風にデザインされた「百花籠」というオープンしたての結婚式場です。
周囲の景観に合わせて造ったのだろうけれど、すぐ隣に旧春田鉄次郎邸があるものだから、事情を知らずに行った者にとっては、本物の明治の建造物と勘違いしそうなほど紛らわしい…。
古い建物を結婚式場に改造したのかと思ってしまうくらい…。
おいらたちも、これに関する前情報なしだったので、画像を撮影した時には、本物だとしたらすごい御屋敷だね~などと暢気に言っていたものです。
しかし…よくよく考えるとおかしい…外壁が綺麗過ぎるし…なんか建築様式に妙な違和感…。
隣の旧春田邸を避けて、旧春田邸の背後にまで城のような建物は鉤状に続いており、周囲の古い邸宅の間にパズルを嵌め込むような形で建設されていて、あきらかに旧春田邸よりは後に建てられたものだと推察されます。
だいたい…明治の建造物なら…資料にないのが変だし…。
帰宅してから、この建造物を史跡と考えるには、どうも納得がいかず、ネットで調べまくり、デザインも建築もごく最近のものだと分かりました。
まぁ…結婚式場側としては明治の雰囲気を売りにしているだけで…トラップとは考えていないでしょうけどね…。
この建物の正体を知っている人なら…アホなことに時間を費やしたと思うでしょう…。
近所の人に訊けば、あっという間に分かることなのにね…。
因みに…隣接する旧春田鉄次郎邸は、創作フランス料理「デュボネ」になっています…。
見学できるそうですが、まだ外観しか見ていないので、今度は中にも入ってみようと考えています…。
おっと…かなり横道に逸れてしまった…。
それでは本題…。
出発は名古屋市役所本庁舎です…。(昭和8年 天皇御大典事業として建設)
NHKドラマ「負けて勝つ」のロケ地のひとつとして使われたこともあるようです。
愛知県庁本庁舎(昭和13年 名古屋市庁舎に隣接して建設)
三の丸庭園
(明治14年(1881)から明治17年(1884)頃陸軍将校クラブ偕行社の南庭として、二の丸庭園南御庭の一部、東南中央の渓谷と渓流の部分を移築造園)
明治以来、誰もその存在を知らず、山林化して廃墟となっていた庭園を偶然発見し、移築したものだそうです。
築城時の貴重な木々なんかも残っているんだとか…。
最後の画像は妖美女さんから…これなぁに?…と質問を受けた際に、石船だと思うけど事前勉強してきてないからはっきりとは言えない…なんて曖昧なこと答えてしまったけど…石船…です。
枯山水の景観の中に橋だの船だのに見立てた石の細工物を置きますが、これはかなり大きくてリアルな作りの石船ですね。
素人のおいらにはどれほどの価値のものかよく分からないけれど、景観を構成している他の庭石も名石なのだそうです。
市政資料館
(大正11年(1922) 名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設 ネオ・バロック様式)
この階段はNHKの「坂の上の雲」で、首相官邸の階段として撮影されたところです。
市政資料館は、ロケに使われることが多々あるようで、館内の随所にロケ地を示すマークが見られました。
階段上の正面にあるステンドグラス↑と天井のステンドグラス↓。
凍ったような模様の窓ガラスから差し込む光は柔らかく…。
窓から眺める中庭の様子…欧州を旅行している気分になります…。
これは正面玄関の車寄せの上に掲げられている装飾で、「神鏡と神剣」、公正な裁判を意味するものです。
さすがに元裁判所…。
裁判中の部屋の様子や陪審裁判の部屋など…。
地下にある留置場・独房・雑居房の窓…。
裁きの場であったことの名残ですね…。
此処はちょっと生々しい…。
建物やステンドグラスの荘厳・壮麗さから…現実世界に引き戻されるような感じを受けます…。
市政資料館では随時イベントが行われているようで、この日は若い絵描きさんの展示会が催されていました。
公のイベントではなくて、個人や団体が展示室や集会室を借りて、イベント開催に利用できる仕組みになっているようです。
半日1,000円くらいで借りられるそうです。
文化のみち探訪 part1…結構長くなっちゃったなぁ…。
おいらの個人的な好奇心から…かなり横道に逸れちゃったしね~。
おや~退屈しちゃいましたか…?
そりゃ…申し訳ない…。
でも…まだまだ続くんですわ~…また次回も…。
探訪の旅に御付き合いくださった支那門天さま、妖美女さん、御疲れさまでした。
有難うございました。
う~ん…どうなっちゃってるんだろうね…この頃の気象状況…?
そのうち…真夏に雪が降ったりして…。
今日は何とか平年並みの暖かさを保っているようですが…なんか…だんだん四季が失われていくようで…嫌ですね…。
さて…去る11月8日秋日和…第五回UMA観光イベントを開催致しました…。
今回は名古屋市の文化のみち探訪…御勧めコースの中で最も短時間で歩けそうな西コースを選択…。
名古屋市役所→愛知県庁→三の丸庭園→市政資料館→カトリック主税町教会→百花百草→旧春田鉄次郎邸→旧豊田佐助邸→二葉館→撞木館
本来は主税町長屋門や堀美術館もコースに含まれるのですが、UMAの面々には其々に時間制限があるため、今回は立ち寄ることができませんでした。
ひとつひとつ丁寧に考察する余裕もなかったし、まだ中まで入っていないところもあるので、次回はもう少し範囲を狭めて、じっくり見て廻ろうと思っています。
途中、こんなトラップも…。
この日本建築と西洋建築を組み合わせたような大邸宅は、ちょっと見た限りでは歴史的建築物にも見えますが、明治風にデザインされた「百花籠」というオープンしたての結婚式場です。
周囲の景観に合わせて造ったのだろうけれど、すぐ隣に旧春田鉄次郎邸があるものだから、事情を知らずに行った者にとっては、本物の明治の建造物と勘違いしそうなほど紛らわしい…。
古い建物を結婚式場に改造したのかと思ってしまうくらい…。
おいらたちも、これに関する前情報なしだったので、画像を撮影した時には、本物だとしたらすごい御屋敷だね~などと暢気に言っていたものです。
しかし…よくよく考えるとおかしい…外壁が綺麗過ぎるし…なんか建築様式に妙な違和感…。
隣の旧春田邸を避けて、旧春田邸の背後にまで城のような建物は鉤状に続いており、周囲の古い邸宅の間にパズルを嵌め込むような形で建設されていて、あきらかに旧春田邸よりは後に建てられたものだと推察されます。
だいたい…明治の建造物なら…資料にないのが変だし…。
帰宅してから、この建造物を史跡と考えるには、どうも納得がいかず、ネットで調べまくり、デザインも建築もごく最近のものだと分かりました。
まぁ…結婚式場側としては明治の雰囲気を売りにしているだけで…トラップとは考えていないでしょうけどね…。
この建物の正体を知っている人なら…アホなことに時間を費やしたと思うでしょう…。
近所の人に訊けば、あっという間に分かることなのにね…。
因みに…隣接する旧春田鉄次郎邸は、創作フランス料理「デュボネ」になっています…。
見学できるそうですが、まだ外観しか見ていないので、今度は中にも入ってみようと考えています…。
おっと…かなり横道に逸れてしまった…。
それでは本題…。
出発は名古屋市役所本庁舎です…。(昭和8年 天皇御大典事業として建設)
NHKドラマ「負けて勝つ」のロケ地のひとつとして使われたこともあるようです。
愛知県庁本庁舎(昭和13年 名古屋市庁舎に隣接して建設)
三の丸庭園
(明治14年(1881)から明治17年(1884)頃陸軍将校クラブ偕行社の南庭として、二の丸庭園南御庭の一部、東南中央の渓谷と渓流の部分を移築造園)
明治以来、誰もその存在を知らず、山林化して廃墟となっていた庭園を偶然発見し、移築したものだそうです。
築城時の貴重な木々なんかも残っているんだとか…。
最後の画像は妖美女さんから…これなぁに?…と質問を受けた際に、石船だと思うけど事前勉強してきてないからはっきりとは言えない…なんて曖昧なこと答えてしまったけど…石船…です。
枯山水の景観の中に橋だの船だのに見立てた石の細工物を置きますが、これはかなり大きくてリアルな作りの石船ですね。
素人のおいらにはどれほどの価値のものかよく分からないけれど、景観を構成している他の庭石も名石なのだそうです。
市政資料館
(大正11年(1922) 名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設 ネオ・バロック様式)
この階段はNHKの「坂の上の雲」で、首相官邸の階段として撮影されたところです。
市政資料館は、ロケに使われることが多々あるようで、館内の随所にロケ地を示すマークが見られました。
階段上の正面にあるステンドグラス↑と天井のステンドグラス↓。
凍ったような模様の窓ガラスから差し込む光は柔らかく…。
窓から眺める中庭の様子…欧州を旅行している気分になります…。
これは正面玄関の車寄せの上に掲げられている装飾で、「神鏡と神剣」、公正な裁判を意味するものです。
さすがに元裁判所…。
裁判中の部屋の様子や陪審裁判の部屋など…。
地下にある留置場・独房・雑居房の窓…。
裁きの場であったことの名残ですね…。
此処はちょっと生々しい…。
建物やステンドグラスの荘厳・壮麗さから…現実世界に引き戻されるような感じを受けます…。
市政資料館では随時イベントが行われているようで、この日は若い絵描きさんの展示会が催されていました。
公のイベントではなくて、個人や団体が展示室や集会室を借りて、イベント開催に利用できる仕組みになっているようです。
半日1,000円くらいで借りられるそうです。
文化のみち探訪 part1…結構長くなっちゃったなぁ…。
おいらの個人的な好奇心から…かなり横道に逸れちゃったしね~。
おや~退屈しちゃいましたか…?
そりゃ…申し訳ない…。
でも…まだまだ続くんですわ~…また次回も…。
探訪の旅に御付き合いくださった支那門天さま、妖美女さん、御疲れさまでした。
有難うございました。