80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

戦国時代等の出来事の伝えられた虚構性

2010年06月18日 | 本の情報
戦国時代(とは限りませんが)等の歴史の出来事は、
かなり事実とは違って伝えられているものが多いようです。

例えば信長の桶狭間合戦では、夜間の奇襲で勝利を拾ったとか、
長篠の武田騎馬軍との合戦では、
三段構えの鉄砲陣による新戦術で壊滅させたとか、聞きますが
どうやらどちらも、事実はそうではないらしいのです。


(藤本正行著「長篠の戦い」(洋泉社新書)より・・・チョット受け売りです。
 どうも済みません。)

先般テレビドラマになった直江兼続の兜の「愛」の前立てにしても、
私共が概念として捉えている「愛情」的なものの表現ではなく、
軍神である「愛染明王」(あいぜんみょうおう)の頭文字の愛を掲げたとの説が本物らしい。

歴史上の人物の虚像、或いは出来事の虚構は、
一部の作家やテレビドラマなどで
図式的に誰でも理解出来る様に面白可笑しく脚色されて出来てくるのですね。

(最初からフィクションなのだと割り切っていれば良いのですが・・・・。)

まあ、間違っている虚像などを本物だと信じていても、
別に歴史の試験を受けるでも無し、どうと言う事は無い訳ですが・・・・、

やはり歴史の事実はこうであったと認識した上で、
更に俗説をも受け入れる事もやぶさかではないと思います。

成程、こういう点から巧く誘導し、作り上げるものだなあと理解するのも、
また、別の楽しみとして良いではないでしょうか??





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