80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

サッカーWC、日本の今後は?

2010年06月20日 | スポーツ情報
ウーン、オランダはやっぱり強豪ですナ。
相手は優勝候補の一角なのだから、世界ランクで45位の日本とは、
かなり能力、技術とも上の感じですナ。


よく善戦したと言えますが、負けは負けで、仕方ないです。
然し未だ絶望ではありませんね。

最後のデンマーク戦に勝てば何とかなりそう。
オランダ戦は次の最後の決戦の為の下準備だったと思えば良い訳です。

その際もう一度しっかり応援しましょう。

やはり自分に取っては昨夜の試合も心臓に悪いと言う事で、
後半の中頃に、初めてソットと覗いたのですが、
負けていると知って、其の侭スイッチを消して寝床に入りました。



「マネとモダン・パリ」展を観ました

2010年06月19日 | シニア日記
場所は東京丸の内の三菱村に再生した三菱一号館美術館です。

三菱の元祖岩崎家が特に英国の建築家に頼んで、
明治20年代に、初めて洋風事務所建築である三菱一号館を建てたのですが、
この程、それを美術館として再構築しました。今回は其の記念展なのです。


昔風の重厚な木の扉、各部屋に設備された古めかしい暖炉、
床は新しく磨かれた木製で、壁も塗り替えられて新旧入り混じった建物となっていました。

只、美術館的で無いのが部屋の広さで、大きな展示用の部屋はありません。
小部屋をグルグルと引き廻されますし、床の木が参観者の靴音を響かせます。
床はフェルトか何かを敷いて欲しいですね。


さて、エドゥアール・マネ(Edouard Manet)ですが、
今回は数多くの絵が纏められて陳列されていました。

彼は近代絵画の創始者とも言われ、
後に続く印象派やその他の画家に決定的な影響を与えたそうです。。

何が特徴かと言われるとよく判らないのですが、彼が多く描いた肖像画について言えば、
「黒」の色調が鮮やかに生かされていると思いました。

彼の代表作「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」を観るとよく判ります。

(上掲写真の一番左ーー右側がハレーションです。済みません)

又、同時代の画家の油彩、建築素描、町の風景なども多く、
当時のパリの都市化の様子もよく判ります。

WeekDayでしたが、結構観客も多く、これが土日休日なら、
この狭い展示場でどう処理するのかなと、疑念を持った位です。




戦国時代等の出来事の伝えられた虚構性

2010年06月18日 | 本の情報
戦国時代(とは限りませんが)等の歴史の出来事は、
かなり事実とは違って伝えられているものが多いようです。

例えば信長の桶狭間合戦では、夜間の奇襲で勝利を拾ったとか、
長篠の武田騎馬軍との合戦では、
三段構えの鉄砲陣による新戦術で壊滅させたとか、聞きますが
どうやらどちらも、事実はそうではないらしいのです。


(藤本正行著「長篠の戦い」(洋泉社新書)より・・・チョット受け売りです。
 どうも済みません。)

先般テレビドラマになった直江兼続の兜の「愛」の前立てにしても、
私共が概念として捉えている「愛情」的なものの表現ではなく、
軍神である「愛染明王」(あいぜんみょうおう)の頭文字の愛を掲げたとの説が本物らしい。

歴史上の人物の虚像、或いは出来事の虚構は、
一部の作家やテレビドラマなどで
図式的に誰でも理解出来る様に面白可笑しく脚色されて出来てくるのですね。

(最初からフィクションなのだと割り切っていれば良いのですが・・・・。)

まあ、間違っている虚像などを本物だと信じていても、
別に歴史の試験を受けるでも無し、どうと言う事は無い訳ですが・・・・、

やはり歴史の事実はこうであったと認識した上で、
更に俗説をも受け入れる事もやぶさかではないと思います。

成程、こういう点から巧く誘導し、作り上げるものだなあと理解するのも、
また、別の楽しみとして良いではないでしょうか??





映画「RAILWAYS」鑑賞

2010年06月17日 | 映画の情報
中井貴一(きいち)主演の、
「49才にもなってから電車の運転手になった男の物語」と題する映画を観て来ました。

今迄は家庭を顧みず一途に会社業務に精を出し
もう役員昇格寸前になっていた会社での栄誉を擲って、
田舎の母の病気看護に加わり、
自分が生来の夢で憧れていた故郷の電車の運転手なりたいと応募するのです。


幸いにして合格し、自分の子供の様な年齢の若者たちと一緒になって、
汗と土に塗(まみ)れて技術習得に励むのです。

彼の家族もそれぞれ色々な個人的悩みを抱えながら、
それでも助け合って各自が自分の夢を実現しようとする健気さ。

本当に自分の生き甲斐を全うしたい努力の様は
若年者であろうが、年寄りであろうが、
其々の観客の心に響くものがあったと思います。

鉄道につきものの色々なトラブルに巻き込まれて退職迄考えるのですが、
彼の日頃の優しい行いに感動している地域住民のバックアップによって、
困難を乗り越えて行く・・・・、心の琴線に触れる清々しい映画でした。


中井貴一さんはこんな役にはピタリの嵌り役ですね。

三浦友和の息子、貴大(たかひろ)さんが映画界にデビューするのですが、
まずまずの出来栄えだったと思います。

まあ、アメリカのアクション映画と違って、観終わった後が爽やかでしたナ。

サッカーのテレビ中継は心臓に悪い

2010年06月16日 | スポーツ情報
14日のカメルーン戦、視聴率が凄かったですナ。

途中から「果して戦況如何」と恐る恐るチャンネルを合わせてみたら、
日本が先取点を入れた事でもあり、其の侭中継を見続けたに違いありません。

何と視聴率は最高四十数%に達したとの事ですから・・・。

私はもう最初から中継を観るのはギブアップなのです。
第一に夜11時と言うのは、もう何時もなら夢の中で、
とてもそれ迄は眠くて起きては居られません。

それよりも問題点はサッカーの生中継を観る事自体が極めて心臓に悪いのです。
他のゲームなら何を観ても、それ程心臓に影響するとは思わないのですが・・・。


サッカーの贔屓チームをテレビで応援する時は、
ハラハラドキドキの連続で心臓がパンクしそうになります。
元来心臓弁膜症と不整脈を持病として抱えている我身にとってドキドキは絶対禁物なのです。


どうしてかと考えてみるのにサッカー程1点の取合いの重要なゲームは外にありません。
他のゲームならチャンスとピンチが前もってそこそこ予想出来るし、
心の準備が出来ているからでしょう。サッカーの決定シーンは殆んど瞬間的ですからね。

これが不思議な事に競技場で観ているとそうでもない。 
多分周りの観客の動きで緩和されるのでしょうナ。

従って若し生中継を観なくても、後からなら負けた試合はもう観たくもないし、
勝った試合は肝心な得点シーンを何度でも観られるからです。

否、生で観てハラハラ、ドキドキするからこそ、面白いのだと言う意見が多いでしょうが、

心臓の物理的に弱い自分の体としてはとても持ちませんので、敬遠している次第です。




入梅に孔雀サボテン咲く

2010年06月15日 | 花の情報
何と入梅宣言の日に当家狭庭の鉢植えの孔雀サボテンが花を咲かせました。

今年は僅か1輪だけですが、やはり大きくて色鮮やかで豪華な花ですね。
花が雨に打たれると直ぐ傷みますので軒下に避難。

大体サボテンと言うと、多くは砂漠に生えるのですが、
この種類は森林系サボテンで直射日光を嫌がり半日蔭が良いようです。

然し水をやり過ぎると枯れるそうなので、結構育成に手間が掛かるようです。
 (私は鑑賞専門ですから、よく判りません)

花が甘いのか美味しいのか、虫が来て花弁を齧っています。


前立腺肥大症の治療

2010年06月14日 | 健康管理
前立腺肥大と癌は全く別の疾病で関係ありません。
(又、下の話で恐縮ですが、女性の方、関心の無い方は読み飛ばして下さい)

肥大症の方はどちらかと言えば、老化現象で男性なら誰にでも起こるのです。
60才台で60%、80才台なら80%の人が知らず知らずの内に罹っていると言えましょう。


排尿の間隔が近くなったナとか、勢いが衰えているとかの現象が出ましたら、
肥大症になっているかどうか調べて貰うのが一番良いと思います。

QOL(Quality of Life=生活の質)から判断しますと、癌よりも肥大症の方が厄介です。

私の前立腺癌の場合、全く何の自覚症状もないので、
平常と同じ生活をエンジョイしています。
少し疲れを早く感じるかナと思う時もありますが、薬の影響かも知れません。

処が、肥大症が進行して来ますと、尿道が圧迫されて、通りが悪くなり、
頻尿、残尿感が酷くなって、夜中に頻繁にトイレに行く始末で、
睡眠の質が急激に低下し、生活全般に大きな影響が出て来ます。


前立腺生検でカテーテルを尿道に挿入した儘、1晩過ごした後、
カテーテルを抜き取ったのですが、
其の後、全く尿が出ず、一晩苦しい思いをして、翌朝病院へタクシーで駈込みました。

結局常時カテーテルを尿道に差し込んだ儘での生活を続ける事になりました。

処がこれですと、殆んど自然の尿意が起こらず、自分の都合の良い時に、
排尿すれば済む(トイレで先の栓を抜くだけ)ので非常に楽になりました。

2時間を超える長い映画でも、観劇でも、何の心配もなくなって気楽です。
今月も又続けてカテーテルを付けた儘にして貰いました。1カ月に1度交換するのです。
(最近カテーテルの性能が向上して、2カ月そのままでも大丈夫との事ですが・・)

肥大を抑えて尿の通りが良くなる薬(排尿障害改善剤)の
フリバス50mg錠を1錠、1日1回、就寝前に飲んでの治療です。


まあ徐々に改善されるものと期待しています。 
来月上旬にはカテーテルを外して自然排尿のテストをする予定です。


いよいよ入梅ですかナ

2010年06月13日 | シニア日記
南の洋上にあった梅雨前線が次第に北に登って来て、
九州地方では昨日12日に「梅雨入り」の宣言がなされましたが、

此処関東地方でも、天気が下り坂で、
今日にも「梅雨入り」宣言が出るかもと言われています。


加齢と共に次第に季節の移り変わりに敏感になって来ていますが、
やはりそれだけ体力が衰えて、
気候の変化に直ぐ対応して行かねばの気持ちがあるからでしょう。

この時期に身体に一番適応する気温は、25度前後で、湿度50%程度、
この位の室温なら、暖冷房必要なしで気分良く過ごす事が出来ますね。


雨が降っていなければ、出来るだけ外に出て、
ウォーキング等運動しなければと思っているのですが・・・。

今日は食材買物の役を引き受けて、駅前のスーパー迄出掛けて、
少しでも運動の足しにしようと思っています。


冲方丁(うぶかたとう)著「天地明察」を読んで

2010年06月12日 | 本の情報
最近本屋に行きますと、ベストセラーの順位表が出ていますが、
多くの本屋で単行本のトップに飾られています。

本のカバーを見ますと、吉川英治文学新人賞、更に2010年本屋大賞第1位です。
それに触発されたのかも知れませんが、早速読んで見ました。

この著者はかなり変り種の作家で、
1977年生れ、少年期は海外(シンガポールとネパール)に住み、

既に日本SF大賞を獲得(2003年)、一方コンピューターゲーム制作者でもあります。
今回、初めて執筆の歴史時代小説で絶賛を博しました。
 冲=氷が割れる意、丁=火がはぜる意、方=職業の意だそうです。


ストーリーは江戸時代初期、将軍家綱の時代に頭角を現した、
日本の天文歴の元祖であり、又囲碁も本因坊道悦、道策と将軍御前対局を行い、
更に、算術(現在の幾何学?)では日本の草分け、関孝和とも親交を交わした
渋川春海(安井又は保井算哲とも言う)の天文歴開発の凄い物語なのです。


ずっしりと重厚な小説でかなり読み応えがありましたが、
中盤以後はグイグイと引き込まれました。

幕閣大老やら、保科会津藩主やら、その他彼を取り巻く多くの人達の
叱咤激励を受け、何度ももう駄目かと思われる挫折に遭いながら、
主人公が不死鳥の如く努力を続ける精神力に圧倒されました。

江戸時代で、合戦もなく、刀を振り回す様な殺伐としたシーンもなく、
只、天文歴の開発一途に精魂を注いだ人柄を巧みに捉えた内容は素晴らしいです。

本当にこんな特異なテーマで、奥深い知識の必要な内容を、
読者を飽きさせずに読ませ切ると言う能力に、この作家の凄さを感じます。


前立腺癌の治療

2010年06月11日 | 健康管理
先に3月末に1泊2日の前立腺の検査(生検入院)を受けたのですが、
4月6日に検査の結果が判り、やはり前立腺癌であるとの通知を受けました。

前立腺癌のマーカーになるPSA値が11.7もあったのです。
平常なら4.0以下になるべき処ですから、はっきり癌の兆候が出ていたのでしょう。


まあ齢も齢だし、前立腺癌自体の進行は大体遅いので、
直ぐの手術は見送って、ホルモン治療を行う事となりました。


毎日朝食後に、カソデックス80mgを1錠服用し、
月1回通院してホルモン注射、リュープリンsr11・25を1本、腕に打って貰います。

前立腺癌の発症、進展は男性ホルモンに依存している事から、
抗ホルモン剤を注射して、病状の進行を止めるのです。

このリュープリンは武田薬品が開発した比較的新しい良く効く注射薬で、
今迄1月に1回であったものが、
(病状にも依りますが)3カ月に1回の頻度でよくなったのです。

これで5月に1回(12日)、この日は注射をしましたが、
今回6月(9日)の通院では注射は行われず、次回7月に行います。

それと言うのも、5月でのPSA値の検査結果が劇的に改善して、
なんと1.0台なっていたとの事です。(最初の検査から10分の1に減りました)

自分も自信が付いて、お酒は飲むし、食事も従来と全く変わりません。


只検査、検査で、時々食事を抜いていましたので、体重が1割減り、
54kgとなりましたので、積極的に栄養のあるものをしっかりと食べています。
(反メタボ対策です??)

お蔭で体重は55.6kg迄回復して来ました。 後、観劇したり、映画を観たり、
読書したりともう好き気儘に、生活を楽しんで居ます。


病気を持っているものが、そんなこと言っていいのかナ~。