山本昌が３安打ピッチングで１年ぶりの勝利

　９０日ぶりにマウンドに立った山本昌が初回のピンチを切り抜けてからは本来の持ち味を発揮して３安打１失点で６回を投げぬき、打線が６安打で３点あげる効率良さで援護して１年ぶりの勝利をもたらしました。
　泥沼のヤクルトはホームランによる１点のみでズルズル敗れてしまい、阪神とのゲーム差が０．５となってお尻に火がついてしまいました。これだけ弱弱しくなればＣＳでヤクルトが相手でも良さそうです。

１回裏、井端ライト前ヒット、荒木バントで２塁に進め、森野フォアボール、ブランコもフォアボール、満塁。和田ライトフライで１点。１対０。
５回裏、井端レフト前ヒット、荒木ねばってレフト右にヒット、１，３塁。森野センターフライで１点、２塁。ブランコはショートゴロの間に３塁に、和田フォアボール、１，３塁。井上レフト前に落ちたヒットで１点。３対０。
６回表、ワンアウトから、川島慶がレフトへ第１１号ホームラン。３対１。

吉見で勝ってゴメンネ、ヤクルト３連敗だからイイでしょ

　最多勝を狙う吉見が２失点で粘って、打線は残塁の山も築きながらも４点とって辛うじて援護して、吉見は１４勝目をあげました。
　この３連戦で３位に上る可能性のあった阪神には不本意な結果となってしまいましたが、ヤクルトが広島に３連敗したため３チームは１．５ゲーム差にひしめくこととなりました。

１回表、井端１塁フライ、荒木ライト前ヒット、森野もライト前ヒット、１，３塁。ブランコがレフト前ヒットで１点。１対０。
２回裏、金本が左中間やぶるツーベースヒット、新井レフト前ヒット、１，３塁。葛城セカンドゴロ併殺の間に１点。１対１。
４回表、ツーアウトから、谷繁がセンターバックスクリーンに第８号ホームラン。２対１。
５回裏、ワンアウトから、平野フォアボール、鳥谷セカンドゴロ、荒木トンネル、１，３塁。金本ライトフライで１点。２対２。
７回表、英智レフト前ヒット、谷繁バントで２塁に進め、ツーアウトになってから井端センター前ヒットで１点。３対２。
９回表、ワンアウトから、谷繁ライト線ヒット、暴投で２塁に進み、代打・立浪セカンドゴロの間に３塁に。井端フォアボール、１，３塁。荒木レフト前ヒットで１点。４対２。

チェンが阪神打線を手玉にとって完封勝ち

　チェンが阪神打線に付け入る隙を与えず２安打１四球に抑え、３塁踏ませぬ快投ぶりで１０奪三振のおまけ付きで完封しました。
　打線も活発に打ち、１４安打で７点をあげて今夜は快調でした。

４回表、荒木センター前ヒット、ワンアウトからブランコが右中間へ第３６号ホームランで２点。和田レフトへツーベースヒット、井上フォアボール、１，２塁。英智センター前ヒット、満塁。谷繁センターフライで１点。３対０。
７回表、井端センター前ヒット、荒木バントで２塁に進め、森野レフト前ヒット、１，３塁。ブランコがライト前ヒットで１点。４対０。
８回表、小池がレフトへ第７号ホームラン。５対０。
９回表、ワンアウトから荒木センター前に落ちるヒット、森野ライト線ツーベースヒットで１点。ブランコがライトフェンス直撃ツーベースヒットで１点。７対０。

谷繁のポール撃ちホームランで横浜に逆転勝ち

　序盤、森野の２ランなどで３対０とリードしながら、中田が踏ん張れず３対４と逆転されて迎えた７回表、ノーアウト満塁から和田の２塁ゴロ併殺の間に１点あげて４対４の同点に追いつき、８回表に谷繁のレフトポール直撃ホームランで勝ち越しました。９回表に木塚の自暴自棄によって３点追加して岩瀬の出番をなくして最後は気の抜けた勝利となりました。連敗は４で止まりましたが、読売が負け知らずでマジックは１６に減りました。この９月初勝利でドラゴンズは方向感を取り戻すことが出来るのでしょうか。

１回表、森野がライト場外へ第２２号ホームランで２点。２対０。
２回表、荒木センター前ヒットで１点。３対０。
３回裏、森笠センターオーバーのツーベースヒットで２点。ジョンソンがライトへ第２１号ホームランで２点。３対４。
７回表、和田セカンドゴロ併殺の間に１点。４対４。
８回表、谷繁がレフトポール直撃の第７号ホームラン。５対４。
９回表、ブランコがセンター前ヒットで１点。和田もセンター前ヒットで１点。谷繁フォアボール押し出しで１点。８対４。

山崎武司３３号、門田の４１歳最多に並ぶ

　山崎武司が今日の日ハム戦で第３３号ホームランを放ち、元オリックスの門田が持つ満４１歳シーズンの本塁打記録に並びました。１回裏、ツーアウト２塁の場面で左中間へ先制の第３３号ホームランを叩き込み偉大な記録に並びました。
　２００７年シーズン、４３本塁打、１０８打点で本塁打王と打点王の２冠に輝き、２００８年シーズンでは通算３００本ホームランを達成しています。ドラゴンズ時代の９６年シーズンで３９本塁打で本塁打王になっています。この年は松井秀喜と最後までタイトルを争い１本差でタイトル獲得となりました。初めて規定打席に到達して．３２２という生涯最高打率も残しています。
　９９年９月２６日、ナゴヤドーム最終戦。優勝を目指す中日ドラゴンズは阪神タイガースに対して２－１とリードして９回表、抑えのソン・ドンヨルが登板して誰もが勝利を確信していたのですが、マーク・ジョンソンに３ランを打たれ２－４とまさかの逆転を許し、絶望感が漂う９回裏を迎えました。
　しかし、ゴメス、立浪がヒットを放ち、１アウト１，２塁。ここで、山崎武司が福原のストレートをレフトスタンドに叩き込んだのです。劇的な逆転サヨナラ３ランに、打った瞬間にホームランを確信した山崎は、打席で高々と両手を挙げ「Ｘ」ポーズでその喜びを爆発させました。

チェンが苦労実って初の月間ＭＶＰ

　チェンが８月月間ＭＶＰに選出されました。チェンの８月の成績は、１完封を含む３勝、防御率０・８２という素晴らしい内容でした。２５日の読売戦も９回を投げ同点で降板していますが、打線の援護があれば勝てたでしょう。
　２年前には故障から育成選手扱いとなる苦境からはい上がってきた苦労がようやく実ったと言えるでしょう。心から祝福したいと思います。

谷繁がＷメモリアル達成

　捕手として数々の記録を達成してきた谷繁元信が今夜の試合で２つの記録に到達しました。
　３回裏、ワンアウトからレフトへ先制の第６号ホームラン。プロ野球史上９４人目の２００号ホームランを達成しました。
　７回裏、１塁に藤井を置いて、バントで２塁に進め、プロ野球史上２９人目の２００犠打を達成しました。この後、立浪と井端が凡退してメモリアルが同点を呼び込むことは出来ませんでした。
　どちらも第１歩は１９８９年に記されています。長い年月を第１線で活躍してきた証しです。ご苦労様です。