80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

前立腺肥大症の治療

2010年06月14日 | 健康管理
前立腺肥大と癌は全く別の疾病で関係ありません。
(又、下の話で恐縮ですが、女性の方、関心の無い方は読み飛ばして下さい)

肥大症の方はどちらかと言えば、老化現象で男性なら誰にでも起こるのです。
60才台で60%、80才台なら80%の人が知らず知らずの内に罹っていると言えましょう。


排尿の間隔が近くなったナとか、勢いが衰えているとかの現象が出ましたら、
肥大症になっているかどうか調べて貰うのが一番良いと思います。

QOL(Quality of Life=生活の質)から判断しますと、癌よりも肥大症の方が厄介です。

私の前立腺癌の場合、全く何の自覚症状もないので、
平常と同じ生活をエンジョイしています。
少し疲れを早く感じるかナと思う時もありますが、薬の影響かも知れません。

処が、肥大症が進行して来ますと、尿道が圧迫されて、通りが悪くなり、
頻尿、残尿感が酷くなって、夜中に頻繁にトイレに行く始末で、
睡眠の質が急激に低下し、生活全般に大きな影響が出て来ます。


前立腺生検でカテーテルを尿道に挿入した儘、1晩過ごした後、
カテーテルを抜き取ったのですが、
其の後、全く尿が出ず、一晩苦しい思いをして、翌朝病院へタクシーで駈込みました。

結局常時カテーテルを尿道に差し込んだ儘での生活を続ける事になりました。

処がこれですと、殆んど自然の尿意が起こらず、自分の都合の良い時に、
排尿すれば済む(トイレで先の栓を抜くだけ)ので非常に楽になりました。

2時間を超える長い映画でも、観劇でも、何の心配もなくなって気楽です。
今月も又続けてカテーテルを付けた儘にして貰いました。1カ月に1度交換するのです。
(最近カテーテルの性能が向上して、2カ月そのままでも大丈夫との事ですが・・)

肥大を抑えて尿の通りが良くなる薬(排尿障害改善剤)の
フリバス50mg錠を1錠、1日1回、就寝前に飲んでの治療です。


まあ徐々に改善されるものと期待しています。 
来月上旬にはカテーテルを外して自然排尿のテストをする予定です。