80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

旅の非日常

2010年06月07日 | シニア日記
1泊2日で関西へ行って来ました。

主目的は旧制中等校(当時兵庫県商と呼ばれていた)の同窓会への出席です。
私は関西出身ですから、学校は全て関西で、同窓会も大阪、神戸で実施されます。

僅かに1泊2日と言えども、はやり非日常ですから、心ワクワクします。
特にハプニング等そう起こりそうもないのですが・・・・。

車窓から新緑の山々、田植えの済んだ水田の連なる景色を観ていますと、
心が癒されます。

我らの同窓生は82~84才。丁度終戦の年の3月に兵庫垂水の
小学校の校庭で卒業式がありました。

5年制なのに4年で卒業です。戦争末期で酷い時期でした。
卒業証書などありません。母校は海軍に接収されていましたし・・・。


幹事の方のご努力により、同窓生の動静がほぼ判っています。
卒業者198名。 物故者又は住所不明(生死不明)者が136名。

生存率は31% ・・・・ 戦没の人も多いですが、
もう平均寿命を過ぎていますからやむを得ないですね。


その中でも一応健康と見做されるのは僅か34名。(返信のなかった人も含む)
後は身体の何処かに疾病、障害があって、入院やら治療中が25名。
車椅子の人も多い。

当日出席者が14名です。年々減って行きます。
出席者でも杖を付いてやっと歩ける人やら、私の様に前立腺癌を抱えた者も居ります。

歓談2時間半、それぞれ近況やら、昔のエピソード、等、
敬称なしでお互いに名前を呼び合って楽しい会合でしたね。

パーティに出席参加出来るだけでも恵まれているのだと痛感しました。 
来年も元気で、旅行が出来て同窓生と会いたいものです。


(写真は1泊した大阪堺のホテルから眺めた堺港の景色です。)